スクエニ、「CoD MW3」発売直前パーティー開催
「Call of Duty Elite」対応決定。GACKTさんや声優陣も来場


11月17日 発売予定(PS3/Xbox 360/WIN 字幕版)
12月22日 発売予定(PS3/Xbox 360 吹き替え版)

価格:7,980円(PS3/Xbox 360版)
   オープンプライス(WIN版)

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)


司会を務めたのは、ナレーターの柿沼佐智子さん(左)と、ゲーマーDJの森一丁さん(右)

 株式会社スクウェア・エニックスは11月14日、プレイステーション 3/Xbox 360/Windows用FPS「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3」(MW3)の発売直前パーティーを品川インターシティホールにて開催した。

 「MW3」は現代における戦地をテーマとしたFPSで、プレーヤーは戦場へ向かう1人の兵士となり、与えられたミッションの達成を目的とする。ストーリーは前作「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」から続いており、前作の英雄である「ソープ・マクタヴィッシュ」が引き続き登場するほか、今度はロンドン、パリ、ベルリンなどの実在の都市が戦場の舞台となる。発売日は、PS3/Xbox 360/Windows向けの字幕版が11月17日、その後PS3/Xbox 360向けの吹き替え版が12月22日に発売される予定。価格はPS3/Xbox 360版が7,980円、Windows版がオープンプライス。

 会場には、事前応募の上で抽選によって選ばれた150名が招待された。イベントではスクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏からの挨拶があったほか、本作のテレビCMでナレーションを務めたGACKTさんや吹き替え版の声を担当している声優陣も応援に駆けつけ、デモプレイやトークなどが行なわれた。



■ レッテルのしがらみを越え、日本にも受け入れられたFPSに期待感

発売に期待を込めて挨拶をした代表取締役社長の和田洋一氏

 最初に壇上に立った和田氏は「MW3」について、「世界中のゲーム開発会社が打ちひしがれるくらい、前作を上回る素晴らしいクオリティになっております。大変楽しみです」と期待感を示すと、「日本では『FPS』といったジャンルや『洋ゲー』というレッテルには、色々と問題がありますが、その日本でも今作は多くの方に受け入れられています。世界中には優れた作品が多くあることを、この作品から知ってほしいと思います」とユーザーへ広くアピールした。

 また和田氏は「これだけの実績を上げたシリーズ作品となると、コミュニティのプラットフォームとして機能している点もすごい。このゲームを通してできた友人と一緒に同じ経験をできるというのも、シリーズの大きな特徴だと思います」と語った。



■ 「Call of Duty Elite」日本対応を発表。字幕版早期購入特典も

宣伝プロデューサーの井上和則氏

 続いて、本作の宣伝プロデューサーを務める井上和則氏が登壇した。井上氏は、本作の展開するタイアップ情報や、賞金をかけた大会の開催などを発表した。

 まず「カラオケ パセラ」とのタイアップでは、11月28日まで、秋葉原電気街店にて武器の「RPG」をイメージしたパフェやチョコレートでできた戦車が上に乗った「Call of Duty ハニートースト」など、作品をイメージしたメニューが販売される。秋葉原昭和通り店でも、作品をイメージしたカラオケルームが登場する。また上記の2店舗に渋谷店、新宿本店、池袋本店、横浜イアス店、銀座店、六本木店、赤坂店を加えた9店舗では、作品をイメージしたオリジナルドリンクを販売。ドリンク1杯注文ごとに、オリジナルコースターが入手できる。

 井上氏は、「コラボメニューは、ファンにはお馴染みの航空機『UAV』をイメージしたパスタなど、作品の世界観をよく表した商品になっているので、ファンの方は購入してみてください」と話した。このタイアップは都内近郊だけでなく関西方面でも行なわれるそうで、「ジャンボカラオケ広場」の茶屋町店、天王寺店では22時以降の来店でオリジナルコースターが貰え、同店舗にて12月1日からはコラボレーションルームも展開されるという。

 クライスラー日本株式会社とのタイアップでは、特別仕様車「ジープ・ラングラー アンリミテッド ルビコン Call of Duty II」が発売される。ゲーム中にも随所に登場して道無き道を疾走している車で、全国のクライスラー店舗にて限定60台で先行予約を受け付ける。価格は428万円で、販売開始は2012年3月を予定している。

 また2012年3月に、本作を使って「東京6大学対抗戦」を行なうと発表した。慶応義塾大学、東京大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学の学生が参加できる大会で、総額100万円の賞金も用意される。上記の大学の学生以外にも、一般応募枠も用意されているという。大会の詳細や応募方法は、本作の公式サイトにて随時発表されるそうだ。

 さらに井上氏は、「Call of Duty Elite」を日本で対応させると発表した。「Call of Duty Elite」は、海外版ではすでにサービスされているもので、友人と交流ができるSNSが提供される。さらに月額料金を払えば、追加マップや追加コンテンツが入手できるなどのサービスも受けられる。「英語版でもいいので早くサービスさせたいと考えています。今はその後のローカライズを含めた検討の段階に入っています。必ずやりますので、安心して字幕版を購入してください」と述べた。価格については未定となっている。

 また字幕版の早期購入特典として、同梱されたコードをスクウェア・エニックス メンバーズサイトで11月30日までに登録すると、同作の吹き替え版や「モダン・ウォーフェア」シリーズ3作品が入ったコレクターズケース、日本限定のロゴ入りワイヤレスヘッドセットなど、豪華賞品が当たるキャンペーンも行なわれる。


「カラオケ パセラ」では作品の世界やアイテムをイメージしたコラボメニューが登場
会場には特別仕様車「ジープ・ラングラー アンリミテッド ルビコン Call of Duty II」の実物も登場。来場者の目を引いていた一般からの参加も受け付けるという「東京6大学対抗戦」
字幕版の早期購入特典として、シリーズ3作品がセットになった「コレクターズケース」など様々なグッズが抽選で当たるキャンペーンが行なわれる


■ GACKTさんが爆撃機での援護を体験。吹き替え版声優陣も登場

ダンサーを従えたダンスパフォーマンスで登場したGACKTさん

 会場には、テレビCMでナレーションを務めた歌手のGACKTさんが登壇した。GACKTさんはダンサーと「徹夜で考えた」というダンスパフォーマンスで現われると、井上氏と共に2人で遊ぶ協力モードの「スペシャルオプス」のデモプレイを行なった。ここでは、地上を進む井上氏と、空から爆撃機でその援護をするGACKTさんという役割の分かれたミッションが選択された。

 FPSは時々プレイするというGACKTさんは、カメラのズームや武器を切り替えながら上空からヘリコプターや敵を上手く爆撃するプレイを見せた。残念ながらミッションは失敗となり、「下手なので」と謙遜するGACKTさんだったが、プレイの感想を聞かれると「楽しいですよね。下手な僕でも一緒に楽しめるので。音や映像も臨場感があって、面白いと思います」と答えた。GACKTさんはユーザーへのメッセージとして、「難しいゲームなので、上達するには時間がかかると思いますが、今回のように一緒に楽しんだり、美しい映像や臨場感を楽しみながら腕をあげるのもいいのではないでしょうか」と話した。

 この他、会場では吹き替え版の声優を担当した「ソープ・マクタヴィッシュ」役の岡林史泰さん、「アリョーナ」役の植田佳奈さん、「ウォールクラフト」役の白熊寛嗣さん、「トラック」役の楠大典さんが登場。井上氏のプレイによる「キャンペーン」や、井上氏と岡林さんが協力した「スペシャルオプス」、さらには声優4名と来場者から選ばれた4名がチームで対抗した「マルチプレイヤー」など、発売直前となるゲームに触れ、それぞれのゲームモードの魅力を伝えた。

 イベント終了後、会場にはPS3版とXbox 360版の試遊台も用意された。今回のパーティーでは、和田氏が来場者に発売前のソフトを一足先にプレゼントするというサプライズもあった。このような大掛かりなイベントを仕掛けるとともに、ゲーム側でも「Call of Duty Elite」に対応するなど、スクウェア・エニックスが本作にかける本気さが伝わってくる。来場者もそれに歓喜で応え、発売に向けて力強さを感じるイベントとなった。


FPSのプレイ経験があるというGACKTさんは、今回の体験でも上手く操作をしながら敵を爆撃していった
会場には、吹き替え版を担当した声優も駆けつけた。左から、「ソープ・マクタヴィッシュ」役の岡林史泰さん、「アリョーナ」役の植田佳奈さん、「ウォールクラフト」役の白熊寛嗣さん
「トラック」役の楠大典さんゲームをプレイをする井上氏と、岡林史泰さん。この他にも声優4名対来場者4名による「マルチプレイヤー」モードでの対戦も行なわれた


(C) 2011 Activision Publishing, Inc. Activision, Call of Duty and Modern Warfare are registered trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners. All rights reserved.

(2011年11月15日)

[Reported by 安田俊亮]