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超マイクロソフトステージで期待のサンドボックスゲーム「Project Spark」が大公開

Xbox 360「タイタンフォール」の8人対戦も大盛り上がり!

【ニコニコ超会議3】

4月26日、27日開催予定

会場:幕張メッセ

入場料:一般入場券1,500円(前売)、2,000円(当日)

 日本マイクロソフトは、「ニコニコ超会議3」2日目の4月27日、特設ステージ「超ゲームエリア」において「超マイクロソフト」ステージを開催した。

「超マイクロソフト」ステージにはMSSPファンが多数詰めかけた
パッドで手軽にマップクリエイトができる
M55Fの誤字に大盛り上がり
テストプレイ。わずか数十分でゲーム(らしきもの)が作れる
ラストは黒いテレビちゃん

 「超マイクロソフト」ステージでは、現在Xbox OneおよびWindows 8向けに開発が進められているサンドボックスゲーム「Project Spark」と、日本で発売されたばかりのXbox 360「タイタンフォール」をゲストと共にプレイするというもの。イベントの模様はニコニコ生放送で中継され、ゲストの一挙手一投足に弾幕が飛び交うという楽しいステージになった。MCはひげおやじとyasuhiro氏が務めた。

 「Project Spark」ステージで、ゲストとして招かれたのは、ゲーム実況配信者集団MSSPの4人と、「Project Spark」プロダクトマネージャの滝本氏。MSSPは“きっくん”ことKIKKUN-MK-II氏をはじめメンバーに対する女性ファンが数多く詰めかけ、規制線が敷かれるほどの大入りで、各所から黄色い声援が飛んでいた。

 「Project Spark」は、“ゲームを作ってシェアするゲーム”を基本コンセプトに、現在Xbox/Windows独占タイトルとして開発が進められているサンドボックスゲーム。E3 2013でXbox Oneと共に公開されたため、Xbox One専用タイトルという印象が強いが、実はWindows 8にも対応しており、現在、両プラットフォームともオープンβテスト中となっている。Xbox Oneはまだ日本では未展開のため、今回はWindows 8向けの英語版を使っていた。ちなみにWindows 8版は英語版ながら日本からもβテストに参加することが可能となっている。

 イベントでは、MSSPの4人が、ゲームを作ったり、これまで海外の有志が作成した優秀な自作ゲームを遊んでみるという内容。彼らが作成しようとしたゲームは、まっさらなフィールドに、陸地を一筆書きのように伸ばし、途中、高さを変えて坂にしたり、ジャンプで超える浮遊岩などを設置して、最後にボスを置くという、シンプルなアクションゲーム。

 彼らがパッドを操作して陸地を伸ばしたり、オブジェクトを設置するたびに「おおおお!」、「おもしろそう!」といったコメントが寄せられ、「Minecraft」とはまた異なるサンドボックスゲームに興味津々といった様子だった。

 途中、もう1つのPCに画面が切り替えられると、それは「Project Spark」を使って作成された「テトリス」で、フィールドとオブジェクトをうまく組み合わせて作成されていたが、そのデキの良さより、MSSPのヘタさに注目が集まり、大いに盛り上がった。その後「Halo」ライクなFPSも紹介され、滝本氏によれば、「Project Spark」ではジャンルを問わずあらゆるタイプのゲームを作成することができるようだ。

 最初のゲーム作成中の画面に戻すと、陸地で書いた文字がMSSPではなく、M55Fになっていたり、ボスキャラに何故か巨大なキャベツが採用されるなど、ぐだぐだな展開になりつつも、滝本氏が要所要所をヘルプし、無事ゲームが完成。さっそくテストプレイがスタートした。

 テストプレイでは、ショートカットを避けるために用意した壁がことごとく突破され、作成者の思い通りに遊んで貰えなかったものの、無事最終地点までたどり着き、ワープポータルをくぐると、まったく別のエリアに移動し、ニコニコ動画のマスコットキャラである「テレビちゃん」が出迎えてクリアとなった。この最終エリアの仕込みは、滝本氏が作成したものだそうだが、視聴者は最終エリアの作り込みに驚いていた様子だった。

 「Project Spark」は、基本プレイ無料のダウンロードタイトルとしてXbox OneおよびWindows 8向けに開発が進められている。発売時期は欧米、日本共に未定となっているが、日本でもXbox OneおよびWindows 8向けに日本語版の展開が予定されている。

 “ゲーム”としての作りは、ゲーム作れば作るほど、作成したゲームを遊べば遊ぶほど、経験値やゲーム内通貨が手に入るようになっており、レベルが上がると新たなオブジェクトやテクスチャなどがアンロックされる仕組み。有料部分は、一部のオブジェクトやテクスチャなどで、ゲーム作成そのものは完全に無料で行なうことができる。

 「Project Spark」のユニークな点は、「Project Spark」そのもので作成したゲームを販売したり、課金したりする仕組みは用意しておらず、あくまでゲームを作り、遊ぶだけに特化したゲームとなっているが、オブジェクトやテクスチャに関して一切の著作権は主張しないため、仮に大人気となったゲームを、「Project Spark」の外で作り直して販売しても構わないというところだ。

 日本で言えば「ツクール」シリーズの発展系のような「Project Spark」だが、インディーズの大きな波が来ている中で、今後同作がローンチを迎え、世界でどのような広がりを見せるのか注目されるところ。また、日本のXbox Oneのローンチタイトルに含まれるのかどうか、こうした点にも注目したいところだ。

【「Project Spark」生プレイイベント】
ボスはなぜかキャベツ
テトリスでは消す気がなかった
テストプレイではせっかく作ったコースがショートカットされまくり
空中に浮遊するキャベツ

【Xbox 360「タイタンフォール」対戦イベント】
MSSPに加えて、猫マグロ氏や残党兵、そしてyasuhiro氏の弟などを交えて行なわれたXbox 360「タイタンフォール」対戦イベント。MSSPが惨敗すると思いきや、かなりの好勝負となり熱い戦いが繰り広げられた

(中村聖司)