カプコン、「逆転裁判10周年 特別法廷」を開催!
「逆転裁判5」制作決定! iOS版「逆転裁判 123HD ~成歩堂 龍一編~」近日配信決定!
1月29日、株式会社カプコンは東京港区にあるメルパルクホールにて“逆転”シリーズの10周年を記念した特別イベント「逆転裁判10周年 特別法廷」を開催した。
シリーズ開発スタッフによるトークショー、株式会社レベルファイブ 日野晃博代表取締役社長/CEOを交えてのニンテンドー3DS「レイトン教授 VS. 逆転裁判」の紹介、水木一郎さんのライブなど、ファンにはたまらないコーナー目白押しのイベントであったが、1番のニュースはやはり「逆転裁判5」の制作が決定したことだろう。
会場には押収品記録、木槌なども展示。また、ファンからは巧氏のみならず、ゲームに登場するキャラクターにまでも花が贈られていた |
■ 盛りだくさんでファン必見の10周年記念イベント! 「逆転裁判5」制作決定の場面では会場から大きな拍手が!
「逆転検事」で登場する予定だった犬飼ルカ、「逆転検事2」には相沢詩紋が活躍する幻の第3話があったことなど、今だから話せるエピソードを聞くことができた | ||
竹下氏、巧氏による劇場版「逆転裁判」の紹介コーナーでは、メインキャストの3人、三池監督からのコメントVTRが公開。映画館では逆転裁判のオリジナルグッズの販売も予定されている |
最初に行なわれたのが「“逆転裁判”シリーズ開発陣によるトークショー」。竹下博信プロデューサー、江城元秀プロデューサー、巧舟ディレクター、山﨑剛ディレクターが登壇し、巧氏が初めてディレクターやシナリオを担当した「逆転裁判」から「逆転検事2」まで、リリースされてきた“逆転”シリーズについての開発エピソードを披露した。
続いては劇場版「逆転裁判」に関して。劇場版「逆転裁判」は、メインキャストは成宮寛貴さん(成歩堂龍一役)、桐谷美鈴さん(綾里真宵役)、斉藤工さん(御剣怜侍役)、監督は「クローズZERO」や「ヤッターマン」で知られる三池崇史氏、主題歌はポルノグラフィティ「2012Spark」と、豪華メンバーにより制作された実写映画となっている。2月11日から全国の東宝系劇場で公開される。
試写会で実際に映画を鑑賞したという巧氏は「普通のドラマにはしたくないという思いがあった。新しい見せ方になっている」と語っていた。
3DS「レイトン教授 VS. 逆転裁判」の紹介コーナーでは、株式会社レベルファイブ 日野晃博代表取締役社長/CEOが登壇。巧氏による実機プレイや株式会社BONESが制作するアニメーションの一部が公開された。
3Dでキャラクターや背景が描かれる「レイトン教授 VS. 逆転裁判」。3Dでの表現自体は昨今では特に新しくもないのだが、これまでのシリーズは2Dであったため、とても新鮮に感じられた。また、本作では、これまでの“逆転”シリーズのように一度に登場する証人は1人ではなく複数人になっており、1人の証人が話す内容について、他の証人がどう考えているか“問い詰める”新システムが採用されている。
「レイトンよりも逆転だなと。巧節が効いてます」と日野氏が語る3DS「レイトン教授 VS. 逆転裁判」。発売日が気になるところだが、2012年中、ということしか聞くことはできなかった。
巧氏による「レイトン教授 VS. 逆転裁判」実機プレイ。1人の証人が話している最中に、下画面の虫めがねを他の証人に合わせ、話している内容についてどう考えているのかを“問い詰める”新システムをプレイして見せてくれた。問い詰める際の掛け声が「ちょっと!」になっていることに対し、会場からは笑いが起きていた |
短い時間ではあったがゲームで使われるアニメーションも公開。制作は株式会社BONESが担当している |
さらにiOS版「逆転裁判」の新情報も公開。オリジナル原画からHDでリマスタリング、縦・横画面どちらでもプレイできる「逆転裁判 123HD ~成歩堂 龍一編~」が近日配信されることに!
価格は、「逆転裁判 蘇る逆転 1~2話」(無料)、「逆転裁判 蘇る逆転 3~5話」(600円)、「逆転裁判2 1~5話」(600円)、「逆転裁判3 1~4話」(600円)、「逆転裁判1+2+3」(1200円)。対応OSはiOS5.0以降。
なお、「逆転裁判 123HD」は、配信中の「逆転裁判」のアップデート版であり、既に購入済みのシナリオなら、支払いをすることなく、HDバージョンがプレイできるようになる。iOS5.0非対応機種に関しては、アプリを本体から削除しない限り、現行バージョンでプレイ可能。ただし、アプリを削除してしまうと再ダウンロードはできなくなってしまう。
「逆転裁判 123HD ~成歩堂 龍一編~」は、Android版もリリース予定とのことで、iOS版の配信日と共に続報にご期待いただきたい。
他にも「大江戸戦士トノサマンの唄」、新曲「ラブラブ★ギルティ」を披露してくれた水木一郎さんのライブ、舞台「逆転裁判」で主役を務めた宝塚歌劇団の蘭寿とむさん、シリーズのファンだというミステリー作家 有栖川有栖さんからのメッセージVTRの放映、アンケートで多くの票を集めた人気楽曲や名セリフの発表なども行なわれた。
「大江戸戦士トノサマンの唄」を熱唱する水木一郎さん。さらに本邦初公開となる「ラブラブ★ギルティ」のスペシャルステージでもその豪快な歌声を披露してくれた |
照明が消え、閉幕かと思いきや、ステージにはスポットライトを浴びたビデオプレーヤーが突如現われる。そこに司会の女性が登場し、無言でディスクを挿入。するとメインモニターには「逆転裁判 開廷から10年――」の文字、そしてシリーズの映像が流れ始める。会場が期待を胸に見守る中、映像の最後には「逆転裁判5」のロゴが! これには会場を揺るがすほどの大きな歓声と惜しみない拍手が贈られた。その反響は大きく、あまりの感動に涙を流すファンの姿が見受けられたほどだ。
「逆転裁判5」については、発売日・プラットフォーム・価格など、制作が決定した以外何もわかっていないが、最新作制作決定はファンにとって最も嬉しいニュースだろう。レイトン教授とのコラボ、映画、舞台と様々な形で展開している「逆転裁判」シリーズ。その最新作は一体どんなものになるのか、期待は高まるばかりだ。
【「レイトン教授 VS. 逆転裁判」】
(C)LEVEL-5 Inc.
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
【劇場版「逆転裁判」】
(C)CAPCOM/2012「逆転裁判」製作委員会
【「逆転裁判 123HD ~成歩堂 龍一編~」】
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.
【「逆転裁判5」】
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□レベルファイブのホームページ
http://www.level5.co.jp/
□BONESのホームページ
http://www.bones.co.jp/index2.html
□逆転裁判シリーズのページ
http://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/
□レイトン教授 VS. 逆転裁判のページ
http://layton-vs-gyakuten.jp/
(2012年 1月 30日)