MSY、左右対称型ゲーミングマウス「Razer Taipan」を8月31日に発売
Avago製「8200dpi 4Gデュアルセンサー」を採用した注目の最新モデル
MSY株式会社は、米Razerのゲーミングマウスの新モデル「Razer Taipan(タイパン)」を8月31日に発売する。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS Xで、価格は7,980円。
左右対称のシンプルなデザイン |
側面には滑り止め用のラバーが装着されている |
東南アジア地域の猛毒ヘビからその名前を採った「Razer Taipan」は、昨今のRazerのゲーミングマウスには珍しい左右対称のデザインを採用した有線型のゲーミングマウス。利き手を問わず使用でき、様々な持ち方、手のサイズに対応した汎用性の高さが特徴となっている。そして、最大のウリは、ゲーミングマウスの心臓部であるレーザーセンサーに、Avago製のADNS-9800を採用しているところだ。
Avagoのレーザーセンサーは、ゲーミングマウス界の最大のライバルであるLogitech(ロジクール)を筆頭に、国産ではDHARMAPOINT、そのほかSteelSeries、Zowie、Corsair、Zalmanといった主要なゲーミングマウスメーカーが採用している定番中の定番、王道中の王道センサーとなる。ADNS-9800はそのAvagoの最新モデルとなる。
しかし、Razerがこれまでメインストリームモデルに搭載していた「3Gレーザーセンサー」、「3.5Gレーザーセンサー」、「4Gレーザーセンサー」と呼んでいたレーザーセンサーはすべてPhillips製で、トラッキング精度が一部のゲーマーの間で不評だった。Razerはこれを受けて、プロゲーマー御用達メーカーのプライドを賭けてレーザーセンサーと光学式センサーとの二重検知、いわゆる「4Gデュアルセンサーシステム」によってトラッキング精度を高めようとしたが、Avago製の精度を凌駕するには至らなかったようだ。
今回初搭載された「8,200dpi 4Gデュアルセンサー」は、「それならば」ということでAvago製のレーザーセンサーを、Razerが独自のノウハウで完成させたデュアルセンサーシステムに搭載し、レーザーセンサーと光学式センサーで二重検知してしまおうというスペック的には史上最強のモデルとなる。相性やドライバーの馴染み具合については未知数の部分もあるが、光学式マウス以来となるAvagoの性能とRazerのデザインのタッグはPCゲームファンにとっては朗報だろう。
そのほかの特徴としては、マウスパッドの表面を読み取って、マウスパッドごとのキャリブレーションを自動でやってくれるクラウド型のソフトウェア「Razer Synapse 2.0」に対応し、使用PCを変えた際の手間を大幅に軽減してくれる。また、本体の天板部分はRazerお馴染みのラバーコートが施され、両側面にはRazerとしては珍しいラバーが張ってあり、かぶせ持ち、つまみ持ちを問わず、キッチリ握り込むことができる。
本体サイズは124×64×36mm(長さ×幅×高さ)で、重量は132g。
【「Razer Taipan」製品PV】 |
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【Razer Taipan】 | |
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(2012年 8月 27日)