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【スマホアプリ今日の1本】ストーリーと世界観で引っ張るiOS「聖剣伝説 RISE of MANA」

「サボテンくん」など懐かしキャラも登場。アクションも本格派の要チェックタイトル

配信中

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

ストーリーもさることながら、本格的に楽しめるアクションが魅力
クエスト発生とバトルが繰り返されて、ストーリーが進んでいく
「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」を彷彿とさせる「サボテンくん」(上画像左上)と、「サボテンくん日記」。開発としても思い入れがあったんだろうなと思う

 スクウェア・エニックスが3月6日に配信したiOS「聖剣伝説 RISE of MANA」。スマートフォン用の「聖剣伝説」シリーズとしては、これまでに移植版の「聖剣伝説2」、カードRPGの「聖剣伝説 CIRCLE of MANA」が配信されているが、今回はアクションRPGとしての登場となる。Android版は2014年配信予定。

 アクションゲームとしての「聖剣伝説」シリーズ作は、実に2006年に発売された「聖剣伝説4」以来。「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」(1999年)で血湧き肉躍り、「聖剣伝説4」で心から微妙な気分を味わった筆者としては、シリーズの行く末を見守るためにも「聖剣伝説 RISE of MANA」はトライせざるを得ないタイトルだ。

 「聖剣伝説 RISE of MANA」のストーリーは、人界に落ちて1つの体になった天使と悪魔の2人を切り替えながら、故郷である天界へ戻ることを目指していくというもの。天使・悪魔の切り替えはアクション要素にも関わってきて、切り替えることで異なる技を繰り出せたり、削られた体力を補い合うことができる。

 「聖剣伝説」らしいのは、上記のようなストーリー面を大きく打ち出している点で、特にゲーム開始直後はムービーがふんだんに挿入される。ライバル関係であった天使と悪魔の2人が不本意ながら1つの体になってしまう描写にはじまり、クエストでは本音と建前を抱える影のある人間模様が垣間見え、そのクエストを振り返って独特な日記をつける「サボテンくん」(懐かしい!)が登場するなどなど、「聖剣伝説」の世界観を上手く使いながらキャラクターやストーリーに深みが出てくるようになっている。

 クエストにはダンジョンでのバトルがセットとなっており、バトルでは移動する、攻撃する、避ける、必殺技を出すという操作でダンジョンを進んで敵と戦っていく。操作は2種類のモードがあり、すべてがタッチ操作のみでプレイが完結するものと、左画面で移動、右画面で攻撃というバーチャルパッド形式のものがある。ゲームパッドでの操作に慣れていれば、バーチャルパッド形式の方がより正確な操作ができるのでオススメ。

 いざバトルをはじめてみると、敵は近距離や遠距離での攻撃、状態異常を付加する攻撃なども行なってくるため、回避行動を取りつつ隙を突いて攻撃、という本格的なアクションを楽しめる。iOS 7対応のロジクール製ゲーミングコントローラー「G550」にも対応しているので、こちらを使用することでより本格的に楽しむことも可能だ。ダンジョンはバトルを何度か繰り返してボスを倒す、あるいは最後までたどり着くなどでクリア。1回の攻略は5分もかからない程度で終わるので気軽に挑戦できる。

 ゲームとしては、こうしたクエストクリア型のストーリー進行に、時間経過によるスタミナ(ダンジョン挑戦時に必要)回復、武器や連れていける仲間「魔ペット」の合成、そしてガチャなど、モバイルゲーム主流の課金要素を加えている。

 武器を合成して強化するため、ダンジョン攻略を繰り返さなくてはならないのは「毎度おなじみ」といった感じで興が削がれるところもあるが、バトル自体は楽しいし短時間で終わるので許容範囲ではある。それと注意しておきたいのは、序盤のムービーは結構長いので、スキマ時間に遊ぶのはちょっと厳しいかもしれない。

 ストーリーと世界観で引っ張るスマホタイトル、それが「聖剣伝説 RISE of MANA」だ。「課金ゲーでしょ」と舐めてかかると意外に引き込まれるものがあると思うので、「聖剣伝説」ファンは特にチェックしておくべきだ。

【スクリーンショット】
マップからダンジョンに入るという形式。同じダンジョンでもルートが微妙に変えられていて、まったくの繰り返しにはなっていない
ガチャやアイテム合成などはメニューから1発でアクセスできるが、自分で足を運んでもいい
iTunesで購入

(安田俊亮)