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バンダイ、「ハコビジョン」で手のひらプロジェクションマッピング!
(2013/11/7 23:25)
バンダイは、2014年1月27日に、「3Dプロジェクションマッピング」や「3Dホログラム」のような映像体験を手のひらサイズで楽しめるエンターテインメント食玩「ハコビジョン」2種を発売する。ガム1個付きで価格は525円。
「ハコビジョン」は、東京ミチテラス2012「TOKYO HIKARI VISION」や、東京国立博物館「KARAKURI」などの3Dプロジェクションマッピング(CGと映写機器を用いて立体物や空間などに映像を映し出す技術)映像を、開封したパッケージの中に、フィギュア(立体物)をセットし、クリアプレートを使ってスマートフォンに映し出される映像(外箱にあるQRコードを使ってダウンロードする)を偏光し、投射する「ハコビジョン技術」(特許出願中)を使うことで、手のひらサイズで環境を再現するという食玩。
第1弾として、東京ミチテラス2012「TOKYO HIKARI VISION」と東京国立博物館「KARAKURI」の2種類を発売する。
11月7日、都内にて新製品発表会が行なわれ、タレントの吉木りささんと「キング オブ コント2013」を勝ち抜いたお笑いコンビ「かもめんたる」のお2人をゲストに、本製品の概要の紹介と、「ハコビジョン」を実際に組み立て、その模様を披露した。
発表会には、バンダイの上野和典社長、そして開発を担当したキャンディ事業部の三原飛雄馬氏、そして東京ミチテラス2012などでプロジェクションマッピングを手がけたネイキッドの村松亮太郎監督が登壇した。
バンダイはキャラクターを軸とした玩具だけでなく、菓子事業は32年を経過しているが、最近はケーキやパンといった食品分野に事業領域を拡大し、フードエンターテイメントビジネスの実現に向けてまい進している。食玩はその中でも重要な役割を担っており、この分野で何年間も業界トップシェアを維持、拡大しているという。今回発表された「ハコビジョン」は、今までにない画期的な商品で、「間違いなく、かつてない驚きと感動をお届けできるシリーズ」と上野社長は冒頭の挨拶で太鼓判を押した。
村松監督は、「なぜプロジェクションマッピングが注目を浴びるものになったのか?」について、「Youtubeなどの映像をスマートフォンなどを通していろんな映像を世界中の人が見られるようになったが、バーチャルなものではなくて、実際の体験として感動できるもの、その体感が強いものをお客様が求めているのかなということを感じている」と説明し、会場に設置された1/25スケールの模型で「KARAKURI」の2幕がデモンストレーションとして上映された。
開発を担当した三原氏も村松監督が手がけた東京ミチテラス2012で上映された映像に感激し、この感動を商品で再現できないかと思ったことが、開発のきっかけになったとのこと。
バンダイの技術力、映像提供元の協力などによって実現した「ハコビジョン」。会場で見ることができたが、迫力という点では本物には及ばないが、ミニチュア的凝縮感があり、ユニークな商品だと感じられた。1度実際に見てみることをオススメしたい。
なお、第2弾は来春以降、「機動戦士ガンダム」をテーマにしたものを発売する予定となっている。
【2013年11月8日追記】商品キャプション等修正いたしました。
(C)東京ミチテラス2012
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東京国立博物館/重要文化財 洛中洛外図屏風 舟木本
BANDAI 2014