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独Crytek、ゲームエンジン「CRYENGINE」をSteamで提供開始

月額9.9ドルからのサブスクリプションプランを用意

5月28日提供開始



価格:月額9.9ドル

 独Crytekは、オールインワンのゲームエンジン「CRYENGINE」を、ValveのPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」において提供を開始した。価格は月額9.9ドルのサブスクリプションモデル。

「CRYENGINE」で作業中のシーン

 「CRYENGINE」は、Epic Gamesの「Unreal Engine」や、EA DICEの「Frostbite」などに並ぶ、主に欧米の数多くのFPS、TPSタイトルで採用されてきたゲームエンジン。ここ数年だけでも、「Crysis 3」や「Ryse: Son of Rome」、オンラインFPS「Warface」、そして2Kの今年イチオシタイトルである「Evolve」に採用されるなど、現役バリバリのゲームエンジンである。

 ただ、近年ではUnityに代表されるモバイル向けのゲームエンジンの存在に押され、とりわけ価格面での軌道修正の必要に迫られていた。GDCでは、ゲームエンジン最大手のUnreal Engineが月額19ドルのサブスクリプションプランを発表し、CRYENGINEも10ドルでのサブスクリプションモデルを発表。ゲームエンジンは新たな局面に突入しつつある。

 今回のSteamで提供されるのは、1カ月、3カ月、6カ月の3種類設定されたCRYENGINEのサブスクリプションプランを購入できるというもので、クライアントやマニュアルのダウンロードは、別途行なう必要がある。言語は英語のみ。

【スクリーンショット】
「CRYENGINE」で作られたもののサンプル

(中村聖司)