アメリカでの最終型「シャーマン イージーエイト」のプラモ登場

　タミヤは、プラモデル「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (人形4体付き)」を7月12日に発売する。価格は4,752円(税込)。スケールは1/35で、全長21cm。

歩兵フィギュアが4体付属した、プレイバリューの高いプラモデル

　プラモデルのモチーフとなった「M4A3E8 シャーマン イージーエイト」は、様々な派生モデルが登場したM4シャーマンの後期型を改造した戦車で、朝鮮戦争まで活躍したアメリカ軍でのM4シャーマンの最終型。1944年3月に、前面装甲を1枚板にして生産性と対弾性能を向上させた後期型の車体に対戦車戦闘能力に優れる76mm砲を搭載したM4A3が生産を開始したが、重量が増加し走行性能が低下したため、対策として幅の広い履帯と水平渦巻きバネ式サスペンション（HVSS）を採用したものがM4A3E8となる。“M4シャーマンの集大成”と呼べる戦車だ。

　プラモデル「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (人形4体付き)」は、広い履帯、バネ式サスペンション、大型の砲塔など、モチーフとなる戦車を忠実に再現している。ライトやペリスコープは透明パーツを採用し、特徴的な履帯はリアルな連結可動式で再現。ライトガードやペリスコープガードなどはエッチングパーツでシャープな仕上がりにするなど、随所にこだわりを感じさせるキットとなっている。

　このキットの楽しいところは、戦車の大きさを実感できる同スケールのフィギュアが4体付属しているところだろう。ポーズや装備はまちまちで、配置の仕方で様々なドラマがが演出できる。デカールは北西ヨーロッパ戦線のアメリカ軍4種類をセット。見本のように完成させるには塗装などプラモデルの腕が必要となるが、プレイバリューも高い作品だ。

【アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト】

足回りの表現や、エッチングパーツによるシャープな造形など、随所にこだわりが込められている