Xbox 360「バイオハザード6」先行体験版プレイレポート
変異する絶望「クリス編」の銃撃アクションをプレイ動画と共に紹介
カプコンより10月4日に発売予定の「バイオハザード6」(BH6)。今作はプレイステーション 3/Xbox 360/PCでリリース予定だが、Xbox 360版「ドラゴンズドグマ」の特典として、Xbox 360版の体験版が先行して配信されている。
体験版では、ストーリーを「レオン」、「クリス」、「ジェイク」の3人から選択可能で、本作の特徴である“それぞれのシチュエーションと様々な恐怖”を体験できる。また、オンラインCo-op(2人協力プレイ)も可能だ。
前回の「レオン編」に続いて、今回は対バイオテロ部隊“BSAA”隊長である「クリス編」をお届けしよう。
■ 中国は蘭祥で繰り広げられるBSAAと新型B.O.W.の戦い!!
バイオテロが起きている中国は蘭祥の地で、国連高官を救出する任務に臨むクリスとピアーズ、そしてBSAAの隊員たち |
クリス編の体験版は思いがけないシーンから始まっていく。場所はどこかのバーの店内。くたびれたコートを着て、無精ヒゲを生やした男が泥酔していた。バーテンダーの女性にも飲み過ぎをいさめられ、他の客とも揉め事を起こす……。
この男こそ、記憶を失ったクリス・レッドフィールドなのだ。「バイオハザード」シリーズとしては珍しいテイストのシーン。今作ではこうした一般的な場所でのやり取りも見られるのかもしれない。
BSAAの若きエース「ピアーズ・ニヴァンス」に迎えられBSAAに復帰したクリスは、バイオテロが起きた中国は蘭祥(ランシャン)の地での国連高官を救出する作戦へと赴く。
クリス編の体験版は、この蘭祥にある雑居ビル群の屋上を渡り歩き、指定ポイントを目指してパートナーのピアーズやBSAA部隊の隊員と共に進んでいくというもの。途中にはB.O.W.(生物兵器)が数多く待ち受けている。探索する中での忍び寄るような恐怖が描かれていた「レオン編」とは対照的に、激しい銃撃のアクションと、B.O.W.が襲いかかってくる恐怖が描かれている。
【クリス編の体験版は全編が激しい戦闘の連続】 | |
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雑居ビルの屋上を伝って指定されたポイントを目指すが、そこら中にB.O.W.(生物兵器)の「ジュアヴォ」が待ち構えている |
RTでいつでも格闘攻撃が出せるのが今作の大きな特徴(LTで構えてRTをすれば射撃)。右下にゲージ類があるが、上が体力、その下が「フィジカルコンバットゲージ」、1番下が残弾数となる |
B.O.W.の「ジュアヴォ」は驚異的な再生能力が特徴。だが、激しく損傷して再生が追いつかなくなると元の姿とはかけ離れた変異を起こしてしまう。つまり、攻撃するたびに異常な姿に変わっていくのだ |
アクション操作の中でも、今作での1番の変化はRTでいつでも「格闘攻撃」が出せることだ(クリスだけではなく、全操作キャラ共通な今作の特徴)。「BH5」では敵がよろめいた時など特定のシチュエーションで格闘が出せたが、今作ではいつでも出せる。敵の背後から近寄っていき、格闘攻撃で倒すというようなアクションも可能だ。
格闘攻撃のバリエーションもちゃんと場所を活かしたものになっていて、例えば手すり近くに立って見張っている敵なら、ビルの下へ突き落としたり、壁に近い敵なら壁へ叩きつけたりといった攻撃をしていた。
また、体験版の印象として、弾数が少なめで乱発できなくなっているため、弾が無い時に格闘で切り抜けるのも重要になるかもしれない。
だだ、格闘もいくらでも出せるわけではない。体力ゲージと残弾数のほかに「フィジカルコンバットゲージ」というゲージがあり、格闘攻撃を出すとゲージは減り、時間経過と共に回復していくという仕組みだ。武器と格闘をバランスよく使っていくのがポイントになるだろう。
敵の「ジュアヴォ」と呼ばれるB.O.W.(生物兵器)の大きな特徴は“再生能力の高さ”にあるのだが、再生が追いつかなくなると原形とはかけ離れた変異を遂げてしまう。つまり、最初は人型であっても、銃撃で体の部位が吹き飛ぶたびに再生されたあとに形が変わり、最後には姿かたちですら人ではないものに変わっていく。
中には、巨大な蛾のような姿に人の上半身を逆さにぶら下げているという姿にまでなるものもいる。この形態で空を飛ぶようになった「ジュアヴォ」は狙いづらく、上空から突然襲ってきてこちらを掴んでくることもある。
【B.O.W.「ジュアヴォ」が姿を変えつつ襲いかかる!】 | |
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攻撃するごとに顔も、腕も、最後には体そのものも変異する「ジュアヴォ」。巨大な蛾のような姿になると空を飛び回るようになり、上空からこちらを掴むような攻撃をしかけてくる |
足場が崩れ、クリスがしがみついたパイプに宙づりに! ピアーズが狙撃で援護するという場面だ |
ルートの途中には、足場が崩れてクリスが落下し、パイプのようなものになんとかしがみつくという場面がある。そこに敵が現われ無防備なクリスを狙うのだが、そこは腕のいいスナイパーであるピアーズが援護する。
ここは、クリスを操作しているならボタンを連打してパイプを急いで伝っていき、ピアーズを操作している場合はスナイパーライフルで援護するという役割分担になる。
その後もクリスは、ピアーズや部隊と合流するまで別々のルートを進んでいくのだが、遠くに見えているクリスをピアーズが狙撃で援護することも可能。これはもちろんCo-opプレイの場合だと、プレーヤーそれぞれが別ルートを進みつつ協力する場面になる。「BH5」にあったCo-opプレイの良さはそのままに、今作ではより凝ったものになっていそうだ。
【パートナーのピアーズは優秀なスナイパー】 | |
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ピアーズ・ニヴァンスは、BSAAの若きエースにして天性のスナイパー。体験版でもピアーズを選択するとスナイパーライフルを装備している |
指定されたポイントにたどり着き後続の部隊が到着するのを待つクリスたちだが、そこには大量の「ジュアヴォ」が……。袋小路のような場所で、クリス、ピアーズ、そしてBSAAの隊員たちが激しい銃撃戦を繰り広げる。クリス編では「隊員が襲われて仲間が減っていく恐怖」が描かれるということだが、この体験版ではそこにはまだ踏み込んでおらず、隊員が多くいる心強さが感じられるものとなっている。なんとか敵の猛攻を凌いだところで、クリス編の体験版は終了していく。
【押し寄せるジュアヴォ! BSAA隊員も駆けつける】 | |
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体験版の終盤は、合流ポイントにジュアヴォが大量に押し寄せてくる。追い詰められるクリスとピアーズたちだが、そこにBSAAの隊員が到着し混戦模様に |
【体験版クリス編プレイムービー】 |
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クリス編プレイレポートはここまで。上にプレイ動画を掲載しているので、ぜひそちらもご覧頂きたい。次回「ジェイク編」もお楽しみに。
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□「バイオハザード6」のページ
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(2012年7月20日)