CJインターネットジャパン株式会社は、Windows用オンラインアクション「SDガンダム カプセルファイター オンライン（以下、「SDGO」）」において、2月8日に「Zガンダム（覚醒モード）」、「ガンダムDX」、「ガンダムキュリオス（テールユニット）」、「シグー（クルーゼ搭乗機）」を実装する。今回は、このうちの3つの新機体を、体験ムービーとともに紹介したい。

　「Zガンダム（覚醒モード）」は、「機動戦士Zガンダム」のラストシーン、シロッコが乗るジ・Oにウェイブライダー形態で突っ込んでいくという場面を再現できる、ファンにはたまらない機体である。「ガンダムDX」は機体の最大の特徴であるツインサテライトキャノンで活躍できる。「ガンダムキュリオス（テールユニット）」は強力な誘導弾で戦える機体だ。

　今回は新機体に加え、1月26日のアップデートの要素も紹介したい。隊長機が巨大化するユニークな「隊長戦」、原作の雰囲気をより重視したクエスト「クロニクルクエスト」、1人で遊べる「シングルミッション」、ログイン後に一定回数のボーナスが得られる「クローバーシステム」、Xbox 360の“実績”やPS3の“トロフィー”のような、プレイ記録に応じて称号が得られる「エンブレムシステム」など、多彩な要素が盛りこまれているのだ。

■　Zガンダム（覚醒モード）

・万能型（チョキ機体）
・Sランク

　「機動戦士Zガンダム」の主人公カミーユの乗るMS。ウェイブライダー形態に変形でき、大気圏突破能力を持っている。機体のコントロールシステムの補佐を行なう簡易サイコミュ、バイオセンサーが搭載されている。番組後半、ニュータイプとして覚醒していくカミーユにバイオセンサーが共鳴、機体がオーラをまとい、敵の攻撃を跳ね返すなど驚異的な性能を発揮した。

　シロッコとの最終決戦では、カミーユは死者の思念を取り込み、ジ・Oの動きを封じ、ウェイブライダー形態での体当たりで撃破した。「SDGO」では、スキル2の「カミーユの思念」でこの覚醒したZガンダムを再現。HPが35%以下の時、ユニットの動きが速くなり、攻撃力、防御力、ブースター、サーチ距離が増加。ビーム系武器に対しての防御力も大幅に増加する。

　Sランクチョキ機体の「Zガンダム（覚醒モード）」の武装は、武器1が「ロングビーム・サーベル」、武器2が「ビーム・ライフル」、武器3が「グレネード・ランチャー」とクセの少ない、扱いやすい武器が揃っている。特に「グレネード・ランチャー」は一度に出る弾の数が多く、強力である。中距離で活躍できる機体だ。変形することでスピードが上がり、強力な「ハイパー・メガ・ランチャー」の遠距離攻撃の他、「格闘」でオーラをまとって突撃を行なう。

　「Zガンダム（覚醒モード）」の最大の武器は“スピード”であると言えるだろう。スキル1の「ニュータイプ覚醒」でもHPが40%以下の時、ユニットの動きが速くなり、ブースターがアップ、レーダーに敵表示、サーチ範囲が増加する。敵の位置をいち早くとらえ、驚異的なスピードで敵の死角に回り込む。弱点としては、スキル発動の条件がHPが低下なので打たれ弱いところだろう。

オーソドックスでバランスが良いZガンダム（覚醒モード）の基本武器
変形すると突進技が使えるのも面白い。機動力が最大の武器だ

【Zガンダム（覚醒モード）】
他のMSとは異なる機動力で敵を攪乱

■　ガンダムDX

・遠距離射撃型（パー機体）
・Sランク

　「機動新世紀ガンダムX」ファン待望の「ガンダムDX(ダブルエックス)」が登場する。番組後半の主役器であり、背面に搭載された連装型大出力エネルギー砲「ツインサテライトキャノン」が最大の特徴。単体のMSとしては破格の威力を持つこの武器は、劇中でも非常に印象的だ。

　「SDGO」の「ガンダムDX」はSランクのパー機体。武器1が「ハイパービームソード」、武器2が「バスター・ライフル」、と中距離に強い武装だ。近付いてきた敵には連射できる武器3の「ブレストランチャー」で迎撃できる。そしてこの機体のメインとなるのが、Rキーでのモードチェンジによる「ツインサテライトキャノン」である。この武器は、狙撃も可能だ。

　「ツインサテライトキャノン」は威力は高いが、連射できない。「ガンダムDX」は「ツインサテライトキャノン」をどう当てるか、というテーマの機体と言えるだろう。スキル1にはHP70%以下で攻撃が最大ダメージ、敏捷性とブースターが向上する「ティファの祈り」がある。発動しやすいスキルであり、ここからダメージをくらわないように戦いたい。

ガンダムDXは中距離でも戦える装備が揃っている
Rキーで遠距離に特化した「ツインサテライトキャノン」を使える

【ガンダムDX】
「ツインサテライトキャノン」をどう当てるかが、この機体の鍵となる

■ ガンダムキュリオス（テールユニット）

・万能型（チョキ機体）
・ASランク

　「ガンダムキュリオス」は、「機動戦士ガンダム00」でアレルヤ・ハプティズムが搭乗する可変MSだ。高速で移動できる巡航形態に変形できる上に、大きなコンテナ「テールユニット」を牽引でき、ユニットの武装を任務に合わせて変えることで、高い汎用性を発揮する。変形しGNフィールド発生器を使うことで、大気圏突入も可能だ。

　ASランクのチョキ機体である「ガンダムキュリオス（テールユニット）」は連射力の高い、中距離での戦いに強い機体となっている。武器2の「GNビーム・サブマシンガン」、武器3の「GNハンドミサイルユニット」でガンガン押していける。ただし、弾切れには注意したいところだ。

　変形すると武装は「テールユニット」のみになるが、誘導性の高いミサイルなため遠距離では特に強い。チョキ機体なだけに近づかれるともろいところもあるが、高い機動性を活かしてヒットアンドアウェイ、仲間の支援を心がければ大活躍できる機体である。

ガンダムキュリオス（テールユニット）は連射力の高い武器が揃っている
変形すると遠距離攻撃が強い。必殺技は変形時の方が当てやすい

【ガンダムキュリオス（テールユニット)】
距離を取った戦いが得意なガンダムキュリオス（テールユニット）

■ 　巨大化して戦う「隊長戦」や、目標となる「エンブレム」など新要素盛りだくさん

隊長戦では、巨大化する機体が面白い

　実装済の要素であるが、1月26日のアップデート内容を紹介したい。目玉となるのが新しい対戦ルール「隊長戦」だ。最低3vs3でプレイでき、メンバーの1人が隊長として巨大化する。巨大化したMSはHP回復、ステータス増加、鉄壁守備や格闘反撃といったスキルが発動し、強力になる。

　反面倒されると敵チームが大量得点をしてしまう。隊長が倒されると、他のメンバーに引き継がれる。試合終了までの得点が高いチームの勝利だ。ビグザムやジオングなど通常でも大きなユニットはさらに巨大化するし、弱そうなユニットが巨大化するのも楽しい。SDキャラクターならではの対戦ルールだ。

　この他にも例えば「ガンダム大地に立つ(Easy)」にガンタンクか、ガンキャノンで参加する、というように、原作を重視した特定のミッションに、原作と同じMSで参加するとボーナスがもらえる「クロニクルクエスト」や、シングルプレイで楽しめる「シングルミッション」なども追加された。ゲーム内でのクエストは内容や報酬が見なおされており、クリア条件もリセットされたため、これまでのプレーヤーも1からクエストに挑戦し、報酬がもらえるようになった。既存のプレーヤーは多くの報酬を入手できるし、初心者はこれまでより簡単に、様々なユニットを入手できるようになったのである。

　さらに初～中級者向けには、「戦闘補助ライセンスクエスト」を受けることで、敵の位置がわかるようになったりといった補助を受けることができる。この他、ログインする日数が少ないプレーヤーは、ログアウトしている期間に応じてボーナスが得られる「クローバーシステム」や、フリーの経験値として「エネルギーパック」を介してユニットに補充できる「熟練度」もアップした。全体的に以前より報酬が多くなり、MSが育てやすくなっている。

　「SDGO」は多彩なMSで、ゲーム的な楽しさ、コレクター的な楽しさも膨らみ続けている。1月26日のアップデートで、新規ユーザーはもちろん、休眠ユーザーにもオススメな要素が多数盛り込まれた。是非チェックしてみて欲しい。

いつもと全くサイズが変わる「隊長戦」
クロニクルクエストと、シングルミッション
エンブレム、クローバーシステム、戦闘終了時の評価画面