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ロジクール、新ゲーミングキーボード「G910」を発表

“日本でのe-sports元年”として、アンバサダーや、新たなスポンサーシップを締結

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 ロジクールは東京ゲームショウにて、「ロジクール e-sports戦略説明会・新製品発表会」を開催し、新ゲーミングキーボード「G910」を発表した。

「G910」の特徴を説明するロジクール クラスターカテゴリーマネージャー 古沢明仁氏
「G910」はロジクールのゲーミングキーボードの最上位機種となる
3つの大きな特徴。熱心なゲーマーへ耐久性も強くアピール

 「G910」はこれまでのロジクールのゲーミングキーボードの最上位機種で、今秋発売予定。価格は20,185円(税別)。イベントでは本製品の特徴が詳しく紹介された。「G910」は独自の“ROMER-G メカニカルキー”を搭載。キーストロークは1.5mmで、しっかりとしたキーのしっかりとした入力感をもたらす。

 この独自のキーボード機構はオムロンスイッチアンドデバイスとの共同開発で、従来のキーボードに比べ25%早い入力が可能となる。それでいながら、触っただけで入力してしまうようなこともなく、指が引っかからず、それでいて自分の指がどのキーに触れているかわかりやすい「ファセットキーキャップ」により、正確で素早い操作を可能としている。打鍵検査も7,000万回という従来のキーボードの耐久試験の1.4倍行ない、高い耐久性も併せ持っている。

 また、専用ソフトを使うことでキーボードのLEDを変えることができる。1,680万色に変えることができ、グラデーションから、押したキーだけ色を変えたり、特定のキーの色を変えることもでき、将来的にはゲームで陣営に合わせた発色にしたり、ゲーム内のギミックに合わせた使い方も可能だという。

 もう1つの「ARXコントロール」も専用のソフトを活用する機能で、iOSやAndroidデバイスをゲーム内のサブウィンドウとして使用できる機能。通常はメニューを呼び出すなどしなくては見られないステータス画面などを常に表示させることができ、ゲームがよりプレイしやすくなる。ロジクールではこういった機能をゲーム内に組み込めるSDKをゲームメーカーに配布している。キーボードの色などの設定もPCを使わずスマホやタブレットでできるようにもしていくとのことだ。

 このほかにも従来のロジクールのゲーミングキーボードの特性を受け次ぎ、プログラム可能な「Gキー」、マクロなどの割り振りも可能。「G910」は、ゲーマーの意思を素早く正確に反映させる優れた操作性、デザインのクールさ、色の設定や機能のカスタマイズ性、などなど多彩な魅力を持つゲーミングキーボードだ。

発表会では3つの特徴を丁寧に説明し、有名FPSプレーヤーであり、ゲーム実況者のStan Smith氏がゲーマーの視点から実際の感触を語った

ロジクール代表取締役社長の竹田芳浩氏

 発表会でのもう1つの目玉が、「e-sports戦略」である。こちらは、ロジクール代表取締役社長の竹田芳浩氏による説明が行なわれた。竹田氏は海外で積極的にロジクールが行なうe-sportsへの取り組みを紹介し、2014年を「日本でのe-sports元年」と位置づけ、積極的な取り組みを行なうことを発表した。

 ロジクールは「League of Legend」などを協賛してイベントを積極的に開催し、ゲームコミュニティへの働きかけとして有名FPSプレーヤーであり、ゲーム実況者のStan Smith氏を「ロジクール Gアンバサダー(親善大使)」に指名した。さらにロジクールのチームスポンサーシップとして、FPSを中心に活動する「DetonatioN BYCM」のスポンサーとなることが明らかになり、調印式が行なわれた。

 ロジクールブースでは一般日に「League of Legend」の対戦大会が行なわれる。世界的に盛り上がりを見せるe-sportsの流れの中で、日本でもゲーミングデバイスのアピールの手段として様々な施策を行なっていく予定だという。

日本、そして海外でロジクールはゲーマーのコミュニティへ積極的に働きかけている
「ロジクール Gアンバサダー」にStan Smith氏を任命
スポンサーとなることを明らかにした「DetonatioN BYCM」。写真は代表者のDustelBox氏

(勝田哲也)