ゲームポット、「パンヤパーティー ~WizCity前夜祭~」開催
ゲストに藤田咲さん。新マップ、新キャラクターも制作中と発表


10月22日 開催

会場:ベルサール秋葉原

入場料:無料


会場となったベルサール秋葉原には、ビルの外まで長い行列ができていた

 株式会社ゲームポットは10月22日、Windows用オンラインゴルフゲーム「スカッとゴルフ パンヤ」(「パンヤ」)のオフラインイベント「パンヤパーティー ~WizCity前夜祭~」をベルサール秋葉原にて開催した。

 「パンヤ」は、3Dで表現された太陽の照りつける南の島やピラミッドのある砂漠などのコースを舞台にしたゴルフゲーム。最大30人のオンライン対戦ができるゲームモードや、少人数で行なうマッチプレイもあり、ゴルフゲームとしても人気があるが、プレーヤーキャラクターとして選択できる個性豊かな10人の可愛らしいキャラクターにも魅力がある。

 会場では、新コース「WizCity」の紹介や、今後のアップデート情報、来場者の参加による大会などが催された。入場料は無料で、ファンなら誰もが気軽に足を運べるイベントとなり、来場者は1,800人を上回った。



■ 跳ねる床など、新ギミックが盛り込まれた新マップ「WizCity」

「WizCity」の説明を行なった「パンヤ」運営プロデューサーの千葉直人氏

 新コースとなる「WizCity」の紹介に登壇したのは、ゲームポットで「パンヤ」運営プロデューサーを務める千葉直人氏。実装日が10月27日であることが発表され、その内容や特徴が紹介された。

 「WizCity」は、Wiz(魔女)という名前が付いている通り、魔法の似合う西洋中世風の城や飛行船が登場するファンタジックなコースで、世界観に合わせてフェアウェイやラフも石畳のようなグラフィックスになっている。

 このコースより追加された新たな要素が2つある。1つは、コース上にコインやクルクルと回っている箱「ランダムボックス」が設置されていること。コインはボールが近くを通ると寄って来てパンヤポイント(PP)を獲得できる。「ランダムボックス」はボールが触れることで獲得でき、ランダムにさまざまなアイテムを手に入れられる。ただし、「ランダムボックス」を開けるには同じくコース上に配置されている鍵も必要で、1つの鍵で1つの「ランダムボックス」を開けられる。


跳ねる床「マジックカーペット」やコース上のコインなど、新しい要素も加わっている

 もう1つが、ボールが落ちるとボヨンボヨンと跳ね返る床「マジックカーペット」だ。ここにボールが落ちると通常の床以上に跳ね、飛距離を稼げる。あるコースでは、周りが壁で囲まれた「マジックカーペット」の上にコインと「ランダムボックス」が多数配置されているスペースもある。ここに上手くボールを落とせば、壁と床の跳ね返りでコインや「ランダムボックス」獲得を一挙に狙う、といったことも可能になるようだ。

 また、このコースには「ブースターゲート」もある。これはコース上に浮いているジャンプ台のようなもので、ボールが触れれば、一定の方向に打ち出してくれる。上手く利用すれば、ワンオンも狙えるように「ブースターゲート」が配置されているホールもあるそうだ。なおコースの特別仕様として、「Over Drive」によるPP獲得はできないそうだが、これについて千葉氏は「その代わりにコインやアイテムが手に入るようにしているので、また違った遊び方ができると思います」と説明した。

 このほか千葉氏は、今後の運営やイベントについても触れた。まず「パンヤ」が11月11日にサービス開始から7周年を迎えるということで、7つのコンテンツを用意しているそうだ。千葉氏は、「まだ仕込んでいる最中なので詳しくは明かせませんが、中にはサプライズも考えているので、楽しみにお待ちください」と述べた。

 また2012年の1月にはパンヤの世界大会となる「Pangya World Championship」がタイで開催されることも発表された。それに伴い、11月の上旬から開始される「第6回パンヤジャパンカップ」にて、日本代表選手を決めるという。予選等の詳細は公式サイトにて今後アナウンスするとしている。


【スクリーンショット】
雰囲気は城や飛行船が登場してファンタジック。ただし、飛行船にボールが当たると跳ね返されてしまうので注意
この他、「ランダムボックス」や「ブースターゲート」といったギミックもコース上にある。スコア以外にも楽しめる要素が盛り込まれているようだ7周年のために用意しているコンテンツの中には、サプライズもあるそうだ

【プロモーションムービー】



■ 開発者インタビューも敢行。新キャラクターも来年登場予定

Ntreev Soft開発グループパンヤチーム長のイ・ウンス氏

 イベントには、開発を担当する韓国Ntreev Softで開発グループパンヤチーム長を務めるイ・ウンス氏も登壇。開発中のコースのグラフィックスやヘアースタイルなど、開発中の画面をスライドで紹介していった。あるキャラクターの専用衣装を他のキャラクターに着せられるかどうかも検討しているそうで、こちらも今後実装される可能性があるという。

 イ氏は、事前に会場から募った質問にも答えた。10月13日にアップデートされたグラフィックスエンジンについて、「アップデートによって動作環境が引き上げられ、遊べなくなった人もいますが、今後調整等はありますか?」と投げかけられた質問には、「対応できるよう、開発しています。このアップデートはこれで終わりというわけではありません」と説明した。

 「新キャラクター、『WizCity』の次のマップは、いつ頃追加になりますか?」という問いかけには、それぞれ「新キャラクターは現在開発中で、来年にはお見せできると思います」、「まずは『WizCity』を遊んでほしいところですが、新しいマップは来年春前の実装を予定しています」と答えた。

 イ氏は今後の開発への意気込みとして、「『パンヤ』にはしばらく大きなアップデートがありませんでしたが、グラフィックスエンジンのアップグレードや『WizCity』の実装を始めとして、今後は新キャラクターや新マップ以外にも、リーグ戦やストーリーモードなど様々な要素の追加を考えています。1歩ずつアップデートしていくので、皆さん楽しみにして下さい」と語った。


開発中の画面がスライドで発表された。キャラクターに様々な髪型を試している様子や、他キャラクターの服装を試着させている様子、イラストから実装に至るまでの過程などが説明された


■ 「クー」の声優、藤田咲さんも登場。大会決勝は「WizCity」でプレイ

MCの井上モカさん
ゲームポットのアシスタントokome氏
ゲームポットGMの夏みかん(ほし)氏

 会場では、来場者参加による「最強は誰だ!? キャラクターオンバトル!」も開催された。これは来場者に事前に好きなキャラクターに投票してもらい、その中からキャラクターごとにランダムに選出された来場者同士で「大会」モードの個人戦で対決するもの。1回戦、2回戦、決勝戦と行ない、10人いるキャラクターから最強を決めた。進行を務めたのは、MCの井上モカさんと、ゲームポットのアシスタントokome氏、GMの夏みかん(ほし)氏。

 1回戦では10名が9ホールでの個人戦を行ない上位5名に絞られ、2回戦では2人1組となってスコアの平均で上位2キャラクターが勝ち抜け。決勝戦では5名ずつがチームを組み、その平均スコアで競われた。

 大会中はプレイの様子が会場のスクリーンに映されてしまうこともあり、普段とは違う環境でのプレイに緊張するプレーヤーも見られた。決勝に勝ち残ったキャラクターは、「セシリア」と「カズ」。決勝戦には「クー」の声優を務める藤田咲さんも応援に駆けつけ、プレーヤーにエールを送った。

 決勝戦のコースには「WizCity」が選択された。プレーヤー全員が初めて体験するコースのため、中にはボールが空中に浮かぶ飛行船に当たってしまうなどのアクシデントも見られたが、ほとんどのプレーヤーが「マジックカーペット」などの新ギミックも上手く利用してコースを攻略していった。勝負の結果、優勝したのは「カズ」チーム。「カズ」に投票した来場者全員に、アイテムのシリアルナンバーが付いたオリジナルカードが配られた。

 大会後、「WizCity」を体験した来場者は「跳ねる床など仕掛けも多く、どこを狙っていいかわからないくらいでした。攻略しがいのあるコースだと思います」と感想を述べた。これに対して、GM夏みかん(ほし)氏は「私も初回プレイではどこを狙っていいかわかりませんでした。ぜひ10月27日から攻略を楽しんで下さい」とコメントした。


大会ではプレイの様子が会場のスクリーンに映されるため、緊張する選手も見られた
決勝戦には、藤田咲さんも応援に駆けつけ、勝負の行方を見守った決勝戦に勝利した「カズ」チームの面々


 大会以外でのファンイベントは「パンヤ」では初ということだったが、来場者が1,800人を超えるのは主催者側も予想外だったようで、来場者特典で用意していたアイテムカードを配り切ってしまうほどの盛況ぶりを見せた。11月に7周年を迎え、今回追加される「WizCity」に加え、さらなる新マップや新キャラクターも用意されている。7年を経てなお盛り上がる「パンヤ」の人気を、改めて確認できるイベントとなった。


会場には、コンテストに応募されたイラストも展示されていた

同会場では「Wizardry Online」の体験会も開催されていた。会場前には巨大なトリックアートが出現し、道行く人が足を止めては写真を撮っていた


(c)2004 Ntreev Soft Co.,Ltd. All Rights Reserved.
Pangya is registered trademark of Ntreev Soft Co.,Ltd
(c)2004 Gamepot Inc., All Rights Reserved.

(2011年10月24日)

[Reported by 安田俊亮]