東京マルイは、ガスガン「MP7A1」を10月29日に発売する。価格は34,440円。全長38.1cm、ストックを伸ばした場合は58.6cmとなり、重量は2.2kg。対象年令は18才以上となっている。商品には本体の他、マガジン、保護キャップ、フルオートトレーサー・サイレンサーアダプター、取扱い注意・説明書、クリーニングロッドなどが付属する。ガスやBB弾は別売り。

セレクトレバーは両面にあり、左右どちらの手でも操作できる

　MP7はヘッケラー&コッホ社が開発したサブマシンガンで、ドイツ連邦軍をはじめ、アルバニア警察やアメリカ海軍の特殊部隊などにも採用されている。今回発売されるガスガンのモデルとなったMP7A1は、MP7の改良型で2004年に登場している。片手でも使用しやすく設計されており、セミオートとフルオートを切り替えるセレクトレバーや、マガジン交換に使用するボルトリリースが左右についているため、右手、左手、どちらでも使用可能。

　東京マルイはこのサブマシンガンを“ガスブローバック マシンガン”と呼んでいる。射撃をする度にBB弾を発射するだけでなく、実際の銃同様にボルトが後退し、激しい反動が生じる。機構部分に重りを追加して反動の強さを調整しており、まるで本物の銃を撃っているかのような感触が味わえる。本物同様左右についているセレクターで単発のセミオート、引き金を引いている間弾を撃ち続けるフルオートに切り替え可能。マガジンが空になるとボルトストップが働き、マガジンを交換してチャージングハンドルを動かすことで初弾が装填される。実銃と同じ手順で射撃可能になる。

　フォアグリップは折りたたみ式で伸ばすことも可能。後方のストックは長さを4段階に調整できる。フロント/リアサイト実銃同様調整できる。メンテナンスのための分解もできるようになっているほか、オプションパーツを取り付けられる“金属製マウントレイル”も装備しているなど、こだわりのユーザーも納得できるギミックが満載となっている。マガジンはダイカスト製で、40発のBB弾を装填できる。ガスはこのマガジンに注入するようになっている。

　MP7A1はゲームで取り上げられることが多い銃だ。「Call of Duty: Modern Warfare」シリーズ、「バトルフィールド3」、「メタルギア ソリッド4」といったコンシューマーゲームはもちろんのこと、「SPECIAL FORCE 2」、「カウンターストライクオンライン」、「Alliance of Valiant Arms」、「クロスファイア」など多数のオンラインFPSにも登場する。愛着のある銃を実際に手に持ってみたいと思う人も多いはずだ。東京マルイの「MP7A1」はそんな“夢”を手軽に叶えてくれるアイテムと言えそうだ。

【MP7A1】
精密に実銃を再現。ストックも可動するほか、拡張性もある