プラムと杏里と大河双葉による前説。楽しく盛り上がる前説を展開。サイリウムを折るタイミングまで指南してくれる

　株式会社セガは7月29日から31日まで、東京・日本青年館において「サクラ大戦」の舞台「サクラ大戦 紐育星組ライブ 2011 ～星を継ぐもの～」を開催する。29日は夜公演のみだが、30日には昼夜2回公演、31日の千秋楽はお昼公演1回となっている。

　今回のライブは歌を中心とした聴かせるライブであると同時に、活気を失っている紐育を元気づける舞台を作ろうと決心する大河新次郎の物語もしっかりと語られる、内容の濃いものとなっている。さらに大きな物語だけでなく、紐育星組のストーリーや、ダンディ団の絆まで、錯綜する物語にファンは胸打たれるだろう。

　そして今回注目の1つがソレッタ・織姫（岡本麻弥）の復活だろう。変わらず素晴らしい歌と共におしゃべりで周りを圧倒する。見せ場も多数用意されているので、ファンは注目していただきたい。

　今回の新曲は5曲。1曲目からいきなり新曲「Stand up for Love」でスタートし、「恋バナ」、「恋のetc」、第2部では「この道は」、「人は誰も…」が披露される。全体を通じて1940年代から1950年代のハリウッド映画を想わせるスケールの大きなきらびやかな曲が列ぶ。出演陣の歌はいずれも素晴らしく存分に楽しめることだろう。

　紐育星組としては3年ぶりの単独ライブとなる今回の舞台の模様は、11月17日にDVDとして発売される予定となっている（7月30日公演分を収録予定）。完全受注生産の2枚組で、舞台裏映像なども収録されている。価格は9,000円。見ることができた人はもちろんのこと、公演に参加できなかったファンも注目だろう。

　「サクラ大戦」は誕生以来15年という節目を迎える。10月7日には武道館公演も予定されている。今後の様々な展開に注目していきたい。

【サクラ大戦 紐育星組ライブ 2011 ～星を継ぐもの～】
オープニングは華やかにオールスターキャストによる「Stand up for Love」でスタート。2010年12月に行なわれた「サクラ大戦　巴里花組＆紐育星組ライブ2010」以来のライブとなる		紐育に着いたレニと織姫。遅れてきたサニーサイドにさっそく毒づく織姫
舞台の稽古をする紐育星組のメンバー。1曲目はダイアナの「モノクローム」	続いて2曲目はジェミニの「淑女たちよ！」。ラッシーからの演出プランに沿って元気に歌い踊る	優しく歌うリカの「ピンクエレファント」
サジータの「ブラックペッパー」。ラッシーからは歌に説得力を求められる	昴の「舞台-Playing」。ラッシーも共に踊る	活気を失っている紐育を元気にしたいと大河新次郎は思いを募らせる
大河新次郎に早く結婚してもらい孫の顔を見たい双葉は、奥手な大河ではなく周りの“お嫁さん候補”をたきつける作戦に出る。紐育星組のメンバーにも「恋をしよう！」と歌いかける		今回もダンディ団登場！ベロムーチョ武田を心配したダンディー・団耕助と西村ヤン太郎が紐育にやって来た!!
リカとダイアナ、サジータによる新曲「恋バナ」	ジェミニと昴による、こちらも新曲「恋のetc」	大河新次郎に猛アピールする紐育星組メンバー達。しかしレニと織姫が劇場に到着する。欧州星組の話題になるが……
不穏な空気になりかけたドリンクバーだったが、少し落ち着いたメンバー。ここで大河新次郎がサニーに「舞台を任せて欲しい！」と申し出る。その固い決意にサニーも大河新次郎に任せることに	第1部の最後の曲は「バラ色の人生」で締めくくられた	幕間恒例のショッピングコーナー。今回販売されるタオルやTシャツ、パンツが紹介された。ベロムーチョ武田が大きくフィーチャーされている。存分に楽しんでいただきたい。それと、恒例のかけ声を忘れずに！
後半は「ザ・シティー」からスタート	街でバッタリとあったサニーサイドとダンディ。ベロムーチョ武田がサボっていると怒るサニーに、「責任はオレにある」と頭を下げるダンディ	実はベロムーチョ武田を連れ戻そうとしたダンディと西村ヤン太郎だったが、頑張っているベロムーチョ武田をみてそのまま帰ることに。泣かせるシーンだ
昔を振り返りながらいまを語るレニと織姫とラチェット	自分の反省点をもとにリーダーの大役を大河新次郎に託すラチェット。その想いが歌で語られる	大河新次郎は星組メンバーのことを想いながら新しい舞台の企画を練り上げる。それを見て感動する紐育星組のメンバー
この「シンフォニー・ウィズ・フレンズ」でも劇場全体を使って来場者にアピール	欧州星組のメンバーの絆も深い。いまはそれぞれの道を歩みながらもどこかで繋がり、それぞれを想いあっている	大河新次郎と紐育星組による「5つのレシピ」
ロビーでは物販や様々なコーナーが用意されている