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コーエーテクモ「戦国無双」10周年記念発表会
アニメ化決定! 「戦国無双4」の主題歌は〝黒夢”に!
(2013/12/6 21:41)
- 12月6日発表
- 【戦国無双4】
- 発売日:2014年3月20日
- 価格:
- 7,560円(PS3 通常版)
- 6,600円(PS3 DL版)
- 7,140円(PS Vita 通常版)
- 6,300円(PS Vita DL版)
- 13,440円(PS3 TREASURE BOX)
- 10,290円(PS3 プレミアムBOX(仮))
コーエーテクモゲームスは12月6日、「戦国無双」シリーズが2014年で10周年を迎えることを記念し、10周年記念発表会を都内で開催した。
「戦国無双」シリーズは、2004年2月に第1作がプレイステーション 2用ソフトとして発売されたのを皮切りにシリーズ作品として定着し、これまでに全世界累計580万本以上を出荷するシリーズに成長した。10周年を迎え最新作である「戦国無双4」が発売されるほか、タイアップ企画などが目白押しとなっている。
発表会にはコーエーテクモゲームスの襟川陽一代表取締役社長、「戦国無双」シリーズプロデューサーの鯉沼久史氏、「戦国無双4」の制作を手がけている三枝修ディレクターらが登壇し、ゲームの見所や各種タイアップなどを紹介した。
まずは登壇した襟川陽一氏が当時を振り返りながら、「戦国武将が登場する『無双』エンジンを使った一騎当千の爽快感を持つゲームを作りたいという現場のアイディアと、ユーザーからの要望が1つとなって当時100万本を記録した。私にとっても思い出深いタイトルで、今ではコーエーテクモゲームスの柱となった。20年、30年と育っていくタイトルと位置づけている」と今後も期待の持てるタイトルとしてシリーズを続けていきたい意向を示した。
ここでシリーズ10周年を振り返るPVが流され、鯉沼氏が「PVを作っていて懐かしかった。10年続けてこられたというのはひとえにユーザー様からの指示があったから。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。そして「これからも飛躍を目指したい」と続け、まずは「戦国無双4」の紹介に入った。
まずは10周年記念タイトルであり3月20日の発売が決定している「戦国無双4」のディレクターを務める三枝修氏がゲームの魅力を説明。前作から4年も経ちユーザーからも新作の要望が高まっていると切り出した三枝ディレクターは、制作に「気合いが入っている」と熱く語った。
今作では、真田幸村の兄・真田信之が登場し熱い兄弟のストーリーが描かれるのを始め、登場してほしい武将のアンケートで毎回ダントツ1番だという「大谷吉継」がついに登場する。これまでのシリーズに登場したプレイアブルキャラクターは「戦国無双4」ですべて登場するという。
これまでキャラクターごとに語られたストーリーは、章立てとなり、「地方編」と「天下統一編」とに分かれる。地方編では東北地方や四国なども納められており、これまで描かれなかった合戦なども入っているという。そして物語が進むにつれ、キャラクターが集結し盛り上がっていくという。三枝氏は「今回はストーリーに力を入れて作ってきた」と今作ではより重要視していることを強調。
もちろん「無双」シリーズの肝ともいえるアクションは、一騎当千の爽快感をより突き詰めたシステムとして搭載されている。中でも、「神速アクション」では、一気に敵の中突進し、広範囲にダメージを与えることが可能なアクションで、瞬時に多くの敵を倒すことができる。
このほかにも、新しい成長システムを搭載しているほか、やりこみ要素満載なタイトルに仕上がりつつあるという。
ここでシリーズプロデューサーの鯉沼氏にバトンタッチし、各種タイアップなどの話題に移った。
中でも面白そうなのはAndroid/iOS用「戦国シュート」だろう。“みにきゃら”達が登場する一騎当千アクションで、鯉沼氏は「一風変わった一騎当千感が楽しめる」とコメント。詳しい説明はなかったが、「スマートフォン用のゲームは初めて作るのだが、手応えをつかんだ」と言い、「新しい楽しみ方で、非常に楽しめる」タイトルに仕上がりつつあるという。リリースは2014年春頃を予定。基本プレイ無料のアイテム課金制となる。
そして、ゲームとリアルな武器とがコラボした展示会「戦国無双の刀剣展(仮称)」が2014年夏に開催される予定。刀匠が「戦国無双」に登場する刀を作りたいという希望からスタートした企画だが、実は現在では十文字槍を作る技術は廃れつつあるということで、かなり貴重な展示会になるという。鯉沼氏は「はじめに企画をいただいたときは、本当に驚いた。武器にはこだわって作っているゲームなので、それを再現した武器も是非見てほしい」と語った。
発表会のラストには、楽曲タイアップに関する発表が行なわれた。鯉沼氏は「ナンバリングタイトルでは大物アーティストとのタイアップを行なっている」と語りはじめ、発表されたのが「黒夢」。一から楽曲を作り、「戦国無双」の音楽を作ることができるアーティストとなるとなかなか難しいそうで、鯉沼氏は「決まってうれしい」と笑顔で語った。
清春さんは「鯉沼プロデューサーと朝までゲームの世界観や“想い”を伺い話をさせていただいている中で是非一緒にやりたいとなった」とビデオレターで経緯を説明。鯉沼氏は「なかなか難しいが、『黒夢』のファンに満足してもらい、その上で『戦国無双』のファンにも喜んでもらい、和のテイストなどが入るといいと思うと話した」と楽曲制作の一端を明かしている。
発表会半ばで緊急発表として画面に映し出されたのが、アニメ化決定の報だった。10年目にしてついに決定したタイトルは「戦国無双SP 真田の章」で、2014年3月にテレビ放送される。さらには、PS3版「戦国無双4 アニメBOX」、「戦国無双4 TREASURE BOX」にBlu-rayディスクで収録されることも決定した。
このアニメ化の発表に合わせ、ゲストとして真田幸村役の草尾毅さん、石田三成役の竹本英史さん、直江兼続役の高塚正也さんの3名が登壇。トークショウを繰り広げた。
草尾さんは「はじめは作品がシリーズ化すればいいねと話していたが、シリーズ化され今度はアニメ化されればいいねと話していた。もう6年くらい前から準備していました。ゲームに負けない演技を披露したい」と挨拶。竹中さんは「ゲームのCGクオリティでアニメ化するのは難しいと思い、ミニキャラでやればかわいくていいと話していましたが、ちゃんとしたアニメが制作されることが決定した。気合い入りますよ! ゲームと同じクオリティの声を実現したい」とこちらも熱く語った。そして、高塚さんは「あらためてお願いします」と語った。
公開されたキャラクターデザインは、全体的に若く描かれており、衣装は「戦国無双4」の衣装が採用されている。声優陣の3名は初めて見たというキャラクターデザインに「フレッシュで新鮮な感じ」と驚きを隠さなかった。これまではCGで描かれていたため、その違いを新鮮に感じたようだった。
声優陣のトークの話題は「戦国無双4」にもおよび、今作では真田兄弟の話ががっつりと描かれるということで、竹本さんは「人間ドラマの集大成」と表現。鯉沼氏は「ちょっと重たい話も入っていて、ゲームだけど泣ける話」とコメントし、ストーリーに力が入っていることを明かしている。
真田信之役の小野大輔さんはビデオレターで「歴史あるタイトルに参加できてうれしい。役を演じるにあたり、史実などを改めて勉強した。この作品の中での信之像をしっかりとつくりたい。熱血とはこういうことだということを表したい。この作品にぶつかっていきたいと思います」と作品に携わる思いを語った。
最後に作品にかける意気込みとして、草尾さんは「(10周年は)始まったばかり。これからの10年はパワーアップした作品を届けていけるようがんばる」と気持ちを新たに取り組んでいくとコメント。竹本さんは「12歳からゲームをやり、こうして参加できるのは夢の舞台。石田三成を演じるのはいつも夢見心地です。いつまでも続けていきたいので、これからもご声援をよろしくお願いします」と思いを語った。そして高塚さんは「皆さんと一緒に作り上げていく作品。我々は声を吹き込み、皆さんは作品に入り込むことで(盛り上げていく)。今後も一緒にプレイしていきたい」と語り締めくくった。
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