Xbox 360「バイオハザード6」先行体験版プレイレポート
迫りくる絶望「ジェイク編」のプレイを動画と共に紹介


10月4日 発売予定(PS3/Xbox 360版)

価格:7,990円(PS3/Xbox 360版)



 カプコンより10月4日に発売予定の「バイオハザード6」(BH6)。今作はプレイステーション 3/Xbox 360/PCでリリース予定だが、Xbox 360版「ドラゴンズドグマ」の特典として、Xbox 360版の体験版が先行して配信されている。

 体験版では、ストーリーを「レオン」、「クリス」、「ジェイク」の3人から選択可能で、本作の特徴である“それぞれのシチュエーションと様々な恐怖”を体験できる。また、オンラインCo-op(2人協力プレイ)も可能だ。

 今回は、「レオン編」「クリス編」に続いて、迫りくる脅威から逃亡劇を繰り広げる「ジェイク編」をお届けしよう。

― Jake Story ―

東欧の紛争地域【イドニア共和国:Edonia】。
青年・ジェイクは、傭兵として反政府軍に参加していた。
過酷な戦場という環境、先の見えない泥沼のような戦況。
それらが、傭兵たちの心を静かに蝕む。

それを見透かしたかのように、
戦意高揚を謳う栄養剤が配布された。
投与後間もなく、彼らの肉体に異常な変化が……
体が変形し、暴れ出す傭兵たち。

そんな不可解な状況にあって、
ジェイクにだけは、なんの変化も起きない。
襲いかかってくる傭兵を退けたジェイクの前に、
ひとりの女性が現われる。

女性の名は、合衆国エージェント、シェリー・バーキン。
世界を救うため一緒に来てほしいと告げるシェリー。

「始めに前金で20万ドル。残りは終わった後。
ちなみにB.O.W.は別料金。1体1,000ドルだ」

突然告げられた話にも動じず、飄々と言い放つジェイク。
反政府軍とBSAAの激しい戦闘の真っただ中。
“C-ウィルス”の投与により変異した反政府軍の傭兵たち。
それに立ち向かうBSAA。
銃弾が飛び交う戦場を、危険に肌を焼きながら駆け抜けていく2人。

背後から迫りくる圧倒的な絶望―

世界の運命を賭けた長い逃亡劇に終わりはあるのか。




■ ウェスカーの息子「ジェイク」に迫りくるB.O.W.「ウスタナク」!

ジェイクをどこまでも追跡するB.O.W.「ウスタナク」。攻撃が通じず、まったくひるむ様子も見せない捕縛者に、ジェイクとシェリーはひたすらに逃げる

 「バイオハザード6」は、3人の主人公とそれぞれの物語があり、それが時にクロスオーバー(交差)することが醍醐味となっているが、そのうち2人はシリーズ作でも代表格のキャラクターと言っていい「レオン」と「クリス」であり、初の共演となる。では3人目は?3人目は“ウェスカーの呪われた血を引き継いだ”と言われる「ジェイク」だ。

 生い立ちからして謎めいているだけに、この体験版での内容も特殊なシチュエーションだ。突如現われた合衆国エージェント「シェリー」。C-ウィルスで変異した傭兵たち。変異した傭兵と戦うBSAA。その戦場をかいくぐっていく2人の前に、ジェイクを捕らえようと追跡するB.O.W.「ウスタナク」が現われる。

 体験版は、このB.O.W.「ウスタナク」からダッシュで逃げるというシーンから始まる。奥から迫ってくるウスタナクから、手前に向かってダッシュ(Aボタンを押しながら移動)で逃げるという場面。ウスタナクにはこちらの攻撃がろくに通じず、ひたすらに逃げるほかない。ジェイク編では、この迫りくる恐怖から逃げるということがテーマとなっているようだ。

 ジェイクの大きな特徴は、その生まれ持った血のためか体術が得意ということだ。他のキャラでもRTでいつでも格闘攻撃が出せるようになった本作だが、ジェイクは装備の中に「素手」という項目があり、素手であればゲージ消費なしに格闘攻撃が出せる。

 ジェイクは身体能力も相当に高く、逃亡中にはレオンやクリスにも負けないダイナミックなアクションを見せる。シェリーとの会話を見る限りは、少し皮肉屋っぽさがありながらもクールな性格が伺えるキャラクターだ。


【ウェスカー譲り?なジェイクの身体能力の高さ】
傭兵稼業をしていたとはいえ、常人離れした身体能力を見せるジェイク。それもまた流れる血ゆえか?体術も得意なキャラクターだ

仰向けに倒れた状態からの射撃など、今作では新たなアクションが豊富にある

 「レオン編」、「クリス編」と今作の特徴的なシステムを紹介してきたが、今回は移動系のアクションに注目していこう。ジェイク編は、B.O.W.「ウスタナク」からの逃亡ということもあってスピーディーに動くことがポイントになるが、今作ではかなり自由な動きが可能となっている。

 まず、Aボタンを押しながら移動で「ダッシュ」。ダッシュ中にLTを押すと「スライディング」が可能で、さらに、スライディング中に左スティックを手前に入れると体の向きを「180度ターン」させ、スライディングの倒れた姿勢から撃つという動きもできる。

 これらのアクションを組み合わせて使うことで、「ウスタナク」の突進は、スライディングですれ違い気味に交わしつつ、180度ターンで攻撃ということも可能だ。構えて射撃している最中に敵に攻撃されると感じた場合は、左スティックとAボタンの「緊急回避」で攻撃をかわせる。

 また、構えながら壁や瓦礫などに近づくと、体をつけて物陰に隠れる「カバーアクション」もあって、ダッシュで移動し、スライディングしてそのまま物陰にカバーリングするという、スピーディーな動きもできる。これまでの「バイオハザード」シリーズとは異なるアクション性の高さと豊富さが感じられる。

1度は振り切ったと思われたが、建物を破壊してウスタナクが出現!! 逃げ道のない場所で、どう撃退するのか?

 ジェイクとシェリーは、建物の中に逃げ込みウスタナクの猛追から逃れようとする。だが、2人の前にはC-ウィルスで変異した傭兵たちも現われる。「ザコに構っているヒマはねぇ」とクールに決めつつ撃退するジェイク。

 急いで建物の出口に向かおうとする2人に、建物を崩壊させて侵入してくるウスタナクが迫る。傭兵にも囲まれ、絶体絶命。ウスタナクに掴まれば瀕死・即死は免れない。ハンドガン程度の銃撃ではひるみもしないウスタナクをどう撃退すればいいのだろうか?

 「ジェイク編」の体験版は、このウスタナクの襲撃をなんとか凌ぎきったところで終了していく。


【C-ウィルスで変異した傭兵たちもジェイクを追う】
ウスタナク以外にも、C-ウィルスで変異した傭兵たちがジェイクを捕らえようと追ってくる。最大の脅威であるウスタナクを意識しつつ、この傭兵たちも排除しなければならない

【捕縛者ウスタナクに追い詰められる2人】
銃撃にひるむことなく突進してくるウスタナク。掴まれれば、良くて瀕死、悪ければ即死が待っている。この状況をいかに切り抜けるのだろうか?

【体験版ジェイク編プレイムービー】



 今回のジェイク編でXbox 360先行体験版のプレイレポートは終了。上にジェイク編のプレイ動画を掲載しているので、そちらもぜひご覧頂きたい。また、「レオン編」「クリス編」のレポートも、未読な方はぜひチェックして頂ければ幸いだ。

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(2012年7月21日)

[Reported by 山村智美]