フロム、PS3/Xbox 360「アーマード・コア V」
ストーリーミッションの登場キャラなどを紹介
株式会社フロム・ソフトウェアは、10月20日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用メカカスタマイズアクション「アーマード・コア V」の新情報を公開した。
今回は、ストーリーミッションに関する情報として、プロローグに加え、組織やキャラクター設定が明らかにされた。また、キャストの音声収録風景およびコメントも公開された。
今作では、ストーリミッションとオーダーミッションの2種類のシングルプレイ用ミッションが収録されている。各ミッションにはそれぞれに独立したストーリーがあり、共通した世界観の中でストーリーミッションは過去の物語、オーダーミッションは現在の物語が描かれ、絡み合い展開していく。
【ストーリーミッションの組織/キャラクター設定】 |
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■ レジスタンスとシティの最後の戦いを描写
・ レジスタンス
地下住民によって組織された武装グループ。かつては代表の腹心であった男によって結成された。代表の支配を打破すべく、一大反抗作戦を決行するが失敗。リーダーであった男も死亡する。現在はリーダーの娘を後継者として活動しているが、かつての規模は失われている。
・ ミグラント
生存可能地域の間を行き来し、様々な形態での交易を生業とする、運び屋たちの総称。既に失われた過去の時代の様々な物資を捜索、発見し、交易の材料としている。
各種の生活必需品を運ぶ行商人としての役割を担う一方、武器や弾薬などを扱う、死の商人としての側面も持ち合わせている。
・ シティ
比較的規模の大きい生存可能地域のひとつであり、物語の主な舞台となる街。以前は明確な統制者がおらず、住民グループ間での略奪や武力衝突が頻発していたが、現在は「代表」と呼ばれる人物によって支配されている。代表は元ミグラントであり、豊富な物資を背景に独裁体制を築いている。
・ シティ地下
シティの地下にある各種構造物を利用した、最下層民の住居。代表の隔離政策によって、シティへの居住を許可されなかった人々が住み着いている。
地下に居を構えるものたちは、公には「存在しない住人たち」であり、シティから一切の庇護を保障されておらず、またそもそもの空間規模に対して、多すぎる人間が押し込められているため、混沌としたスラムが形成されている。
構造物自体が、地下鉄や排水機構など、本来居住を目的として建造されたものではないため、生活の基盤となるインフラもまともに機能しておらず、生活空間としての環境は、極めて劣悪な状態にある。
・ 主人公
反抗作戦ののち、レジスタンスに雇われた傭兵。この世界における傭兵とは、広義にはミグラントの一種とも言えるが、ACという機体を操り、自らの持つ武力そのものを売り物とする、より一匹狼的な性格の強い存在である。
・ フラン
反抗作戦で死亡したリーダーの一人娘。父親の遺志を受け継ぎ、レジスタンスグループの新たなリーダーを務める。瓦解したレジスタンスグループを再興すべく奮闘しているが、現実的な判断力や冷酷さが決定的に欠けており、リーダーとしての適正を持ち合わせているとは言いがたいのが現状。
【フラン役 小林沙苗さんのコメント】 | |
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レジスタンスのリーダーという役割なんですが、普通の女の子なので、中々実力が伴わない。でも気持ちだけは凄く強い、一本筋の通ったキャラクターだなぁと感じました。プレイしながら変化していくフランを見て欲しいなと思います。 あとはロザリィとすごく対照的だなぁと感じているので、この2人の掛け合いだったり、関係も楽しんでみてください。 |
・ レオン
死亡したリーダーの腹心として活躍した、地下世界の住人。リーダーの死後は、後継者となったフランの補佐を務めている。フランの力量不足から、組織の実質的な指導者となっているが、自らは後見役に徹している。
【レオン役 白熊寛嗣さんのコメント】 | |
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レオンは熱血というか、いわゆる軍曹キャラというか、それでいて親心、やさしい面も持ち合わせたキャラクターだと感じたので、それを心の隅において演じました。 「アーマード・コア」シリーズはプレーヤーとしても遊んでいましたが、台本を読んで正直びっくりしましたね。「あれ?どうしたんだろう」って。今までは堅いイメージがあったんですが、今回はキャラクターの色が出てるなと。 あとは実際に遊んだ時に「俺は自分に話しかけられるのか」というのが気になります(笑)。 |
・ ロザリィ
レジスタンスグループに協力するミグラント。レジスタンスに物資を提供すると共に、彼らが撃破した機体の残骸を回収し、他の地域に売りさばいている。
女性のミグラントは比較的少ないが、利に聡く、強引で抜け目のない性格でありつつも、どこか憎めないユーモアを持ち合わせており、他のミグラントと対等以上に渡り合っている。
圧倒的不利な立場にあるレジスタンスに肩入れしているのは、負けているほうに賭けたほうがより利益が大きいという逆張り的な発想からである。
【ロザリィ役 林真理花さんのコメント】 | |
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ロザリィはすごく信念がある人だなと。人に流されないですし、「私はこれヤだから」とスパッスパッとものを言える。私は個人的にもこういうタイプの人にすごく憧れますね(笑)。 自分がロザリィとは真逆なタイプなので、こういうぶっきらぼうなキャラクターを演じるのは難しいんだな、と思いましたね。でもどこか憎めない人なので、そういう風に感じでもらえるとうれしいです。 |
・ RD
ロザリィの部下。実際は子分・丁稚といったほうが妥当な立場。ロザリィの所有する大型ヘリの操縦を任されている。
根が素直なため、他人と対立することが苦手で、常に周囲に流されがち。臆病な性格に起因するものか、危険を感知する能力に長けているのが、唯一の取り柄。
【RD役 浪川大輔さんのコメント】 | |
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RDは、基本怖がり情けないキャラクターなんですが、思ったことをそのまま口にするストレートにものを言うタイプだったので、演じていて発散できるというか気持ち良かったです。 そんなキャラクターなので、「こいつめんどくさい!」と思うこともあるかもしれませんが、ぜひ見捨てないでプレイしてください(笑)。 |
・ 代表
シティを支配する独裁者。元ミグラントで、収集した大量の物資を背景に無秩序状態にあったシティを統制し、支配者の地位を手に入れた。
【代表役 辻親八さんのコメント】 | |
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こうありたいという人間のような、またこうあってはいけないような人間である、非常に魅力的なキャラクターだと思います。 シティの代表、支配者というキャラクターでしたので、傲慢でカリスマ性を持った、だけどどこか優しさも持ち合わせているような味、雰囲気が出せればと思い演じています。 |
・ ポール・オブライエン(警備部隊隊長)
シティの治安維持を担当する警備部隊の責任者。若年でありながら、代表に忠誠を誓うエリート部隊の指揮官として君臨しており、地上の住民からも畏怖の対象となっている。
【エンブレム】 | |
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ポール・オブライエン(警備部隊隊長) | 警備部隊 |
【ポール・オブライエン(警備部隊隊長)】 | |
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【ポール・オブライエン役 最上嗣生さんのコメント】 | |
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オブライエンは主人公の敵役として登場するんですが、一言で言うと「この人にはついて行きたくない!」という人です(笑)。そんな人なんですが「見習っちゃいけない。けど、解る、解るこの気持ち」みたいな共感しちゃうところもありましたね。 僕自体が昔からアーマード・コアシリーズをやっていたんですが、実際ゲームの中に声が入るとどうなるのかすごく楽しみですね。 |
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(2011年 7月 11日)