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「次世代ワールドホビーフェア '14 Summer」
任天堂、3DS「大乱闘スマッシュブラザーズ」を国内初プレイアブル出展
(2014/6/28 23:00)
キッズやファミリーをメインターゲットとしたホビーイベント「次世代ワールドホビーフェア '14 Summer」が6月28日と29日に幕張メッセ 国際展示場ホール9~11ホールで開催されている。開場時間は9時~16時まで。本稿はビデオゲームにフォーカスした内容でお届けする。
今大会で40回目の開催となる「次世代ワールドホビーフェア」。本イベントは、小学館の媒体を中心に、ゲーム、ホビー、アニメ、コミックスなど幅広い児童向けコンテンツを取り扱う。これまでは男児向けと女児向けタイトルが混在していたが、今年は7月27日に大阪(神戸)、8月9日~10日に小学館が「ちゃおサマーフェスティバル2014」を開催するためか、出展コンテンツの大半が男児向けとなっていた。
「まぁ大変、うちには男の子も女の子もいるんだけど!」など、出費という点で親御さんは悩みのタネが増えそうではあるが、ビジネス効率を考えると理にかなった施策で、今後も平行開催されるようであれば色分けがより鮮明になっていくかもしれない。
なお、イベントの隆盛に比例して「試遊整理券の瞬殺っぷり」も年々激化。今年は早いブースで開場から1時間以内、遅いブースでも午前中にはほぼ整理券が配布終了。モノには限りがあるため仕方ないのだが、その一方で某ブース担当氏いわく「整理券がもらえなかった人にも楽しんでいただけるよう、ステージイベントに力を入れています」とのこと。
実際、出展社の大半はブースにイベント用ステージを併設。ゲーム大会、トークショウ、ミニライヴなど内容は各社各様だが、その想いは共通といった印象。児童向けホビーイベントとして、41回目以降もさらなる発展と充実が期待される。
任天堂
出展タイトルは3DS「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS」、WiiU「マリオカート8」、3DS「カセキホリダー ムゲンギア」。発売直後のWii U「マリオカート8」も相当な盛り上がりを見せていたが、ナンバーワンはなんといっても「大乱闘スマッシュブラザーズ」。国内では初プレイアブル出展ということもあって、試遊整理券はまたたくまに品切れとなっていた。
体験プレイは2ゲーム(1ゲーム約2分ほど)で、参加者4人で対戦。選べるキャラクターは20人。デフォルトの操作系は、スライドパッドが移動、XYボタンがジャンプ、Aボタンが攻撃、Bボタンが必殺技、Lボタンがつかみ、Rボタンがシールド。弊誌E3プレイレポートでも触れられているが、3DS版最大の魅力は「据え置き版にまったくひけをとらない極上のアクション性」と「携帯機ならではの手軽さ」だろう。
Wii U版と3DS版のどちらを購入すべきか迷っていて「ぶっちゃけスライドパッドでスマブラって、どうなん?」と逡巡されている人も少なくなさそうだが、本ブースでは文字どおり“体験”できる。購入時の判断材料としては、これほど確かなものはない。もし「そういうアンタはどっちを買うの?」と問われたなら、筆者は「両方ですけど?」と素直にお答えする。なお、試遊台で勝利した人は、ブース角で行なわれている対戦イベントの出場資格を獲得。賞品がもらえるチャンスなので、遠慮なく参戦していただきたい。
Wii U「マリオカート8」は、4人対戦で約10分の試遊が可能。勝者はブース角のイベントスペースにて行なわれているトーナメントの出場資格を獲得(こちらも賞品あり)。「カセキホリダー ムゲンギア」は、コロコロモービルのARマーカーが初公開。ゲームをプレイしている人は、マイ3DSの持参をお忘れなく。
レベルファイブ
巨大ジバニャンのバルーンが強烈なアイキャッチ効果を発揮するレベルファイブのブース。出展タイトルは3DS「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」で、シングルまたは4人協力プレイが試遊できる……が。いまさら説明するまでもない「妖怪ウォッチ」の超人気っぷり。試遊台は潤沢に用意されていたが、それでも整理券は早々に消滅。ある意味、会期中で1、2を争うプラチナチケットといえる。
前述のとおり「整理券が手に入らなかった人にも楽しんでいただきたい」ということで、ステージイベントが充実していたのが好印象。ゲーム大会やミニライブなどが行なわれるたび、ステージ前に来場者の人の海ができあがっていた。なお、最寄の周辺ブースにも「妖怪ウォッチ」関連タイトルが多数出展されている。
KONAMI
出展タイトルは「モンスター列伝オレカバトル」、「ドラゴンコレクション」、「アルティメットストライカー」、「プロ野球ドリームスタジアム」とアーケード尽くし。
特に人気が高かったのは、既に磐石のファン層を築いて久しい「モンスター列伝オレカバトル」、「ドラゴンコレクション」の2タイトル。限定ドラゴンがもらえる「3大限定竜に挑戦(オレカバトル)」、「限定竜プラチナドレイクに挑戦(ドラゴンコレクション)」のほか、それぞれ1回フリープレイが可能な試遊台を多数用意するなど、新規層の拡充にも抜かりがないぶ厚いブース展開には「さすが!」とうならされる。
「アルティメットストライカー」は本田圭佑選手のカードが、「プロ野球ドリームスタジアム」はここでしか手に入らないサイン入りカードがそれぞれ試遊した人に進呈。本2タイトルは、ブース横に記念撮影用パネルが設置されている。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント/マーベラスAQL
両社とも「パズドラ」関連を出展。ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、明日(日曜日)に4ホール「次世代スーパーステージ」にて3DS「パズドラZ」ドラゴンコロシアムカップ 決勝大会を開催。時間は15時~15時30分。
ブースではステージイベントのほか、3DS「パズドラZ」の強力なモンスター「命天龍ゼルクシア」が登場するダンジョンのコード配布(中学生以下が対象)、青大蛇の絵馬プレゼント、2人1組でダンジョンに挑戦し合計スコアを競う3DS「パズドラZ」ドラゴンコロシアムカップを開催。カップ戦の優勝者にはクリスタルメダルとポーチが、参加者にはすけっとコードつきフェイスペインティグシールが進呈される。
マーベラスAQLは、つい先日稼動したばかりの「パズドラZ テイマーバトル」を多数出展。ブース周辺では、店舗で使えるモンスターチケット付「はじめてセットウチワ」が配布されている。
セガ
質の高い脚本で、大きなお友だちも俄然大注目! TVアニメも絶好調の「ヒーローバンク」を全面に押したてたセガ。発売中の3DS「ヒーローバンク」試遊台のほか、今夏稼動予定の「ヒーローバンク アーケード」、7月31日発売予定のTCG「ヒーローバンク バトルカード」を出展。
「ヒーローバンク アーケード」は稼動後すぐに使えるスペシャルカード3枚、「ヒーローバンク バトルカード」は会場限定スペシャル体験デッキが、試遊した人にそれぞれ進呈される。ブース周辺では「ヒーローバンク」主人公カイトが装着するヒーロー着「エンター・ザ・ゴールド」の着ぐるみが不定期に出没。遭遇した際は、細部まで念の入った見事な仕上がりにご注目いただきたい。
バンダイナムコゲームス
3DSでは「パックワールド」、「太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険」、「ぐるぐるたまごっち!」、「ガンダムトライエイジSP」、「テンカイナイト ブレイブバトル」、「謎解きバトルTORE! 伝説の魔宮を復活っせよ!」、アーケードでは「友情装着! ブットバースト メテオ2弾」、「マリオカート アーケードグランプリDX」、「ポケットモンスター バトルナイン」、「百獣大戦グレートアニマルカイザービッガー B2弾」と、ビデオゲーム関連の出展では他を圧倒するバンダイナムコゲームス。
発売済みから未発売まで、それぞれ幅広く注目を集めていたなか、特に人気が高かったのが「友情装着! ブットバースト メテオ2弾」先行体験。中学生以下限定で、体験した人にレアバレット「ブレイブヴォルグリム ホワイトバレットver.」を進呈。本バレットは7月10日より各店舗にて使用可能。
バンダイ/バンプレスト
バンダイは「データカードダス妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア」、「妖怪おみくじ神社零」、「データカードダス ディスク・ウォーズ・アベンジャーズ 魂ロワイヤル」、「ガンダムトライエイジ」、バンプレストは新作クレーンゲームを有料プレイ出展。
「データカードダス妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア」は、本イベント限定ミッション「犬神に挑め!」を開催。入場者に「コマさん」限定カードを進呈。「データカードダス ディスク・ウォーズ・アベンジャーズ 魂ロワイヤル」はフリープレイでプロモーションカード、「ガンダムトライエイジ」はフリープレイでビルドファイターズデッキが進呈される(いずれも中学生以下限定)。
タカラトミー/タカラトミーアーツ
タカラトミーは「ザ・ポケモントレッタ」および連動アイテム「ポケモンメガリング」と「ポケモンカードゲームガチャ」、タカラトミーアーツは「ポケモントレッタ」と今夏稼動予定の「ブキガミ」をそれぞれ出展。
「ザ・ポケモントレッタ」は、メガシンカする「ミュウツー」に挑戦するイベント「挑戦!メガ強!メガシンカバトル」を開催。ブース横では、ポケモンメガリングが体験できる「トレッタ×メガリング体験会」を開催。スペシャルグッズ販売会場で先行販売される「ポケモンメガリング ブルー・レッド」購入者は、レシートを持参すると記念品としてメガストーンがふたつプレゼントされる。