スパイク・チュンソフト、PSP「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」

ゲームの中心となる「学級裁判」の進め方を詳しく紹介


7月26日 発売予定

価格:6,279円(通常版)
   9,429円(限定版「超高校級のスーパー限定BOX2」)
   5,200円(ダウンロード版)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社スパイク・チュンソフトは、7月26日の発売を予定しているPSP用ハイスピード推理アクション「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」の最新情報を公開した。価格は通常版が6,279円、限定版「超高校級のスーパー限定BOX2」が9,429円、ダウンロード版が5,200円となっている。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 今回公開されたのは、ゲームの最も重要なパートとなる学級裁判について。生徒全員が参加し、この場で犯人を見つけ出さなければならない。


【「学級裁判」が始まるまで】
島内で生活したり捜査パートでは、捜査で聞き込みや物を調べることで手がかりを見つけていく。捜査をする事で、事件解決のヒントを弾丸に見立てた「言弾(コトダマ)」を入手することができる。「言弾」は物的証拠であったり、他の生徒による証言であったりもする。
「学級裁判」が始まる前に、裁判に役に立ちそうなスキルをセットすることができる。スキルには、発言力の最大値が増える「注目の発言力」や、照準の移動速度が速くなる「シフトアップ」などが存在する。これら獲得したスキルの中から、最大SPの範囲内でセットしておく。最大SPは自身のレベルが上がれば上がるほど多くなる

【学級裁判のルール】

 生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に全員参加が義務付けられる学級裁判が行なわれる。

 学級裁判の場では、「身内に潜んだクロ(犯人)は誰か?」を議論し、正しいクロを指摘した場合は、殺人を犯したクロだけが”おしおき”となり、残った他のメンバーだけで修学旅行を続行する。

 ただし、正しいクロを指摘できなかった場合は、校則違反とみなして残りの生徒は全員“おしおき”となり、生き残ったクロは特別措置として罪が免除され、島からの帰還が許可される。

 これが学級裁判のルールとなる。ちなみに“おしおき”とは噛み砕いて言うと、処刑のこと。学級裁判後の愉快なおしおきタイム。これも「コロシアイ修学旅行」のお楽しみの1つです。




■ ノンストップ議論


ノンストップ議論での論破ブレイク

 学級裁判では生き残っている生徒たちで事件に関する議論を行ない、犯人を推理し突き止めなければならない。この議論の際に発生するのが「ノンストップ議論」。生徒達の発言が続く中、議論は自動的に進行していくが、生徒の発言の中に“ウソや間違い”と思う場面があれば、プレーヤーは捜査の時に集めた“言弾”を使い指摘し論破しなければならない。

 ノンストップ議論中は生徒達の発言が流れていくが、この中に黄色になっているセリフ部分がある。この発言がウィークポイントで、この中には間違ったものも存在する。どのウィークポイントが間違った発言なのか推理し、アナログパッドで照準をあわせ、△ボタンでウソや間違いを撃ち抜き指摘していく。

 ただし、ウィークポイントを撃ち抜くことができるのは、対応した言弾だけ。いくつか装填される言弾の中から、ウィークポイントの矛盾の根拠となる言弾を選択し撃ち抜かなければならない。


集めた証拠や矛盾点ともいうべき「言弾」を、推理することで的確に選びキチンと当てていくことが、正解への早道だ

Rボタンを押すと発言スピードを落とすことができる。有効に使いたいところ

 ノンストップ議論中にRボタンを押すと、精神を集中することができノンストップで流れ続ける発言セリフのスピードを落とすことができる。発言スピードが速いと感じる人は使うといいだろう。ただし、使用すると集中力ゲージは減少してしまうので、使いすぎには注意しなければならない。

 他の生徒の発言の矛盾点をつくだけではなく、青色のウィークポイントが出現することもある。これは逆に「この意見に賛成する」という意思表示「賛成ポイント」となる。「賛成ポイント」に言弾を当てるのは、相手の証言を論破するためでなく、相手の証言が正しいことを証明するためとなる。議論の流れを見て、推理しながら論破するべきか、賛成するべきか、1つ1つ推理し判断する必要がある。


青色のウィークポイントは論破するのではなく、賛成するもの。議論によって賛成するのか、論破すべきなのか推理しなければならない

■ 推理アクション

 学級裁判では、状況により「推理アクション」が発生する。この「推理アクション」を攻略することで推理が進展したり、犯人を突き詰めるきっかけになったりする。ここでは5つの推理アクションを紹介する。


【反論ショーダウン】
学級裁判中に生徒から反論されるシチュエーションが発生する。反論されるとスタートする「反論ショーダウン」は、次々と流れてくる反論セリフを、方向キーや○ボタンで斬ることで破壊していく。ただし、一斬りで破壊できないセリフもあり、反論セリフが消えるまでに何度も斬り返さなければならないこともある。斬り返すことで相手の反論の矛盾を引き出せるので、ウィークポイントを見つけたらノンストップ議論同様、間違いを指摘して論破しなければならない
【閃きアナグラム(改)】
重要なキーワードを推理する場面では、パズルゲームのような「閃きアナグラム(改)」が発生。ここでは問題の答えとなるキーワードを完成させる。上下左右から流れてくるさまざまな文字のなかから、該当する文字を○ボタンでキャッチしてキーワードを完成させなければならない。流れる文字のうち違う文字同士がぶつかると、文字が爆発してダメージとなる。ダメージを受け過ぎたり、時間内にキーワードを完成できなければゲームオーバー
【ロジカルダイブ】
主人公が自分の考えをまとめたいときに発生するのが「ロジカルダイブ」。レースゲームのようなミニゲーム(推理アクション)。脳内にイメージ化されたチューブ状のコースを疾走し、ゴールを目指す。特定の地点まで進むと問題が表示され、選択肢によりコースが分岐する。正しい答えのコースを選択すると、そのまま先に進めるが、間違った選択肢の場合はコース外に落ちてしまう。途中にある分岐点をすべて正しい方に進み、クリアを目指すこととなる
【パニックトークアクション(PTA)】
主人公と他の生徒が対立した場合は、リズムゲーム「パニックトークアクション(PTA)」が始まる。リズムに合せて□ボタンを押すことで銃弾をストック、○ボタンで発射。リズムに合せて、相手を守る盾をすべて破壊していく。盾をすべて破壊すると、相手は最後の言葉を放ってくる。画面に表示された4つのボタンを正しい順番で押し、トドメを撃ち込む
【クライマックス推理】
超絶な展開を見せる議論の末に事件の全貌は明らかとなる。「クライマックス推理」では、その全貌を再現しているマンガのなかの、ところどころ抜けている部分に「コマ」を当てはめ、事件の再現マンガを完成させていく。クライマックス推理にもタイムリミットが存在し、さらには事件の再現に関係のないコマもあるので、注意して当てはめていかねばならない

■ レベルファイブ「タイムトラベラーズ」とのコラボ

 「スーパーダンガンロンパ2」では、レベルファイブのPlayStation Vita/PSP/ニンテンドー3DS用タイトル「タイムトラベラーズ」とのコラボレーションが行なわれている。

 「スーパーダンガンロンパ2」の舞台となるジャバウォック島にある映画館内の看板に「タイムトラベラーズ」のポスターが掲出されている。逆に「タイムトラベラーズ」の作品内では、主人公の1人である新道究悟の研究室ほか、様々な場所にモノクマのぬいぐるみが飾られている。



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(2012年 7月 11日)

[Reported by 船津稔]