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「リトルビッグプラネット3」の新要素をSCEWWSが解説

新プレーヤーキャラが3体登場。「MGS V:GZ」とのコラボも発表

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 12月4日に発売予定のプレイステーション 4 / 3用アクション「リトルビッグプラネット3」について、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアがプレス向けの説明会を開催した。担当したのは、Sony Computer Entertainment Worldwide Studios JAPANスタジオで本作のアソシエイトプロデューサーを務める岩瀬尚子氏。

 本作はシリーズ3作目にして、初めてPS4に対応するタイトルとなる。PS3版の発売も予定されているので、プラットフォームによるゲームの違い、また過去のシリーズとの関係や違いなどについても紹介された。

【スクリーンショット】
初のPS4進出となり、新要素も多数収録された

独自の能力を持った3キャラクターが新登場

主人公の他に新たなプレーヤーキャラクターが登場

 本作の主人公は過去のシリーズと同様、布でできた人形の「リビッツ」。自称天才発明家のニュートンが起こした大事件によって、想像力を吸い尽くすと言われる怪物タイタンが解き放たれ、惑星中が混乱に陥ってしまう。リビッツは古代のヒーローを復活させ、作成の平和を守る冒険へと旅立つ。

 新キャラクターはメインビジュアルにも描かれている3体。まず犬のようなキャラクターの「ピョコン」は、動きが早くジャンプ力が高いほか、壁から壁にジャンプできたり、スライディングして壁を降りたりできる。謎解きよりもアクションに特化したキャラクターとなっている。

 白い塊のようなキャラクター「ドロン」は、L1ボタンで体の大きさが大小に変化する。大きい時は力が強く、重いものを運んだり、自重でスイッチを押し下げたり、水に沈んだりする。小さいと素早く、遠くまでジャンプしたり、狭いところに入れるようにもなる。また水に浮くようになり、水面を歩くこともできる。適宜体のサイズを変えることでギミックを解いていくタイプのキャラクターとなる。

 鳥のキャラクター「パタチュン」は、見た目のとおり空を飛べる。また足で物や他のキャラクターを掴んで遠くに運ぶこともできる。

 主人公の「リビッツ」は、いろいろなアイテムを取り出せる「リビッツポッケ」が使える。アイテムの中には、空気を出したり吸い込んだりすることでギミックを突破できるドライヤー型の銃や、プレーヤーの冒険を記録して途中でポッドに戻れる「マトメロン」などがある。

 ステージごとにキャラの魅力を引き出せるようにデザインされているので、複数のキャラクターを入れ替えて遊べるのは一部のステージに限られる。基本的には特定のキャラクターでプレイできるステージで、ストーリーを進めると自然にキャラクターが選ばれる流れになっている。ただ複数のキャラクターを入れ替えられるステージでは、選んだキャラクターごとに違う進行方法を探れるなど、凝ったものも用意されている。

 クリエイト部分では、レイヤー間をもっとダイナミックに移動できる「レイヤーパッド」など、新しいツールが約70種類追加されている。中には「リトルビッグプラネット PlayStation Vita」で使えたものも一部追加されている。またクリエイトが苦手な人のために雛形が用意され、装飾して自分なりのアレンジを加えるといったこともできるようになっている。

 シェア部分については、過去のシリーズでシェアされた850万以上のステージが本作でもプレイ可能。また本作で作ったステージは、PS4版とPS3版で相互にやり取りしてプレイできる。さらに本作では、自分のステージのトレーラームービーを撮影し、それを見てもらうことでアピールできる機能も追加される。

 コスチュームも様々なものがある。コスチュームは各キャラクターに特化したものなので着回しはできないが、それぞれ多彩なコスチュームが用意されている。

 PS4版とPS3版の違いについては、PS4版ではシェアボタンでシームレスにシェアできることと、PS4の方がフルHDで解像度が高いこと、タッチパッドを使ってクリエイトができる(通常のゲームプレイには使用しない)といった辺り。その他のゲーム内容については同じものになっている。

「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」とのコラボも実施

「リビッツ」がコスチュームでスネークに変身

 さらに本作ではコラボ企画として、「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」のキャラクターをモチーフにしたコスチュームが登場する。公開されたのは、「リビッツ」のスネークコスチュームと、「ピョコン」の装甲車コスチュームで、特徴をとらえつつもうまくデフォルメされたデザインになっている。配信時期や価格など詳細は未定だが、コスチュームはこれ以外にも用意されている。

 会場に同席していた小島プロダクション プロダクション統括グループ 統括プロデューサーの今泉健一郎氏によると、「コラボコスチュームはとても出来がよく、普段なかなかOKを出さない小島監督やアートディレクターの新川も1発OKを出した。以前コラボさせていただいた時も出来がよかったので、今年のE3の時にお会いして、またやらせて欲しいとこちらから提案した。それからとんとん拍子に話が進んだ」とのことで、小島プロダクションとしても太鼓判を押す出来のようだ。

【コラボ画像】
コラボコスチュームはこれ以外にも登場予定。コスチュームで全く違うキャラクターになれるのも本作の面白いところだ

(石田賀津男)