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SCEE、「PlayStation Gamescom 2013 Press Conference」
PS4の欧米での発売日を発表。「GT6」の発売日も明らかに
(2013/8/21 06:42)
Sony Computer Entertainment Europe(SCEE)は、8月21日にドイツのケルンで開幕するゲーム関連の展示会「Gamescom」に先駆けてプレスカンファレンス「PlayStation Gamescom 2013 Press Conference」を開催した。
発表会のラストでは欧米での発売日を明らかにした。発売日は北米では11月15日、欧州では11月29日の発売となる。また発表会の冒頭では、初めてプレイステーション 4のインターフェイスを公開。ゲームやムービーなどの連携の一端が垣間見られた。
プレスカンファレンスはそのほとんどをPS4とPlayStation Vitaのタイトル紹介にあてられていた。PS4「WATCHDOGS」や「inFAMOUS: Second Son」といったPS4の最新トレーラーなども公開されたが、Gamescomということで欧州らしいアーティスティックなタイトルのデモが目立った印象だ。また、あくまで中心はPS4だったが、プレイステーション 3に関しても若干触れられた。PS3本体の値段が北米で199ドルに、欧州でも199ユーロに価格改定となる。
【8月21日追記】記事初出時、北米・欧州での発売日の日付に誤りがありましたので、修正させていただきました。
そしてPS3関連でもっとも注目なのは「グランツーリスモ6」の発売日が明らかになったこと。発売日は12月6日で、全世界で発売となる。また、映画化されるとも発表となった。このほか、PS3タイトルとしては、「Little Big Planet HUB」という新たなタイトルのムービーが公開された。
PlayStation Vitaに関しては、まずは北米、欧州で199ドル、199ユーロとなることが発表となった。PS4との連動があるだけにここで価格を改定する事で勢いを付けたいところなのだろう。
昨年はPS Vitaの機能を使ったタイトルとして「TEARAWAY」が発表され注目を集めたが、今回も個性的な2タイトルが発表となった。1つは「MURASAKI BABY」。非常に個性的なグラフィックスだが、ゲームはタッチスクリーンを使ったギミックが多数用意されたタイトルとなっている。たとえば船で向こう岸に渡りたいが水が干上がっているシーンでは、背景をフリックで雨のシーンに差し替えて水を溜め、その後背景にある風車で風をおこして水の上を船で進んで行くといった風に様々なギミックを使い進んでいく。
もう1つのタイトルは「BIG FEST」。こちらは音楽プロモーターとして大きな野外フェスティバルを企画してより多くの人を集めていくシミュレーションゲーム。どこのどのようなステージを作り、露店などを配置して……といったシムシティ的な楽しみと、どのような音楽を演奏させてお客を集めるかといった音楽ゲーム的な楽しみが融合しているようだ。
PS4タイトルに関してはその多くが最新のトレーラーでの紹介となった。唯一実機によるデモが行なわれたのが「ASSASSIN'S CREAD IV Black Flag」。PS4とPS Vitaとの連携のデモも合わせて行なわれた。船上で船をコントロールしながら敵船を攻撃する海戦シーンをPS4でプレイ。その後上陸して件を駆使して進んでいくシーンはWiFiで接続されたPS Vitaでシームレスに操作していく様子がデモされた。
公開されたトレーラーの中で印象的なタイトルの1つがだったのが「RIME」。自然の美しい中を冒険していくアクションアドベンチャー。カラフルな色使いのグラフィックスだが、印象としては「ICO」のような雰囲気が漂っていた。暗闇から現われる影のような敵を松明で追い払ったり、背景からボウッと大きな敵のよう影が浮かび上がるシーンなど、次世代機的なグラフィックスも美しい出来だった。
また、往年のゲームファンには懐かしいタイトルがPS4で蘇るようだ。「SHADOW OF THE BEAST」で、トレーラーでは砂漠で戦いを繰り広げ、敵を真っ二つに切り裂き、ラストに登場する巨大な敵を前に、大地に爪を突き立てると2つの影が生まれ共に戦う……といったシーンでトレーラーは終了となった。