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【スマホアプリ今日の1本】集中し過ぎに注意! iOS「Sid Meier's Civilization Revolution 2」

タッチ操作もグラフィックスも良好。電力残量とセーブはこまめにチェックするべし

7月2日 配信

価格:1,500円

自国を発展させながら、4つの勝利条件を目指していく
最初に決めるリーダーにはそれぞれ特徴があり、特定の部分が有利になる

 人類の文明発展をテーマにしたターンベースストラテジーゲーム「Sid Meier's Civilization」シリーズの最新作「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」の発売が秋に迫る中、シリーズ初のモバイル専用版iOS「Sid Meier's Civilization Revolution 2」の配信がはじまり、シリーズは再び盛り上がりを見せている。

 「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」では地球を飛び出し、太陽系外惑星を舞台としたSF色の強い未来的な展開を見せているのに対し、「Sid Meier's Civilization Revolution 2」は昔ながらの「Sid Meier's Civilization」を3Dグラフィックスによる表現やタッチ操作に最適化したものとなった。

 「Sid Meier's Civilization Revolution 2」では、プレーヤーは「クレオパトラ」や「リンカーン」といったリーダーと国を選び、マップに都市を建設したり兵士で他国を侵略したりして支配圏を広げ、国を成長させていく。同じマップにCPUがプレイする国が4カ国出現するので、彼らと和平交渉を結んだり取引をしたりしながら、最終的な目標を達成すれば勝利となる。

 本作にはテクノロジー研究、都市の開発、武力の生産といった行動が可能で、テクノロジーを研究することで生産できる武力や経済が向上し、都市を開発すれば研究効率を上げたり文化遺産の建設もしやすくなる。また武力を鍛えれば、他国の都市を奪って自国のものにもできる。

 武力生産に集中してもどんどん時代に取り残されていくし、研究だけでは他国からの侵略が不安の種だ。片方を育てようとすればもう片方が疎かになるジレンマの中で、行動を選択していくのがゲームの主な内容となっている。その間にも敵国はしょっちゅう戦争や戦争を脅しにした取引を仕掛けてくるし、敵の土地やユニットが邪魔で自国の生産効率が悪いといった状況も多々ある。

 そんな隣国と上手く付き合いながら、テクノロジー研究を突き詰める「テクノロジーによる勝利」、他国の首都をすべて占領する「制覇による勝利」、金銭をとにかく稼ぐ「経済による勝利」、偉人の出現と文化遺産の建設を極める「文化による勝利」と4つの勝利を目指していく。

 タッチ操作は快適で、ユニットやマップの選択をぱっぱと進められるのはモバイル版ならでは。誇張気味に3Dモデル化した偉人たちの造形やアニメーションなどもコミカルで、マップ全体はそこまで広くなくカジュアルに楽しめる印象だ。ただ1回のプレイは10分や20分で終わる代物ではないので、集中集中し過ぎには注意したい。電力の残量に気をつけながら、こまめにセーブをしつつプレイするのがオススメだ。

 また上記の説明はフリーモードとなる「ランダムマップ」を中心としているが、様々な状況下でシナリオ通りに進める「シナリオモード」もある。価格は1,500円と高めの設定となっているが、課金も広告も通信も気にせずじっくりプレイできるという点では決して損ではない。モバイル版と言えどプレイスタイルには様々なパターンが考えられるので、繰り返し色々なことを試してみたくなるタイトルだ。

【スクリーンショット】
文化を発展させると様々なことが起こる。「○○をくれないと戦争するぞ!」と脅しておいて、それを跳ね除けると「不本意だが戦争はやめてやる」と謎の許しを得ることもしょっちゅう
iTunesで購入

(安田俊亮)