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【東京ホビーショー2013】東京マルイは“ビン・ラディン襲撃モデル”のカービン銃を出展
京商は通常のラジコンにスマホ操作/録画機能を付与するパーツを出展
(2013/9/17 13:56)
東京ホビーショー2013から東京マルイと京商をピックアップしたい。東京マルイはガスガン、電動ガンの試射コーナーでイベントでいつも人気のメーカーである。今回は特殊部隊仕様の「デブグルカスタム HK416D」など多数の新作を展示していた。
京商はスマートフォンでラジコンを操作できるようになる「iReceiver WR-010」とカメラユニット「iReceiver WC-010」を発表した。他にも小型のラジコンシリーズ「ミニッツ」シリーズを力を入れてアピールしていた。
この2つのメーカーに加え、「蒸気エンジン」などラジコン向けのエンジンメーカー「SAITO」、木製の模型を販売する「ウッディジョー」の写真も紹介したい。こういった老舗メーカーの製品を見ることができるのもホビーショーの魅力である。
ビン・ラディン襲撃時の特殊装備を再現! 人気のM91Aの電動ガンも登場
東京マルイの展示の目玉は「次世代電動ガン デブグルカスタム HK416D」である。ヘッケラー&コッホ社のM4カービンの近代改良型アサルトカービン銃をカスタムしたもので、アメリカの特殊部隊がビンラディン襲撃時に使用した装備をモチーフにしているという。
こちらは昨年発売した「次世代電動ガン HK416D」にサイレンサー、バトルフォアグリップ、フロントサイトやリアサイトなどいくつものオプションパーツをつけたもので、12月発売予定で価格は72,800円になる。サイレンサーはアルミの削り出しだったり、各部品も実銃を思わせる豪華なものとなっている。「HK416D」にオプションパーツを買いそろえるより、ずっと割安な価格設定にしているという。
11月に発売される「電動ガン M9A1」も一押しの新作だ。ベレッタが開発したM92Fをベースにした米軍の制式拳銃で人気の高いモデルである。東京マルイではこれまでM9A1のガスガンは販売していたが、ファン待望の電動ガンでの展開となる。11月発売予定で、価格は15,800円。
電動ガンの最大の課題は実銃にはない「バッテリー」の収容場所である。昨今の電動ガン用のバッテリーは小さく、「電動ガン M9A1」でも銃身の下部分に収納することができる。狙いがつけやすくなり、様々なオプションもつけられるようになる「専用マウントレイル」や、100発ものBB弾を装弾できる「専用100連マガジン」なども発売予定だ。
この他にも実銃を80%程度にサイズダウンした低年齢モデル「電動ガン・ボーイズ」シリーズの新製品を展開したり、弾丸発射と同時にワイヤレスユニットからヘッドフォンに実銃と同じ射撃音が響く「Gunサウンド」シリーズに「M4Aカービン」が登場するなど、ユーザー層を広げようというアイディアを盛り込んだ新作を展示していた。
スマホで通常のラジコンを操作。小型ラジコン「ミニッツ」シリーズにも注力
京商で注目したいのはスマートフォンでラジコンを操作できるようになる「iReceiver」シリーズだ。無料で提供される専用アプリと連動し、スマートフォンやタブレットで従来のラジコンを制御できるようになる。アプリのモードは車や飛行機、ヘリなど様々なものが用意される予定だ。
このアイディアは京商が販売代理店となっているスマートフォンやタブレットで操作可能なヘリコプターラジコン「ARドローン」や、全長6cmのラジコンカー「ZenWheels Micro Car」のヒットによるところもあるという。操作ユニット「iReceiver WR-010」はラジコンの受信機部分に接続することで、プロポの代わりにスマートフォンやタブレットで操作可能となる。発売時期は未定で、価格は各7,140円。
さらにカメラの「iReceiver WR-010」を取り付けることで映像がスマートフォン・タブレットに送信されるようになる。もちろん録画も可能でデータの保存先はスマートフォン・タブレットとなる。ラジコンだけでなく、このシステムを使った例として小さな銃を取り付けた「砲台」も展示していた。
アプリのカスタマイズと、ユーザーの工夫でサーボとカメラを組み合わせた様々な活用ができそうだ。カメラ視点でオフロードカーを操作したり、飛行機にカメラを取り付けてパイロット気分を味わったり、ラジコンの楽しさを広げてくれそうなアイディアである。
「iReceiver」シリーズに加え、京商が力を入れていたのが全長13cmの小型ラジコン「ミニッツ」シリーズだ。年末にかけてプロポとセットになった「レディセット」を16,500円で展開していく。ミニッツは小サイズながら精度・剛性を考え設計された本格ラジコンシリーズで、トイラジコンとは一線を画す操作性・拡張性が魅力だ。
オプションパーツも充実しており、ボディも精密に作られている。京商主催のレースが開催されるなど、通常のラジコンに勝るとも劣らないホビーとなっている。会場ではいくつもの新作や限定ボディが展示されていた。
この他注目したいのが「クワッドファイター」だ。原理そのものは4つのプロペラで飛行するヘリコプターラジコンだが、外見が戦闘機になっていることで、飛行するイメージが大きく異なるのが面白い。夏発売の予定だったが、様々な事情で年末発売となった。今回は塗装されていないものでの展示だったが、製品版では迷彩塗装が施されるという。