バンダイナムコ、「機動戦士ガンダムオンライン」最新情報を公開
MSタイプや、「指揮官」、「小隊」など基本的なゲームシステムが明らかに


正式サービス開始時期:未定

利用料金:未定



 株式会社バンダイナムコオンラインは、Windows用オンラインアクション「機動戦士ガンダムオンライン」の最新情報を公開した。また公式ページでも追加情報やムービーなどを公開している。

 「機動戦士ガンダムオンライン」は12月16日~18日に抽選で選ばれた3,000名によるαテストが行なわれたが、現在のところその後のテストスケジュールなどは発表されておらず、正式サービス開始時期や利用料金も未定。今回はこのαテストで明らかになった、本作の基本要素を紹介していきたい。


■  指揮官や小隊メンバーと連携し、52人対52人の戦いを有利に展開せよ!

指揮官は、全体に向かって指示と援護ができる
小隊長は指揮官に向かって様々な要請が可能

 「機動戦士ガンダムオンライン」は指揮官2人を含む、最大52人対52人での104人同時対戦も可能なオンラインアクションゲーム。ゲームは「機動戦士ガンダム」の“一年戦争”が舞台となり、プレーヤーは地球連邦軍、あるいはジオン公国軍に所属するパイロットとなり、対戦を繰り広げていく。さらに、パイロットだけでなく指揮官としても参加可能で仲間に作戦を提示したり、援護を行なうことも可能だ。

 戦場となるフィールドは広大で、いくつもの拠点が設置されている。プレーヤーは仲間と協力しながら、敵拠点を奪うべく進軍していく。指揮官はプレーヤー達が行動しやすいように具体的な指示を出す。進軍ポイントを提示したり、「索敵」を行ない、敵がどこを攻めているかを探知し、情報を味方に知らせる事もできる。

 さらに強力なNPCキャラクターを派遣する「エース申請」、味方の補給ポイントとなる「補給艦」の配置、敵の密集しているところへの「絨毯爆撃」も可能だ。現場にいるパイロットプレーヤーと連絡を取り合いながら俯瞰的に戦場を把握し、的確な援護をしていくのだ。

 現場で戦うパイロットは、モビルスーツを操縦し、仲間と連係しながら戦いを繰り広げて行く。自分のMSが画面に表示されるTPSで、通常の歩行だけでなく、ブーストを使って加速したり、ジャンプしたりしてMSを動かし、MSの様々な装備の特性を活かして戦う。MSの武器は、マシンガンやビーム・サーベルなど機体ごとに3種類用意されており、状況に合わせて使っていく。頭部を攻撃したり背後から敵を攻撃すると大ダメージが与えられる。仲間とうまく連係することも生き残るためには必須である。

 機体タイプは5種類。“強襲タイプ”の「陸戦型ガンダム」や「グフ」は高い機動力で近接攻撃を得意としている。「ジム・トレーナー」や「ザク・ワーカー」は“支援タイプ”で味方の耐久力を回復させることができ、さらにレーダーポッドを使って敵の位置を他のプレーヤーに知らせることもできる。その他にも“狙撃タイプ”や“重撃タイプ”、“砲撃タイプ”も用意されている。戦線維持をしたいときは支援タイプの機体でバックアップしたり、砲撃タイプで援護射撃をするのも有効だろう。機体タイプの選択は、出撃時、もしくは戦闘中に撃破され、再出撃する際に可能だ。

 パイロットは3人組の「小隊システム」に所属している。小隊長は指揮官に様々な要請ができる。さらに小隊メンバーは集まることで防御力が増し、戦闘を有利に運べる。小隊としての結果も戦闘終了時の評価に繋がるため、積極的な協力が求められる。

 最大104人での同時対戦も可能という、「機動戦士ガンダムオンライン」はこれまでの「ガンダム」のゲームとはひと味違うオンラインアクションだ。本作には、「機動戦士ガンダム」を始めとして、関連するOVA作品などからも、様々な機体やキャラクターの登場を予定しているという。

 またテストに参加した3,000名を対象にアンケートを実施しており、結果内容は、2012年1月下旬には「機動戦士ガンダムオンライン」公式Webサイトにて運営・開発からの意見を添えた形で集計レポートを公開予定だという。続報に期待したい。


指揮官はエースを派遣したり、補給艦を配備することでパイロット達を支援する。攻撃目標の提示など、戦場を俯瞰的に見ていかねばならない
パイロットは的確に武器を切り換え、ブーストを駆使して敵と戦う。カメラを破壊されると視界が奪われる。生き残るためには、戦場の把握も重要だ
強襲タイプの「陸戦型ガンダム」と「グフ」
重撃タイプの「デザートジム.」、「ザクIIJ型」
狙撃タイプの「ジム・スナイパー」、「ザクI・スナイパータイプ」
砲撃タイプの「量産型ガンタンク」、「ザクキャノン」
支援タイプの「ジム・トレーナー」、「ザク・ワーカー」

(C)創通・サンライズ


(2011年 12月 26日)

[Reported by 勝田哲也]