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結局どうなった? iOS/Android「ワンダーフリック」はこんなゲーム

バラエティ豊かで丁寧なゲーム設計が好印象。クロスプラットフォームの今後の展開に期待

2月7日 「Ver.1.1 秘宝大陸」配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

バトルではとにかくフリック、フリック! 気づいたら体力が尽きていることも多い
キャラクターのグラフィックスがかなり細かくてかわいらしい。ゲームメーカーらしい作り込みだ

 レベルファイブは、iOS/Android用RPG「ワンダーフリック」の「Ver.1.1 秘宝大陸」を2月7日に配信した。2013年11月に事前登録が開始され、さらにプロローグ版が配信されていたが、その後1月にAndroid版で正式版となる「Ver.1.0」が配信されたものの、度重なるトラブルや、iOS版の正式版がリリースされないなど、長らく問題が続いていた。

 トラブルなどに関する説明などは以前の記事で紹介しているが、今回ようやく、「Ver.1.1」としてiOS、Android版の足並みが揃ったこととなる。

 最初はつまづきのあった「ワンダーフリック」ではあるが、結局どのようなゲームに仕上がったのか? 今回は、「遊ぶのはゴタゴタがひと通り片付いたらでいいや」とプロローグ版を放置していた読者の方に向けて(実際筆者はそう考えていた)、区切りとなるこの機会にその概要をお伝えしたいと思う。

 「ワンダーフリック」は、かわいらしくも細かくデザインされたグラフィックスと、フリックでモンスターと戦う「フリックバトル」が特徴のRPG。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。

 プロローグ版となる「大冒険プロローグ」ではほんの最初のストーリーとバトルが楽しめるのみだったが、正式版となると多く用意されたゲームの広がりを体験できる。ゲームの主軸となるのは、王様などから依頼される「クエスト」。同じレベルファイブの傑作、ニンテンドー3DS「ファンタジーライフ」のようなテイストでストーリーが進行し、キャラクターステータスの設計も「ファンタジーライフ」に似ているため、「レベルファイブらしさ」を随所に感じられる。

 プレイ時間の大半を占めるのは、モンスターと戦うフリックバトルだ。画面下に攻撃、魔法、とくぎ、道具などのメダルが一気に表示され、それを上に次々とフリックしていくことでメダルに合わせた攻撃をキャラクターが行なっていく。

 攻撃はターン制ではなくリアルタイムバトルとなっており、フリックをすればするほど次々に攻撃できる。メダルの中には時々「コンボ技」が発動するものや、何かが起こる「ルーレット」が発動するもの、また指定のメダルをフリックすることで敵の攻撃を妨害できるミニイベントなども起こってバトル中を飽きさせない。

 メダルのフリックに集中しすぎてキャラクターの体力を見落としていたり、誤操作でスマホのメニューを開いてしまったりと難しい点もややあるが、最初から勢い良く楽しめる。戦闘終了後やバトルの合間には、出目によってもらえるアイテムがランクアップする「サイコロ」、素材アイテムが手に入る「採取」など、バラエティ豊かな仕掛けを丁寧に散りばめているのは流石だ。

 またゲーム進行の上でいいなあと思ったのは、Twitterのつぶやき風に表示されていくキャラクターの会話シーン。アイコンと吹き出しで表現されるデザインは実にスマホ世代らしいし、見やすくログも簡単に見返せるところがシンプルで優れている。

 筆者はまだまだ序盤だが、あるクエストをクリアしたところで重要キャラクターと思われる「モモコ姫」が謎の人物に斬られ、いくつかの光となって世界に分散してしまうという事態が発生した。色々な謎が数多く残されていて、今後明かされていくだろうストーリーが気になるところだ。

 リリース前後ではだいぶモタついたものの、実際の仕上がりは悪くない。本作はスマートフォンに限らず、PS3/PS Vita/PS4/Wii U/Xbox Oneとプラットフォームが大きく広がっていくということで、これ以降の展開にも注目しておきたい。

【スクリーンショット】
キャラクターメイキングの時点で様々に設定可能。アバターも豊富に揃っている
マップ移動、バトル中の画面などはRPGらしい作り。クエストをこなしていくことが、ゲームプレイの軸となる
左が、Twitter風の会話シーン。これが結構わかりやすい。「サイコロ」や「採取」といったミニゲーム要素もポイント
iTunesで購入

(安田俊亮)