ガンホー、「ECO」“ドミニオン世界”を大幅リニューアル
PvPやデスペナルティを撤廃し、安心して遊べる世界に


8月25日実装予定


 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、ハートフルオンラインRPG「エミル・クロニクル・オンライン(ECO)」において「SAGA8:戦歌の大地」で実装されたPvPエリア「ドミニオン世界」を、8月25日大幅リニューアルすることを明らかにした。同社では大幅リニューアルにより「より面白く、遊びやすく!」なるとしている。

現行のSAGAは「SAGA14:深緑の扉」
「SAGA14:深緑の扉」メインイラスト
イラスト:雀葵蘭

 「ECO」のドミニオン世界は、「ECO」の世界に暮らす3つの種族エミル、タイタニア、ドミニオンのうち、ドミニオンが暮らす世界となっている。しかし、この世界は第4の種族DEMの侵略を受けており、ドミニオンは追われる民として迫害を受ける立場として描かれている。

 このドミニオン世界の殺伐とした世界観を再現し、またユーザー自身にもその過酷さを体験してもらうために、「SAGA8」では“次元転生”という新システムを導入し、全ユーザーがドミニオン世界の住民としてレベル1のニュービーキャラクターに“転生”し、互いに切磋琢磨しながら成長(無差別PvP)し、DEMの侵攻に備えるというコンテンツ「フィールドチャンプシステム」が導入された。

 しかし、このシステムは多くのユーザーに受け入れられず、ユーザーから多くの反発を受けた。それを受けてガンホーでは、無差別PvPを撤廃し、デスペナルティを少なくするなどのリニューアルプラン「新フィールドチャンプシステム」を新たに導入するなどして事態の収拾を図った。

 今回の大幅リニューアルは、その延長線上にあるもので、次元転生、デスペナルティ、PvPというドミニオンを構成する3つの柱が遂に完全撤廃されるほか、「フィールドチャンプシステム」もユーザー同士が戦わずに、ドミニオン世界のモンスターを倒すことで獲得できるポイントでチャンプを競うシステムに変更される。

 また、ドミニオン世界のもうひとつの柱であるDEMとの戦いについてもアップデートを行なう。具体的には、ドミニオン最後の砦「ウェストフォート」とアクロポリスシティ攻略の最前線拠点となる「地下浄水施設」を巡って、侵攻してくるDEMの軍団と戦いが繰り広げられる「都市攻防戦」が高レベルおよび上位転生キャラクター向けの仕様となる。これは次元転生の撤廃に伴う措置だが、通常の世界でしっかり育てたキャラクターを持つユーザーにとっては嬉しいニュースだろう。

 なお、すでにドミニオン世界で冒険しているキャラクターや、ドミニオン世界でのデスペナルティをなしにするアイテム「マナの守護ハイパー」、「マナの守護ハイパー【パック】」を持っているユーザーに対する補填措置は現在検討中で、近日中に別途案内するとしている。


【スクリーンショット】
ついにエミル世界のキャラクターで、ドミニオン世界の冒険が可能となる。大きな世界観の仕様変更となる


(C) BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc.
※ 画面は開発中のものです。

(2011年 8月 11日)

[Reported by 中村聖司]