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バットマンの“バットモービル”がiPhone向けケースとなって登場

バンダイの造形技術が生み出す遊び心満載のケース「Crazy Case」シリーズ第1弾

2014年3月下旬発売予定

価格:5,775円

11月22日よりプレミアムバンダイにて受け付け開始

 バンダイは、iPhone向けケースとして「Crazy Case」というコンセプトのシリーズを正式発表した。第1弾として映画「ダークナイト トリロジー」に登場したバットマンの乗り物“バットモービル・タンブラー”をモチーフとした「Crazy Case BATMOBILE TUMBLER」を発売する。発売時期は2014年3月下旬を予定し、価格は5,775円。

底面にiPhoneを収納する。左上の伏せた姿は劇中のバットモービルそのままだ

 「Crazy Case BATMOBILE TUMBLER」は11月22日よりバンダイの通販サイト「プレミアムバンダイ」で受注を開始し、発送は2014年3月下旬頃を予定。11月22日より専用ページから申し込むことができる。大きさは14.2×8.2×3.8cm(縦×横×高さ)。対応機種はiPhone5/5s。

 バットモービルとはバットマンの乗る車であり、様々な作品で多彩なバットモービルが登場している。クリストファー・ノーランが監督を務め、クリスチャン・ベールが主演したバットマン映画3部作「ダークナイト トリロジー」ではタンブラーと呼ばれる戦場で橋を架ける特殊車両として開発されたものを改造した車である。作品を製作したスタッフによれば、ランボルギーニのシルエットを参考にしたという。バットモービルは第1作で大活躍し、2作目で大破するが、前輪部分が「バット・ポッド」となり3作目にも登場する。3作目では「カモフラージュタンブラー」として量産された機体が敵側に渡ってしまうという場面もある。

 「Crazy Case BATMOBILE TUMBLER」は劇中のバットモービルそのままのシルエットとなっており、iPhone向けケースの概念を打ち破ることに挑戦した商品となっている。装甲を重ね合わせたような車体、太いタイヤ、前輪を支えるアームや、後部のウィングなど、造形はとても細かく、塗装の塗り分けも凝っている。ケースとして底面にiPhoneを装着するのだが、、伏せているとバットモービルのミニチュアにしか見えない。ミニチュアとして高い完成度を持ったケース、ということもできるだろう。

 このケースは単にiPhoneを保護するだけでなく“ギミック”を搭載している。バットモービル前面のライトは、着信するとiPhoneのフラッシュライトによって発光する。さらにLED搭載で、スイッチ切り替えにより4つのライトが発光する。後部のジェットエンジンの噴射口にもLEDが仕込まれており、スイッチで点灯させることができる。この後部のライトは“バットシグナル”になっており、暗いところで投影するとゴッサム市警がバットマンに合図を送るコウモリのマークが浮かび上がるのである。ファンにはたまらないギミックだ。

 バンダイの造形技術を活かした「Crazy Case」シリーズは「Crazy Case BATMOBILE TUMBLER」を皮切りに展開していくという。今後のラインナップもとても楽しみである。

 「バットマン」をテーマにしたゲームで注目したいのが、ワーナー・ホームビデオが12月5日に発売するプレイステーション 3/Xbox 360/Wii U用アクション「バットマン:アーカム・ビギンズ」だ。若きバットマンがゴッサムシティでたくさんのヴィランと渡り合う作品だ。戦闘機であるバットウィングの登場がアナウンスされているが、バットモービルの登場も期待したい。

【Crazy Case BATMOBILE TUMBLER】
前輪部が可動し、カメラのレンズ部分を出したり、電源やボリュームを操作することもできる
後部のライトは「バットシグナル」になっている。光を投影することでコウモリのマークが浮かび上がる

(勝田哲也)