SCEJ、PS3「TOKYO JUNGLE」謎のプレスキットが編集部に到着

クリエイター発掘オーディションに合格したチームが描くサバイバルとは?


6月7日 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:C(15歳以上対象)



「TOKYO JUNGLE」のビジュアル

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、プレイステーション 3用サバイバルアクション「TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)」を6月7日に発売する。価格は未定で、CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 4月25日に編集部に大きな荷物が届いた。袋には「サバイバル用持ち出し袋」とある。何が何だか中をまさぐってみるとカンパンや手巻き自家発電の懐中電灯は入っておらず、出てきたのは「TOKYO JUNGLE」のプレスキット一式! SCEからの素敵な贈り物だったわけだ。

 PS3「TOKYO JUNGLE」は、人類が忽然と消えてしまった東京を舞台に、様々な動物たちが過酷な生存競争を生きのびていく作品。まさに、“サバイバル”がテーマであり、そういった意味ではまさにドンピシャなリリースキットだ。

 こういうプレスキットにこそ無駄な情熱がかかっているもので、このキットにも情熱が注がれている。届いた袋に書かれている持ち主の名前の欄には、ヘタな手書きで「ポメラニアン」と書かれている。「ポメラニアン」は、ゲームのストーリーモード前半で、これまでペットとして生を全うしようとしていたポメラニアンの自立の物語が描かれており、そこから取ってきたのだ。小さな足の裏のスタンプなどが書かれており、なかなかに凝っている。

 この「サバイバル用持ち出し袋」で過酷な世界を生き抜くことができるかどうかわからないが、なかなか過酷なゲーム業界、記事1本分は生き延びることができたと言える……とか書くとなんだかうまくまとめたような、厳しいような(笑)。そんな話はおいておいて素直な感想を言えば、他のゲームにはない、ちょっとズレたワイルドな雰囲気が漂っていて、気になっている人は多いはず。毎回記事を書いている自分だってその1人。ただワイルドなアクション要素だけでなく、奥深いストーリーも用意されているっぽい。

 開発は株式会社クリスピーズ。同社はクリエイター発掘・育成オーディション「PlayStation C.A.M.P!」の合格者によって設立され、その後「ゲームやろうぜ! 2006」に合格。これまでにも「勇者のくせになまいきだ」や「無限回廊」を手がけ、PSP用タイトルの「マイスタイリスト」の制作に携わり、その後「TOKYO JUNGLE」を手がける。

 今回送られてきたプレスリリースを見ていると、そのセンスに一貫したモノが感じられる。ものすごく新しい3Dグラフィックスで世界を再現して……と言うわけではないが、ゲーマーのアンテナにちょっと引っかかる作品で、気になった人はその術中にはまっているともいえる。いま1度チェックしてみるのもいいだろう。


【編集部に変わった贈り物が……】
住所は「渋谷こうがい」で、氏名は「ポメラニアン」。この「サバイバル用持ち出し袋」を担いで、ゲームのポメラニアンも過酷な世界を生き抜いていくのだろうか……?中には様々なキットが入っていた! 「軍手とか、ポメラニアンには必要ないんとちゃうか?」とか疑問を抱いては負け!
映画の試写会などでマスコミ向けに配られることが多い大きな美麗なパンフレット。ゲームの流れなどが非常に真面目に描かれている。ええ、真面目なゲームなのです。そして、子供も大好き、どうぶつシールも同梱サバイバル用レインコートと、サバイバル用タオル。ひよこのアクティブなシルエットがいい雰囲気
そして、サバイバル用Tシャツ。黄色の生地にワイルドなロゴや都会の風景、そして主役とも言える動物がデザインされている。そしてバックにはゲームの制作を手がけた、株式会社クリスピーズのロゴも描かれている


【オープニング】
人類が忽然と姿を消したことで、事前回も大きな変化を迎えていた。野生化したペットや檻から逃げ出した猛獣、闘犬や競走馬など意外にも大都会は動物で溢れていた……

【プロモーションムービー】


【登場する動物たち】
チンパンジーといった人間に近い動物から史上最強の動物という意見もある“カバ”、さらにはすでに絶滅したと言われるモア、マンモス、サーベルタイガーなども登場するようだ


【ストーリーモード】
ストーリーモードではざまざまなドラマが描かれているようだ。生き抜いていくためには? 親子の絆とは? 根源的なテーマが描かれるだけに、描かれているのは言葉をしゃべらない動物であっても、感情移入して楽しむ事ができるだろう


【スクリーンショット】

(C)Sony Computer Entertainment Inc.
Amazonで購入

(2012年 4月 25日)

[Reported by 船津稔]