ニュース

【スマホアプリ今日の1本】フジテレビの人気番組がスマートフォンにも登場「run for money 逃走中」

3DS版50万本突破の勢い良し! ハイリスクな本番ステージが番組さながらの心理状態を生む

5月29日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「ハンター」から逃げ続ける! という番組そのままのルールが楽しめる

 「ハンター」と呼ばれる黒服の男たちから逃げ回るフジテレビのバラエティ番組「run for money 逃走中」。街や施設をまるごと使い、様々なルールを加えた巨大“鬼ごっこ”は、第1回が2004年に放送されて以来、現在も不定期で放送される人気番組となっている。

 「逃走中」のゲーム化と言えば、2012年7月に発売され、2013年3月4日時点で50万本を突破する大ヒットを記録したニンテンドー3DS「逃走中 史上最強のハンターたちからにげきれ!」(バンダイナムコゲームス)があるが、その勢いもあってか今回「逃走中」のiOS/Android用ゲームアプリが配信された。

 ゲームアプリ版では、3Dモデルで再現された「渋谷」や「テーマパーク」といったマップをひたすら走り回るという番組そのままのゲームが楽しめる。1秒ごとにもらえる賞金額が上がり、捕まれば賞金0というルールや、クリアすればゲームが有利に進む「ミッション」などもゲーム途中で挟まれ、番組を上手く再現している。

 本作でのゲーム内通貨は「ルナ」と呼ばれており、賞金としてもらえる「ルナ」を使用することでアイテムの購入や装備を充実させるガチャを利用できる。しかし、「ルナ」の最大の使い道は次のステージへの参加費で、ガチャが1,000ルナであるのに対し参加費は30,000ルナ以上と高額となっている。

 参加そのものがハイリスクとなっているため、チュートリアルステージを終えた直後からかなり気合を入れて挑戦する必要がある。一応チュートリアルステージはハンターに捕まっても無料で復活でき、さらにある程度「ルナ」を獲得できるのでこれが救済措置となっているが、本番ステージへ参加すると「捕まれば全て0」のスリルがなかなか真に迫ってきて、番組参加者の心理状態に近いものを感じさせてくれる。なお有料通貨「テラ」を使用すれば本番ステージでも復活できる。

 ちなみにマップの「渋谷」は実名で登場している店舗もあり、渋谷の実際の風景を再現している場所もあって見た目にも楽しくなっている。路地裏に置いてあるゴミ箱には身を隠せたりするので、マップを把握しながらハンターをやり過ごすプレイが有効になる。3DS版と比較するとゲームがあまり変化していないまま課金機能が追加されている感じではあるのだが、無料でスタートできるのでまずはダウンロードしてみるといいだろう。

【スクリーンショット】
獲得賞金はアイテムの購入や次ステージへの参加費として使うこととなる。上手くやらないと全てがパーになるので本番ステージは自然と真剣になる
iTunesで購入

(安田俊亮)