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CEATEC JAPAN開幕! マイコンソフトのXAC-1関連オプションなどに注目!
(2013/10/1 20:41)
CEATEC JAPAN 実施協議会が主催するCEATEC JAPAN 2013が幕張メッセで開幕した。昨日発表されたNTTドコモとスクウェア・エニックスによるクラウド版「ドラゴンクエストX」の発表に続き、GAME Watch視点でのレポートをお届けしよう。
マイコンソフト、XAC-1関連オプションなどを展示
ホール3(3C44)の電波新聞社ブースの一角に、今年もマイコンソフトが出展。4月に発売したアーケード筐体風PCデスク「XAC-1」に加えて、オプションとして、アーケード用レバーやボタンを設置できるコントロールパネル(いわゆる天板のみ)「XE-1AC」の試作品、そして、USB接続ジョイスティックアダプター基板「XE-1 USB」を参考展示していた。
「XE-1AC」は、表面はアクリルパネル、背面はステンレスパネルになっており、「XAC-1」のオプションである業務用コントロールパネル用交換天板の枠にきっちり収まる形状となっている。レバー/ボタンを設置する穴が空けられているだけでなく、レバー固定用のパーツもしっかり用意されている。ボタン配置は2Pパネルとなっており、さらにインストパネルを設置するスペースにボタンを設置した形で展示されており(オプションのアーケード用交換天板とは異なりこちらも2P仕様)、XAC-1でアーケード基板はもちろん、コンシューマー据え置き機をアーケードスティックでプレイしたいというユーザーのリクエストに応える製品といえる。アクリル板とステンレス板の間に好きな紙を挟んでオリジナルデザインにすることも可能。なお、ボタン・レバーを別売するかは現在検討中とのこと。XAC-1発売後、現在、業務用アーケードパネルが品薄だそうで、XAC-1を購入してもパネルを入手するために苦労している方が多いとのことで、この「XE-1AC」が企画されたという。価格もできる限り押さえる方向で検討中とのこと。
「XE-1 USB」は、XE-1ACにも使用できる多目的ジョイスティックアダプター基板。USB2.0端子×1、ATARI仕様ジョイスティック端子×1、I/Oポート(1レバー+16ボタン+アナログ4値)×2、拡張I/O×1を装備。この基板にジョイスティックやアーケードボタンを配線することで、PC用、PS3用USBジョイスティックとして利用可能となるだけでなく、アナログポートも装備しているため、アナログレバーも対応。さらに、なつかしいATARI仕様ジョイスティック端子も装備しており、マイコンソフトのXE-1シリーズなどをUSBジョイスティック化することもできる。また、Windows PCに接続し、対応プログラムを用意すれば、連射速度や同時押しなどが設定できる。リアルタイムの調整はもちろん、設定をこの基板に記憶させることも可能となっている。
ほかにも、USB3.0に対応した1080p(60p)をキャプチャーできるUSBキャプチャーユニット「XCAPTURE-1」、PCI Express Gen2に対応したコンポーネントHD&DVIキャプチャーボード「SC-512N1-L/DVI」をデモ。「SC-512N1-L/DVI」は、キャプチャーソフトをインテルCPUに対応したintel Quick Sync Video機能だけでなく、NVIDIAのCUDAにも対応させることでCPUの処理を軽減し、1,920×1,280と、720×240の2画面のキャプチャーもデモしていた。映像の出力にはHDMI分配器「ROOTY HD SP2」、XAC-1にはHDMIからの音声信号を取り出すHDMIオーディオコンバーター「XDAC-1」なども展示に使われており、同社らしい低遅延でのスルーアウトなどを実際に見たり聴いたりできるブースとなっていた。
ワイヤレスパワーコンソーシアムにはQi対応製品がずらり
ホール6(6C66)にあるワイヤレスパワーコンソーシアムには、Qi(チー)対応機器が多数展示されていた。その中に、東京ゲームショウ2013に続いての出展となるが、スペックコンピュータの「置きらく充電レシーバー」シリーズが出展されていた。弊誌でもレポート記事を掲載しているが、チャージボードに置くだけで充電できる気軽さが魅力だ。
スマホなどにも対応カバーをリリースしており、Nexus 7など、これからも対応機器が増えていけば、それだけ利便性の高さを享受できるようになるだろう。また、モバイルバッテリーとチャージボードのセットや、USBケーブルを装備したチャージボードの展示もあり、外出先でケーブル接続のわずらわしさから解放されるという点もこれからの魅力となるだろう。充電効率の面から充電時間がACアダプターによる充電よりもやや遅くなってしまう点は不利といえるが、ケーブルをつなぎっぱなしでモバイルバッテリーごとスマホを持ったりすることのリスクを考えると、これはこれでアリではないかと思えた。
4Kにはゲーム映像もマッチ!?
Panasonic、東芝、ソニー、シャープなどなど、今回のCEATECの大型TVの展示には、必ず「4K」の文字が躍っていた。TVなので放送が4Kに対応してくれればそれが1番いいのだが、現状4Kに対応するコンテンツはそれほど多くない。そこで、Panasonicや東芝が展示していた中にはPCでのゲームを使ったものがあった。
Panasonicでは、DisplayPort 1.2aに対応したNVIDIAのGeforce GTXビデオカードを装備したPCで、Slightly Mad Studiosの「Project CARS」を4K出力したものを展示していた。東芝も40V型4K REGZAの参考出品のデモにゲーム映像を使っていた。3,840×2,160で60フレームという映像を出力できる機器もまだそれほど多くないので、PCでのゲーム映像は4Kの魅力を1つのわかりやすい例として示してくれているということなのだろう。