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デル「ALIENWARE」、2年ぶりのフルモデルチェンジ。新型ノートを発表
(2013/6/11 17:40)
デルは、ゲーミングPCブランド「ALIENWARE」の新モデルを発表した。新型ノートブックのシリーズ「ALIENWARE 14」、「ALIENWARE 17」、「ALIENWARE 18」は、2年ぶりのフルモデルチェンジとなるマシン。このほかデスクトップPCである「ALIENWARE X51」や、オリジナルバッグやJINSとのコラボレーションによるメガネ「ALIENWARE アイウエア」も発表された。
米国では現地時間の6月11日から開催される「E3 2013」に合わせて発表されたが、日本では本日、秋葉原にあるアイ・カフェALIBA PLACE店に設けられている「ALIENWARE ARENA」にて発表会を開催。デルのALIENWAREブランドマネージャーである添田貴嗣氏が登場し、新型モデルのプレゼンテーションを行なった。
近未来的な工業デザインを取り入れたモデル
添田氏はまず、ALIENWAREについて、その販売台数成長率のグラフを示しながら、通常のPCよりも販売台数が多いことを強調。2012年11月~1月で対前年比で59%、2月~4月で66%という伸び率となっているとのこと。「多くのゲームプレーヤーの方に気に入っていただいている。この勢いを保ちつつ、お客様が求める“ゲーミングギア”を提供していきたい」と添田氏は語った。
デスクトップモデルである「ALIENWARE X51」(以下、X51)は、1年半前に発売して、全世界的に大ヒットしているゲーミングPC。このマシンについてもアップデートが行なわれ、最上位モデルには、CPUは第4世代のCore i7-4770、ビデオカードはNVIDIAのGeForce GTX 670が選択できる。これにより、1年半前に出したX51に比べて、最大で2.7倍の速さになったという。「ここまでのサイズでこれだけのパワーを持つゲーミングPCはない。次世代ゲーム機にも引けを取らないスペックとなっている」と添田氏は説明。
なお、X51について、SSDを搭載してほしいという要望が多かったという。大容量を確保しつつ高速化を図るため、「256GバイトSSD+1TバイトHDD」というオプションも用意された。
X51の価格は89,980円から。
引き続いて紹介されたのが、ゲーミングノートPC「ALIENWARE 14」、「ALIENWARE 17」、「ALIENWARE 18」の3モデル。先ほども述べたように、これまでの「ALIENWARE M14x」、「ALIENWARE M17x」、「ALIENWARE M18x」を2年ぶりにフルモデルチェンジした筐体だ。ラインアップは従来通り、ディスプレイの大きさに合わせて14インチ、17インチ、18インチのモデルが用意された。
デザインは近未来的な工業デザインを意識して取り入れ、さらにゲーマーのモチベーションを上げるデザインを目指したとのこと。添田氏は、「より本物のゲーミングギアであることをコンセプトに置いたデザイン。ステルス戦闘機やジェットエンジンなど、最新鋭のデザインイメージをパソコンにも植え付けようとした」とコメント。
本機の特徴としてあげられるのは、素材の60%をメタル(金属)にしていること。一般的なノートPCが50%前後にあるのに対して、より多くのメタルを採用している。マグネシウム合金のフレームを、アルミニウムのソフトシェルが覆うというデザインだ。スペックとしては、最新の次世代プロセッサーとグラフィックスエンジンを搭載したが、これに加えてノングレア液晶を新たに採用したのもポイントとなっている。
「ALIENWARE 14」は「世界最速の14インチゲーミングノート」をうたったモデル。最上位ではCPUに第4世代Core i7-4900MQ、GPUはNVIDIAのGeForce GTX 765Mを搭載可能。モバイルとしての用途考えられており、最長で約7時間のバッテリー駆動が可能となっている。OSはWindows 7およびWindows 8どちらかを選択できる。ゲームユーザーにはWindows 7のニーズがまだ多いため、このようになったという。
「ALIENWARE 17」は、デスクトップに代わる次世代ゲーミングマシン。最上位モデルはオーバークロック設定済みのCore i7-4900MQを搭載。GPUもGeForce GTX 780Mが採用されている。このモデルでは2倍速表示の120MHz 3D対応液晶ディスプレイを選択可能。「アクションゲームで相手に勝ちたい、という人に最適なモデル」(添田氏)。HDMI端子も装備されているので、他のゲームマシンを接続して利用できる。
「ALIENWARE 18」は「世界最速のゲーミングノートブック」という位置づけ。最上位モデルではオーバークロック設定済みのCore i7-4930MXのほか、デュアルグラフィックスを採用しており、GeForce GTX 780MをSLI構成で搭載できる。ノートPCとしては最大となる18.4インチ液晶を搭載しているため、デスクトップユーザーでも違和感なくプレイできる。本モデルにもHDMI入力端子が用意されている。
バッグシリーズとオリジナルメガネも
これまで紹介してきたノートPCと同時に、5種類のオリジナルバッグが「ALIEBWARE バッグシリーズ」として発売される。タイプは5種類となっており、各ノートブック用のサイズが提供される。耐水性があり、軽量な高密度ナイロンを使用している。価格は、「ALIENWAREスリムソフトケース」が3,280円から、ALIENWAREブリーフケースが10,980円から、ALIENWAREバックパックが10,980円から。
また2013年8月には、「JINS PC」とのコラボレーションモデルとして、「ALIENWARE アイウエア」が発売される。詳細については改めて発表されるという。価格などは未定。