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【E3 2013】Dell、ゲーミングPC「ALIENWARE」新機種を発表
ノート3種と小型デスクトップを本日より発売
(2013/6/11 19:14)
米Dellは6月10日(現地時間)、E3 2013でのブース出展に先駆け、ゲーミングPC「ALIENWARE」の新製品発表会を行なった。今回はノートPCが3機種、デスクトップが1機種の計4機種が発表された。
CPUはいずれも第4世代Coreプロセッサーに刷新。ノートPCでは、14型、17型、18型の3モデルをリニューアルし、NVIDIA製の最新GPUを採用した。デスクトップは省スペース型ながらハイスペックなゲーミングPCを実現する製品となっている。日本ではいずれも6月11日に発売される。
ALIENWARE 14
今回発表された中では最も小さい、14インチ液晶を搭載したゲーミングノートPC。小型と言っても、CPUにCore i7-4900MQ、GPUにGeForce GTX 765M 2GB、液晶はノングレアのフルHD(1,920×1,080ドット)IPSパネルを搭載する、ハイスペックなゲーミングPCとなっている。
フレームにマグネシウム合金、シェルにアルミニウムを採用することで、小型の本体ながら剛性を高めている。またリストレスト部分にはマット加工が施され、しっとりした触感で滑り止めの効果も得ている。
キーボードや本体下部およびディスプレイ下部のロゴのLEDは「AlienFX」という機能で制御されている。ユーザー自身が光り方を設定することも可能だが、「ALIEN FX」に対応したゲームでは、ゲーム内の状況に応じて光り方が変化する。例えばフィールドが雪原なら白に、森林なら緑に、荒野なら茶色に、といった変化が自動的に行なわれる。対応するゲームは55タイトル以上。
サイズは334.98×258.35×40.12~41.70mm(幅×奥行き×高さ)。重量はSSD搭載時で2.77kg。14インチのノートPCとしてはかなりの重量だが、GeForce GTX 765Mを搭載するPCとして見れば軽量といえる。
ベースモデルは3タイプあり、最上位の「プラチナ」はメインメモリ16GB、64GB mSATA SSD+750GB SATA HDD、BDドライブなどを搭載して219,980円。ストレージは512MBのSSDにも変更できる。最下位の「スタンダード」は、CPUがCore i7-4700MQ、GPUがGeForce GT 750M 1GBに変更され、メインメモリ8GB、DVDスーパーマルチドライブなどの構成で149,979円。
ALIENWARE 17
17.3インチ液晶を搭載したゲーミングノートPC。一般的には大型のノートPCだが、ALIENWAREの中では2番目のサイズとなる。CPUはCore i7-4930MX、GPUはGeForce GTX 780M 4GBを搭載する、一般的にはハイエンドと呼べるモデル。
液晶は標準ではノングレアでフルHDのIPSパネルとなるが、オプションでNVIDIA 3D Visionに対応できる120Hzのグレアパネルに変更が可能。IPSパネルの高視野角を取るか、120Hzのハイリフレッシュレートを取るか、ユーザーの好みに合わせられる。
本体デザインでは、排気を背面に集中させる設計を取っており、プレイ中に不快な熱を感じにくいようにしている。また「ALIENWARE 14」と同様、ライティング機能の「AlienFX」にも対応する。
サイズは413.56×299.00×46.24~48.46mm(幅×奥行き×高さ)。重量はSSD搭載時で4.15kg。
ベースモデルはこちらも3タイプ。メインメモリ16GB、256GB mSATA SSD+750GB HDD、120Hz液晶(3Dグラス付き)、BDドライブなどを搭載した「プラチナ」が379,980円。CPUをCore i7-4700MQ、GPUをGeForce GTX 765M 2GBに変更し、メインメモリ8GB、64GB mSATA SSD+750GB HDD、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載する「スタンダード」が189,980円。
ALIENWARE 18
18.4インチのフルHDグレアパネル液晶を搭載した、ALIENWAREの中でも最上位となるウルトラハイエンドマシン。CPUはCore i7-4900MQをさらにオーバークロックし、TB時最大4.3GBまで引き上げる。GPUはGeForce GTX 780M 4GBをSLIで搭載し、圧倒的なパフォーマンスを実現する。
「AlienFX」などの機能はこちらも同様に搭載しているが、「ALIENWARE 17」のように液晶を120Hzに変更したりはできない。機能的な特徴よりも、ハイパフォーマンスを追及することに注力したマシンといえる。
サイズは456.50×327.89×56.71~57.50mm(幅×奥行き×高さ)。重量はSSD搭載時で5.47kg。見た目は「ALIENWARE 17」とさほど違わないのだが、重量は1kg以上増している。
ベースモデルは同じく3タイプで、最上位の「プラチナ」はメインメモリ16GB、64GB mSATA SSD+750GB HDD、BDドライブなどを搭載し379,980円。最下位の「スタンダード」では、Core i7-4700MQ、GeForce GTX 765M 2GB SLI、メインメモリ8GB、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載し249,980円。
ALIENWARE X51
スリムデスクトップでゲーミング環境を実現する「X51」シリーズのリニューアル版。デザインは「Xbox 360にそっくりなデザイン」と担当者が笑っていたが、ブラックを基調とした本体に、Xboxマークの代わりに入ったようなALIENWAREのロゴで、確かにそっくりな外見。大きさもかなり近いように見えた。
マザーボードにMini-ITXを採用した小型な本体でありながら、CPUはCore i7-4770、GPUはGeForce GTX 670 2GBを搭載した本格的なゲーミングPC。さらに購入後のパーツアップグレードにも気を配り、内部構造をブロック分けした換装しやすいデザインを採用している。
「AlienFX」にも対応しており、本体のライティングだけでなく、オプションのALIENWARE TaxtXキーボードやマウスに内蔵されたLEDも同期して動作する。
サイズは95×318×343~318.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約5.49kg。
ベースモデルは3タイプで、最上位の「プラチナ」はメインメモリ8GB、2TB HDD、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載して144,980円。最下位の「スタンダード」では、CPUがCore i5-4430、GPUがGeForce GTX 645 1GB、1TB HDDに変更され、89,980円。OSはWindows 7を標準搭載しているが、Windows 8も選択できる。