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NCJ「トイボックスツアー2013」・「タワー オブ アイオン」編レポート

2つの新インスタンスダンジョンが発表。新IDを利用した天族対魔族の決戦の行方は?

7月6日、7日 開催

場所:ALIENWARE ARENA in サイバック博多駅前店

参加費:無料

 エヌシージャパンは7月7日、オフラインイベント「トイボックスツアー2013」2日目を福岡県博多市のALIENWARE ARENA in サイバック博多駅前店にて開催した。参加費は無料。

 「トイボックスツアー2013」は、エヌシージャパンのMMORPGタイトルについてアトラクションや最新情報の発表を行なうオフラインイベント。1日目の7月6日は「リネージュ」、「リネージュ2」のイベントが開催されており、今回は「タワー オブ アイオン」に関するイベントとなった。

12対12のPvP、6人パーティーの狩り型ダンジョンを発表

「タワー オブ アイオン」ディレクターの栗原裕太氏
新インスタンスダンジョン5つのうち、2つが発表された

 会場では 今後のアップデート情報が本作ディレクターの栗原裕太氏から発表された。

 今回発表となったのは、次回実装されるインスタンスダンジョンについて。インスタンスダンジョンは全部で5つ実装される予定で、会場ではこのうち「激戦地カマル」と「サウロの軍需基地」の2つが紹介された。

 今回のインスタンスダンジョンは、天族、魔族、龍族の三つ巴の争いがさらに激化する、というテーマになっている。「激戦地カマル」は、レベル61から65まで入場可能なインスタンスダンジョン。天族と魔族で12人対12人の対戦ができるものとなっており、ドレドギオン形式のポイント制で争う。ポイントがもらえるのは、「敵対種族を倒す」、「龍族モンスターを倒す」、「オブジェクトの使用・破壊」、「敵対種族NPCを倒す」、「煉族を倒す」といった行動となる。

 またマップ内にはダンジョン内で使える食料品や攻城戦車、カマル曲射砲などがあり、限定スキルを獲得できるアイテムも取得できる。栗原氏は「ドレドギオンの4段階目と思ってもらえれば。クエストもあるが、12対12という新しい形式の対戦ができるので、楽しんでもらえるのでは」と話した。

 「サウロの軍需基地」は、第4龍帝ベリトラの側近、第40軍団長シータをテーマとしたインスタンスダンジョン。入場可能レベルは60以上で、入場人数は6人のパーティー専用となる。一般的な狩り型インスタンスダンジョンとなっているが、途中で獲得できるアイテム「ルーンの石室の鍵」の数に応じて最終ボスが変わる。最も強いボスからは、英雄級の装備が獲得できるという。

 なお次期アップデートでは、要塞バフが追加される。これは各種族で要塞戦に対するメリットが少ないということで加わるもので、勝利した種族にはPvE、敗北した種族にはPvPに対するバフがかかる。バフの効果は、攻撃と防御力が+7%されるものとなっており、持続時間は4時間。時間帯によっては3つの要塞戦が連続することもあるため、「最大で+21%補正される可能性がある」とメリットの大きさを語った。

 なおアップデート時期については未定となっているが、テストサーバーは用意されており最終調整中だという。「近いうちに」実装されるようだ。

【激戦地カマル】
12対12のドレドギオンといった様相のID。様々なオブジェクトを活用するのが勝利の鍵となっているようだ
【サウロの軍需基地】
「一般的な狩り型ID」と紹介されたが、コンセプトアートと実際のゲーム画面はほとんど変わらない作りになっている。ビジュアル面での美しさも注目しておきたい

新インスタンスダンジョンで開戦された天族対魔族決戦

イベントで司会を務めたMCアオキ氏とMCアライ氏
来場者同士で即席チームを作って天族と魔族の対戦を行なった

 イベントで司会を務めたのは、 MCアオキ氏とMCアライ氏。来場者が参加したアトラクションでは、栗原氏から紹介があった「激戦地カマル」、「サウロの軍需基地」を実際に使用した天族対魔族の大会が実施された。

 「サウロの軍需基地」では、両種族がそれぞれ別のマップで同時にスタートし、10本ある守護塔を先にすべて倒した方が勝ちというルールで行なわれた。制限時間は30分。通常は6人用のマップではあるが、今回はイベント用に中身を多少アレンジしたものとなっていた。勝利した種族には「血戦の証」×20、「ミスリル功績勲章」×10、「最上級 王冠の袋」×1、敗北した種族には「血戦の証」×10、「ミスリル功績勲章」×5、「最上級 王冠の袋」×1が後日、その種族全体にプレゼントされる。

 ダンジョン攻略を有利に進めたのは魔族。最初は各個人がバラバラに行動している印象だったが、リーダーが押し引きの指示を出したり、モンスターに数字を振ることでターゲットを明確にして着実に敵を倒していった。また通路のような場面では1カ所にかたまって進み、周囲にいる余計なモンスターを呼び寄せないようにするなど、先へ進むほどパーティーとしてのまとまりが出てくるチームとなっていた。

 マップとしては、建物の外側からスタートし、進行とともに建物の奥深くへと入っていくというものになっていた。建物は神殿を思わせる荘厳な造りになっており、吹き抜けを飛び降りることで先へ進んだり、いくつかの牢屋がある部屋があったりと、ギミック的にも趣向が凝らされている。

 30分経過時点で魔族はダンジョンの半分ほど進み、4つの塔を破壊できたが、天族チームはさらに手前で前へ進めなくなっていたため、破壊した塔は1つのみ。結果は魔族の勝利となった。

 「激戦地カマル」でのルールは、10対10のPvP戦となった。制限時間は10分。罠やギミックは一切ないというガチンコ勝負で、先に相手種族を全滅させ方が勝利。先に2勝をあげた種族の勝利となる。

 「激戦地カマル」は中央に開けた広場がある狭めのマップとなっている。両種族のスタート地点は広場の外側にあり、通路を数秒駆け抜けるとちょうど広場あたりで両種族が衝突するようになっていた。

 ここでも有利に立ったのは魔族だった。即席チームであり、広場での対戦はどうしても乱戦になるということで両種族とも作戦らしい作戦は見られなかったが、魔族が先に1勝をあげると、天族は広場に散らばず、狭い通路に魔族を誘い込む作戦に打って出た。

 最初はなかなか効果があったように見えたが、魔族の立ち回りによって逆に天族が徐々に広場に引きずり出されてしまう。魔族のリーダーは作戦らしい作戦を取っていなかったと試合後に話したが、場面場面でのターゲットを明らかにするという指示は出していたようで、その少しのリーダーシップが勝利に繋がったようだ。勝利した魔族、そして敗北した天族には、「サウロの軍需基地」と同様のプレゼントが後日贈られる。

【サウロの軍需基地】
完全に初見、さらに即席のチームでありながら、チームに段々とまとまりが見えてきたのが印象的だった
【激戦地カマル】
短期決戦となったPvP。魔族は意外にあっさりと勝利をもぎ取っていった
【MCチャレンジ】
ハウジングのスクリプト「もぐらたたき」を利用したミニゲームへのチャレンジや、武器製作のチャレンジを行なった。しかし結果は成功数0だった……

(安田俊亮)