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「Red Bull 5G」決勝大会イベントレポート

5つのジャンルのトッププレーヤー達が渋谷に集結。東西対決を制すのはどちらのチームか

12月9日開催

会場: 渋谷WOMB

入場料:1,000円

 レッドブル・ジャパンは12月9日、ゲームトーナメントイベント「Red Bull 5G」の決勝戦を渋谷WOMBにて開催した。

 Red Bull 5G決勝戦は東西に分かれた団体戦で、「レーシング」、「FPS」、「スポーツ」、「ファイティング」、「フリージャンル」の5種目で東西それぞれの代表が戦い、先に3ジャンルで勝利したチームが優勝となる。

 タイトルにはそれぞれ「グランツーリスモ5」、「バトルフィールド 3」、「FIFA12 ワールドクラス サッカー」、「ストリートファイター X 鉄拳」、「ぷよぷよ!!」が採用され、オンライン予選、東日本、西日本のオフライン予選を勝ち抜いた東西チームそれぞれ9名、合計総勢18人によって争われた。

 イベントにはe-Sportsイベントのプロデューサー松井悠氏がアドバイザーとして参加しており、観戦に訪れた入場者数は約170名、「ニコニコ生放送」で配信された配信では総視聴者数は62,000人を越えるという大盛況のイベントとなった。

 本稿では渋谷WOMBで行なわれたトッププレーヤー達の熱い熱い戦いをレポートしていきたい。

【会場の様子】
会場の「渋谷WOMB」は普段はライブハウスとして利用されている
会場にはDJブースが設置されインターバルにはアッパーなダンスチューンが会場のボルテージを上げていく
巨大なミラーボールの下に選手たちのプレイスペースが用意されていたのが印象的だ
優勝チームに送られる優勝旗。どちらのチームが手にすることができるのか
会場には競技タイトルの試遊ブースが用意され、興味を持った観客がプレイできるような環境が作られている
東日本は赤、西日本は青のカラーで、各チームの選手は東西に分かれたオリジナルのユニフォームを着用していた

実力はほぼ拮抗。僅かな差が勝敗を分けたレーシングジャンル「グランツーリスモ5」決勝戦

ゲーミングシートが用意されており、ここで各選手はプレイする
東日本代表のやまどぅー選手(右側)、YAM選手(左側)
西日本代表のkh選手(右側)、マサル選手(左側)

 「グランツーリスモ5」の決勝戦は東西各チームのオンライン予選、オフライン予選を勝ち上がってきた2名ずつ、総勢4名による決勝戦が行なわれた。東日本代表はYAM選手、やまどぅー選手、西日本代表はマサル選手、kh選手だ。どの選手もかなりの実力者で、特にYAM選手は「GT5 アジアチャンピオンシップ 2012」で1位入賞、kh選手は「GT5 アジアチャンピオンシップ 2012」で2位入賞などの戦績を残している。

 決勝戦のルールは「ハイスピードリンク」、「ニュルブルクリンク GP/F」の2コースを4名で同時にプレイし、2コースの合計ラップタイムが最も速い選手が優勝となる。

 使用する車種はこの大会の為に特別に制作された「Red Bull X2010 5G」を使用した。このマシンは「グランツーリスモ5」に登場する架空のレーシングカー「Red Bull X2010」をベースにデチューンされたマシンだ。エンジン出力が大幅に下げられ最高時速が290km程度になっており、ハンドリングはよりシビアに、そしてオリジナルマシンにはあった空力システムも外されていて、かなり扱いが難しいマシンになっていた。今回のイベントは走り慣れておらず扱いにくいマシンを如何に自分の物にし、実力を発揮できるかに注目が集まった。

 最初のマップは「ハイスピードリンク」で、このマップは「グランツーリスモ」シリーズオリジナルのマップだ。マップ名に“ハイスピード”という言葉が入っているところからもわかるように、コーナーが6つしかなく、ハイスピードで走り抜けていくというコースだ。選手同士の実力が拮抗しているのでどこでタイム差をつけるか、どこで他のプレーヤーを抜くかが重要なポイントになるという

 1週目スタートラインから一斉に飛び出し、最初のコーナーでは各車横並びで大きな差は見られない。集団を最初に抜けたのはマサル選手。その後ろにYAM選手がピッタリと張り付きスリップストリームからの立ち上がりで勝負を仕掛け、メインストリートでマサル選手を抜きトップへ。しかし後続車と大きな差はなく再度第1コーナーに団子状態でもつれ込む。その後縦一列でほぼ差がないまま、3週目、4週目と抜きつ抜かれつの展開が続く。そしてYAM選手、マサル選手、kh選手、やまどぅー選手という順番で迎えた最終ラップ、最後の最後まで団子状態で抜きつ抜かれつの展開が繰り広げられ最終コーナーまで順位がめまぐるしく変化した。

 結果は1位kh選手(4分37秒398)、2位マサル選手(4分37秒419)、3位YAM選手(4分37秒550)、4位やまどぅー選手(4分37秒975)となり、1位、2位を西日本代表チームが占める結果になった。しかし1位のkh選手と4位のやまどぅー選手のタイム差は0.5秒差とほぼ横並びの記録。2コース目の「ニュルブルクリンク GP/F」の結果次第で簡単に逆転できるタイムだ。

 2コース目の「ニュルブルクリンク GP/F」はドイツに実在するコースで、先ほどの「スピードリンク」とは違い、低速コーナー、ヘアピンカーブ、高速コーナーが続くテクニカルなコースだ。各コーナーをきっちりとミスをしないように抜けていくテクニックと安定性が求められる。

 スタートの順位は先程のラウンドの結果の逆順番、やまどぅー選手、YAM選手、マサル選手、kh選手という順番でスタートした。序盤からテクニカルなコーナーが続きどの選手もアグレッシブには仕掛けず、きっちりとコーナーを攻略していったが、1週目最終コーナーでマサル選手が最終コーナー直前の90度コーナーにオーバースピードで突っ込みコースアウトしてしまう痛恨のミスをし、大きくタイムロスをしてしまう。

 これによりやまどぅー選手、YAM選手、kh選手、マサル選手という順番に。マサル選手はなんとか立て直したいが、ハイレベルなプレーヤー揃いで差が縮められない。西日本代表としてマサル選手の分も挽回したいkh選手だが、やまどぅー選手、YAM選手共に安定した走りでなかなか追い抜けない。

 展開が変わったのは4週目、kh選手がアグレッシブな走りに変化し、インから仕掛けYAM選手を抜き2位となった。しかし抜かれたYAM選手も何度かインから仕掛けプレッシャーをかけた後、スリップストリームからの立ち上がりを使って再度kh選手を抜き返す。そしてやまどぅー選手、YAM選手、kh選手、マサル選手という順番で迎えた最終ラップ、kh選手がYAM選手の後ろに張り付きチャンスを探るが、途中でハンドルが振れてしまい若干のタイムロス、距離を離されてしまう。

 結果、そのまま抜き返すチャンスを与えずフィニッシュ。1位やまどぅー選手(8分29秒273)、2位YAM選手(8分31秒204)、3位kh選手(8分31秒715)、4位マサル選手(8分43秒501)と、こちらは1位、2位を東日本チームが独占した。

 総合結果は「ニュルブルクリンク GP/F」のタイムが大きく響いた結果で、レーシングジャンルは東日本チームが逆転勝利する結果になった。この大逆転に東日本代表チームは大きく盛り上がり、選手は抱き合って喜んでいた。

【試合の様子】
「スピードリンク」の様子。このコースではどの選手もノーミスで完璧な走りを見せ、ほぼ横並びの展開に。タイム差もほとんど出なかった
試合が大きく動いた「ニュルブルクリンク GP/F」の様子。テクニカルなコーナーが多く、僅かな差がダイレクトにタイム差に現れた
逆転勝利に大きく盛り上がる東日本代表チームの2選手

逆転に次ぐ逆転。最後の最後まで結果が読めなかったFPSジャンル「バトルフィールド 3: Close Quarters」決勝戦

素早くステージ転換が行なわれ、4:4の対戦ブースに早変わり
西日本代表チームのAKS
東日本代表チームのGeM

 FPSジャンルでは「バトルフィールド 3: Close Quarters」の決勝戦が行なわれた。「バトルフィールド 3」はフィールドが非常に広く大規模戦を想定しているゲームだが、DLCの「バトルフィールド 3: Close Quarters」は屋内戦闘に特化しており、フィールドも狭めなのでFPSジャンルとして採用されたそうだ。

 ルールは4:4のチーム戦で、マップ・ルールはランダム選択される。決勝戦のマップは高級オフィスをイメージした「OPERATION 925」、ルールは「コンクエストドミネーション」が選択された。

 「コンクエストドミネーション」は、両チームに「チケット」と呼ばれるポイントが有り、先に相手のチケットを0にしたチームが勝利になる。チケットは拠点を制圧するか相手チームのプレーヤーをキルする事で減少させられる。このモードは通常の「コンクエスト」モードに比べると拠点の制圧までの時間が短いのが特徴で、目まぐるしく拠点を奪い奪われるという展開が繰り広げられるルールだ。

 今回のマップは拠点が3カ所配置されているので、そのうちの2カ所をキープできれば勝利に近づく。新たな拠点を制圧していくか、それとも既に制圧した拠点を守っていくのか、チームメンバーとの意思疎通、連携が勝敗を分ける。

 東日本代表のチームはGeM、西日本代表のチームはAKSで、マップが狭いのでショットガンを使う選手が多いかと予想していたが、GeMはアサルトライフル、AKSはサブマシンガンを使っている選手が多かった。

 試合序盤を制したのは東日本代表GeMで、A、B、Cと3拠点あるうちのA、Cの2拠点を制圧し、チケット差をつけ始める。この勢いに乗ってGeMはB拠点の制圧に向かうが、B拠点には西日本代表AKSの守備が展開されていた。結果的に3拠点制圧はできなかったが、チケットはGeM138:AKS111と有利に進めていく。

 しかしその後2人1組で動くAKSにA、C2拠点を制圧されて制圧拠点数を逆転されると、差はジリジリと縮まっていく。その後は拠点を取って取られての展開があったものの、AKSの優勢が続きチケット差はGeM73:AKS90と逆転された。なんとかもう1拠点を取り戻したいGeMは機動力と個人技でA、Cの2拠点を制圧。GeM63:AKS63のチケット差まで持っていき逆転。試合の展開が読めなくなってきた。

 試合終盤、このまま2拠点を守りぬきチケット差を付けていきたいGeMだが、AKSの連携に抜かれ制圧拠点はB拠点の1カ所のみに。再度取り返しを狙っていくが、A、C両拠点共にきっちりと防衛が展開されており制圧できない。GeMがA、Cの拠点を攻めている隙にAKSはB拠点を制圧。そのままGeMのチケットが0になり、FPSジャンルは西日本代表AKSが制した。

 全体を通してみると個々のスキルは大きな差があるようには感じなかったが、機動力を生かし攻勢をかけるGeMに対し、防衛や連携で上手く対処していったAKSの戦法が勝利につながったようだ。

延長戦までもつれ込む展開。スポーツジャンル「FIFA12 ワールドクラス サッカー」決勝戦

再度ステージ転換。1:1の対戦ブースに
西日本代表のともプー選手(左側)と東日本代表のjengaman選手(右側)

 スポーツジャンルでは「FIFA12 ワールドクラス サッカー」の決勝戦が行なわれた。東西各オフライン大会で64名ずつ、合計128名の頂点を決める戦いだ。なお本イベント開催時は「FIFA13 ワールドクラス サッカー」が発売されているが、大会の発表時にはまだ発売されていなかったので「FIFA12」を使っての大会となった。

 東日本代表はFIFA主催のゲーム版ワールドカップ「FIWC2012」日本チャンピオンでもあるjengaman選手、西日本代表は「eスポーツ JAPAN CUP FIFA部門」で3連覇中のともプー選手と、このタイトルも強豪プレーヤー同士の戦いになった。

 jengaman選手は「レアル・マドリード」、ともプー選手は「ブラジル」を選択し試合がスタートした。

 最初にペースを作ったのはともプー選手操るブラジルチームで、パスカットからドリブルと上手くボールを掴む。しかし決定的なチャンスに繋げられないまま前半10分、jengaman選手が操るレアル・マドリードにボールを奪われ、そのまま左サイドを駆け上がり、センタリングからのヘディングで1点を奪われる。しかしともプー選手も負けておらず、試合再開直後、ブラジルペースでボールを相手陣地へ持ち込むと、そのままゴールを決め同点にし、試合は振り出しに戻った。

 なんとか追加点を狙いたい両選手。前半30分jengaman選手がパスカットからフェイントを仕掛けてペースを作る場面もあったが、前半43分、jengaman選手のコーナーキックからカウンターに繋げ、ともプー選手のブラジルが一気にフィールドを駆け上がる。

 ディフェンスはほとんどど居らずゴールは確実か、と思われたがゴールポストに弾かれ得点に繋がらない。ともプー選手はさらにアディショナルタイムにもアグレッシブにゴールを狙っていくが、再度ゴールポストに弾かれ前半戦終了。両選手共に攻撃的なプレイを展開していた。

 そして始まった後半戦。こちらも両選手共に攻撃の手をゆるめることはないが、ゲーム内選手のスタミナが切れてきたのか、お互い上手くボールをキープできず、なかなかゴールに繋げられない。後半81分、ともプー選手がゴール前までボールを運び、フェイントからゴールに繋げようとする場面もあったが、jengaman選手のディフェンスが抜けずシュートできなかった。そのまま時間が経過し、両者追加点なしで1分ハーフの延長線に突入する。

 最初にしかけたのはjengaman選手、右サイドから駆け上がりセンタリングからヘディングに繋げる。これはともプー選手のディフェンスに阻まれ1度ボールを戻されるが、再度jengaman選手がボールを奪い、今度は左サイドから一気に駆け上がり、センタリングでヘディングシュートを決めた。jengaman選手はそのままリードを守りきり2:1で勝利。スポーツジャンルは東日本代表のjengaman選手が制した。

【試合の様子】
延長戦にまでもつれこんだ「FIFA12 ワールドクラス サッカー」

優勝にリーチをかけた東日本代表。ファイティングジャンル「STREET FIGHTER X 鉄拳」決勝戦

東日本代表のいんこ選手
西日本代表のエートロ選手

 続くファイティングジャンルでは「STREET FIGHTER X 鉄拳」の決勝戦が行なわれた。東日本代表は公式全国大会「格闘秋祭り」で8位入賞のいんこ選手、西日本代表はストリートファイターIVで「闘劇2009」に出場経験があるエートロ選手だ。優勝にリーチをかける東日本代表のいんこ選手は「盛り上がらなくて申し訳ないのですが、ここで決めさせてもらいます」と強気なコメントだ。

 「STREET FIGHTER X 鉄拳」はそれぞれのプレーヤーが2キャラクターを選択し、タッグで戦う格闘ゲームだ。試合中にキャラクターを交代することができるので、どのタイミングで交代するかはもちろん、交代から繋げるコンボなどもあるのでその辺りが見所になる。体力ゲージはそれぞれのキャラクター毎に独立しているが、前に出ているキャラクターの体力ゲージがなくなるとその時点で試合終了となる。ルールは1試合2ラウンド先取した方が勝利で、先に3試合勝利した選手が勝利というもの。

 東日本代表のいんこ選手は「ファラン」、「ルーファス」を使い、西日本代表のエートロ選手は「ジャックX」、「サガット」を使うが、試合ごとに使用キャラクターを変更することも認められている。

 試合は西日本代表のエートロ選手が「ジャックX」の「ユンボ」で牽制をかけ、相手を誘い込んで攻撃し、いんこ選手は「ファラン」、「ルーファス」の飛び込みから繋げるコンボを見せる展開が見られた。試合は交互にポイントを取り合い決勝は5試合目まで雪崩れ込み、5試合目も両者1ラウンドを制するというシーソーゲームが展開された。東日本代表のいんこ選手がこのラウンドを取ればファイティングジャンル、そしてRed Bull 5Gの東日本代表の勝利が決定するという非常に重要なラウンド。

 後がない西日本代表のエートロ選手だが、ラウンド開始直後東日本代表のいんこ選手のコンボを受けHPゲージはかなり不利な状況に。しかしエートロ選手も冷静にコンボを返していきHPゲージはほぼ5分の状態となる。エートロ選手はサガットで牽制をから隙をついて一気にコンボを叩き込み、いんこ選手のHPを一気に削りきって勝利となった。ファイティングジャンル「STREET FIGHTER X 鉄拳」は西日本代表のエートロ選手の勝利になり、Red Bull 5Gの優勝の座も次の試合にもつれ込んだ。

【試合の様子】
KOを取りにくくタイムアウトになりすいゲームだが、きっちりとHPゲージを削り切る展開が多かった

Red Bull 5Gを制するのは東日本か、西日本か。フリージャンル「ぷよぷよ!!」決勝戦

東日本代表のくまちょむ選手
西日本代表のkamestry選手

 フリージャンルでは「ぷよぷよ!!」の決勝戦が行なわれた。東日本代表は「日本ぷよ連盟」理事長で「ぷよぷよ通を学ぶための本」などの著者であるくまちょむ選手、西日本代表は「ぷよぷよフィーバー」で全国1位になったほか、数々の公式大会で優勝したkamestry選手と日本のぷよぷよ界の頂点に君臨する選手同士の戦いだ。

 両選手とも各チームのキャプテンで、この試合結果でRed Bull 5Gの優勝チームが決定するという最大のプレッシャーの中で試合が行なわれた。ルールは1試合3ラウンド、3試合先取した方の勝利だ。

 試合の内容は流石に超トッププレーヤー同士の試合だけあり、猛スピードで大連鎖を組み上げていく。上級者同士の戦いではお互いの画面を見ながら対戦するそうで、フェイントに小規模な連鎖を起こしたりとテクニック以上に高度な心理戦が繰り広げられた。

 試合は序盤から東日本代表のくまちょむ選手のペース。冷静に連鎖を組み上げていき1、2試合を先取した。しかしkamestry選手もトッププレーヤーとして、そしてキャプテンとしてくまちょむ選手のストレート勝利を許すわけにはいかない。

 3試合目の1ラウンドでは先に攻撃を仕掛けくまちょむ選手の連鎖を止め、そこからの攻撃で勝利し流れを作る。そのまま2ラウンド目も勝利し、2対1と盛り返す。続く4試合目の1ラウンドも、kamestry選手が制し流れを作ることに成功する。

 このペースで勝利を続けたいkamestry選手だったが、くまちょむ選手の大連鎖から始まる攻撃の応酬であえなく2ラウンド、3ラウンドを落とし、フリージャンル「ぷよぷよ!!」は東日本代表くまちょむ選手が勝利を収め、Red Bull 5Gも東日本代表チームが制するという結果になった。

【試合の様子】
連鎖につぐ連鎖が飛び出すレベルの高い試合に観客も大興奮だった
勝利が決まった瞬間チームメンバーが集まり喜びをわかちあっていた

【表彰式】
レーシングジャンル優勝のやまどぅー選手
FPSジャンル優勝のチームAKS
スポーツジャンル優勝のjengaman選手
ファイティングジャンル優勝のエートロ選手
フリージャンル優勝のくまちょむ選手
松井氏から優勝旗を受け取る東日本チームキャプテンのくまちょむ選手
優勝チームにはレッドブル1年分と、2013年F1グランプリ観戦ツアーが贈られた

 大会は、本当に最後の最後までどうなるかわからない展開が繰り広げられ、会場は興奮につつまれていたのが印象的だった。会場にいると選手のピリピリとした感情や、観客のテンションがダイレクトに伝わってきて、インターネット配信とはまた違った感触が楽しめる。来年もRed Bull 5Gが開催される予定となっているので、e-Sportsイベントに興味を持って、観戦に出かけてもらえれば幸いだ。

(八橋亜機)