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京商、マイクロラジコンカー「ZenWheels Micro Car」体験レポート
全長わずか6cm! スマホで遊べ、ラップタイムの計測も可能な新世代ラジコン
(2013/7/23 00:00)
京商はラジコンカーの「ZenWheels Micro Car」を7月27日に発売する。価格は8,190円。このラジコンカーの特徴は、全長6cmの手のひらに収まる小さなサイズと、スマートフォンやタブレットPCで操作可能な点にある。
今回、製品の発売に先がけて「ZenWheels Micro Car」を実際に触ることができた。本作は多彩な操作法が用意されており、小さなボディに様々なギミックが盛り込まれている。操作感などを動画を交えて紹介していきたい。
スマホで操作可能、机の上で楽しめるラジコンカー
「ZenWheels Micro Car」はカナダのPLANTRACOが開発したラジコンカーで、北米では2012年10月に発売されている。今回、京商が日本代理店として7月27日から日本での販売を開始する。車体のカラーはイエロー、ブラック、シルバーがある。ラジコンカーは内蔵バッテリーで駆動し、リア部分のミニUSB端子にUSBケーブルを繋いで充電することができる。
このラジコンカーは専用の送信機(プロポ)ではなく、スマートフォンやタブレットで操作するところが大きな特徴だ。App StoreかGoogle Playで無料で配信されている「ZenWheels」という専用のアプリを使うことで、Bluetoothの通信で操作する。アプリの対応OSはiOS 4.3以上、Android 2.2以上。アプリは英語版だが直感的に操作できる。
アプリの「ZenWheels」にはいくつものユーザーインターフェイス(UI)が用意されていて、自分の好みにあった操作法を選択できる。左側にレバー、右にハンドルが配置された画面では、左手で前進後退、右手はハンドルを回すように指を動かすことで左右に旋回する。左右にレバーを表示した画面の場合は右手がハンドル操作ではなく、左右にずらすことで旋回する。どちらもラジコンカーを走らせたことのある人はもちろん、初心者もすぐに慣れるだろう。
さらに傾きセンサーにも対応している。スマートフォンやタブレットPCを車のハンドルのように両手で持ち、回すように動かすと旋回するのだ。傾きセンサーを使うモードは、前進・後退をレバーで行なうものと、スロットルもスマホやタブレットを傾けて操作するものが用意されている。車体の操作だけでなく、ウインカーを出したり、ライトやサイレンを鳴らすボタンも用意されている。ギミックは、パトカーのような音を出したりライトを点滅させるなど様々なパターンがある。
全長6cmの「ZenWheels Micro Car」はテーブルの上で遊ぶのにぴったりだ。スピードは抑えめで、小さな半径で旋回できるので、狭い場所でも走らせて遊ぶことができる。タッチパッドでの操作には慣れが必要だが、きびきびと車が動くのが楽しい。S字を描くように蛇行させたり、バックさせてから急発進させたり、自分の操作で車がきびきびと動く。
ラジコンカーを走らせたいけど、十分な広さのある場所もないし、それを屋外に探しに行く時間も無い。部屋の中は荷物が置いてあるし、ラジコンカーそのものが早すぎて遊びにくい。子供の頃にラジコンカーをやっていた人も、こういった理由でラジコンカーから遠ざかっている人はいるだろう。
「ZenWheels Micro Car」は“机の上で遊べるラジコンカーが欲しい”という想いを叶えてくれる手軽に、気軽に遊べるラジコンカーだ。送信機がなく、スマホやタブレットで遊べる上に、操作方法が複数から選べたり、機能が充実しているところも魅力を感じた。
コースを作成、ラップタイムの計測も。付属品でさらに遊びは広がる
「ZenWheels Micro Car」は付属品により遊びの幅が広がる。パッケージにはタイミングゲート(プレート)とカラーコーンがついており、カラーコーンを並べることで、テーブルがレース場になる。上級者は凝ったコースを作り挑戦するのもいいだろう。
タイミングゲートは車体についているセンサーに反応する“芯”が入っており、タイミングゲートの上を車が通ることで次に通るまでのタイムを測定できる。周回コースを作り、タイミングゲートを置いておけば、ラップタイムを測定でき、最速タイムを競うことができるのだ。操作画面上のレースボタンを押すことで、カウントダウンが始まりタイム計測がスタートする。タイミングゲートの上を通る度にラップタイムが記載されていく。
今回は簡単な円形コースを作ってみたのだが、実際にやってみると難しい。自由に走らせていたときと異なり、目標があると、曲がり方は慎重になるし、何よりもタイミングゲートの上を通らなくてはいけないので緊張する。今回はあまりスピードを出せなかった。
コースを設定することで、「ZenWheels Micro Car」の楽しみは大きく広がる。友達を家に呼んだときにラップタイムを競ったり、凝ったコースを走れるように練習を重ねたり遊び方は様々だ。もちろんカラーコーンだけでなく色々なものをテーブルの上に置き、その間を走らせるというのも楽しいだろう。
PLANTRACOのページでは、車種の異なるボディをのせたバージョンや、予備のカラーコーン、車が牽引できる荷台といったオプションパーツも確認できた。今後の広がりも楽しみだ。ラジコンファンはもちろん、そうでない人にもオススメの作品である。
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