ディースリー、PSP「お姉チャンバラ SPECIAL」

アドホック通信を使用し、爽快な2P協力プレイが可能に!


3月24日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:D(17歳以上推奨)



パッケージ

 株式会社ディースリー・パブリッシャーは、PSP用剣劇アクション「お姉チャンバラ SPECIAL」を3月24日に発売する。価格は5,040円で、CEROレーティングはD(17歳以上推奨)。

 「お姉チャンバラ SPECIAL」は、大量に登するゾンビ達を片っ端から切り捨てていく爽快感あふれるアクションシリーズの最新作。初めてPSPでのリリースとなる。アドホック通信を使用し、2人での協力プレイが可能になったことが大きな特徴。同作の爽快なポイントの1つに「クールコンボ」でバッサバサと敵を斬りまくる点が挙げられるが、これも通信プレイで実現されている。

 シリーズの集大成的な位置付けの同作は、彩、咲、レイコ、ミザリーなどこれまでに登場したキャラクターはもちろん、「お姉チャンバラ vorteX」からアンナも参戦している。


大量のゾンビ達をガンガン切り裂いていく爽快感が「お姉チャンバラ」のキモだが、PSP版でもその点は実現されている

各ステージのレンダリングデータ。様々なシチュエーションが用意されているようだ




■ キャラクター

 シリーズ歴代のプレイアブルキャラクターだけでなく、敵ボスキャラクターなど人気キャラクター5人がすべて(ゾンビ以外)プレイアブルキャラクターとして登場する。この中でも注目なのは、「剣劇アクション」であるにもかかわらず、シリーズの中で唯一の銃火器専門キャラクターであるZ.P.F.隊員のアンナが登場することだろう。

 なお、ミザリーは、一定の条件を満たすとプレイアブルキャラとして使用することができるようになる。

彩(Aya)
CV:甲斐田裕子

 剣術の達人にして、“暴走する血”を宿す美貌の女剣士。その類稀なる剣技により、暗殺を生業として生きている。都内某所で発生した屍霊事件(シリーズ1作目)の首謀者であった咲とは、腹違いの姉。一刀もしくは二刀のどちらかの装備でミッションに出撃する
咲(Saki)
CV:高森奈緒

 バイト感覚で殺人を請け負う暗殺者だった。姉である彩と同じく“暴走する血”を宿すが、その血の影響は彩よりも濃い。そのためか、直向きな性格と凶暴な一面を併せ持ち感情表現の仕方を知らない。剣もしくは素手での撲殺攻撃を得意とし、どちらも数段のコンボ攻撃が存在する
レイコ(Reiko)
CV:比志島ゆき

 組織の科学力により、クローン技術で生み出された戦闘員。生体サーバーとして忌血の謎を解明し続けている“オリジナルレイコ”が最初にクローニングした9体のうちの1個体。後に大量生産されたレイコと区別するため“シングルナンバーズ”と呼称されている。剣もしくは銃(散弾銃)を好んで武器とするハイブリットキャラクター
アンナ(Anna)
CV:雨谷和砂

 銃火器を武器に戦う特殊部隊隊員。単独任務で謎の組織を追っている。ゾンビ討伐部隊「Z.P.F」に所属し、多彩な武器を駆使してゾンビ達と戦う。大小さまざまな銃をつかいこなすが、剣による攻撃はしない特殊キャラクター
ミザリー(Misery)
CV:畑谷明日香

 彩や咲と同じく忌血を持つ血族の末裔。かつて忌血を研究する組織と利害の一致から手を組むが、自らの力をより強大にすべく組織から離反。忌血を持つ彩と咲を狙うが撃破される。しかし、その特殊で強大な忌血の再生能力により蘇った。身の丈ほどの大刀を振り回し近寄るものを粉砕する




■ ミッション


「アドホックゲート」と書かれている。ロビーからネットワークプレイ用のゲートを選択し、他のプレーヤーとミッションに挑む

 これまでのシリーズに登場した様々な敵やロケーションが登場するシリーズの集大成ともいえる「お姉チャンバラ SPECIAL」では、50以上ものミッションが用意されており、これまでのシリーズをプレイしてきたファンであれば“ニヤリ”とできるような敵が進化した姿で登場するという。

 ゲームはミッションを選択しクリアすることで進行していく。プレーヤーはロビーから各ミッションを選択。ゲートを通じて各ミッションに挑むことになる。ゲームを進めていくことでゲートは最大5基まで設置され、それぞれが別の世界と連結される。

 ゲートの入り口にはオブジェクトが建ち、複数のミッションが刻まれている。ミッションをクリアできれば新しい武器やアイテム、装飾品を入手できる。さらなるやり込み要素として「マニフェスト」と書かれた難しいクリア条件が用意されており、これを達成すると、さらに良い装備が手に入るという。

 ミッションには1人で挑むが、他のキャラクターが共に戦ってくれる「バーチャルフレンド機能」も実装されている。一緒に戦ってくれるバーチャルフレンドは、様々な性格が設定されているようで、この性格をよく掴んだ上でプレイすることも重要になりそうだ。

 アドホック通信に対応しているため、他のプレーヤーが操るキャラクターと通信を介して同一のミッションを共に戦うことができる。なお、通信プレイにおいてもこのロビーが出会いの場となっている。

プレーヤーはロビーのゲートから各ミッションに挑んでいく
ゲートは最大5基まで設置される




■ 武器

 武器は豊富に用意されており、300種類以上登場する。また、2つの武器を合成し、より強い武器を作り上げることも可能。合成を重ねていき、鍛え上げる楽しさもある。

 また、それぞれの武器には色々な形状のものがあるだけでなく、属性が付加されている武器も存在し、その属性と敵との相性により相手に与えるダメージが変化する。強い敵ボスと戦う時は、テクニックなどももちろんだが、敵との相性を考えて武器を選択することも重要となってくる。

ミッションなどをクリアすることで武器が手に入る武器を合成して強化していくことも重要
様々な形状の武器が登場する一刀流だけでなく、二刀流の武器も登場する




■ 衣装

 武器だけでなく、様々な衣装も用意されている。厳しい条件でミッションをクリアすると、新しい衣装を手に入れることができる。スタイリッシュな衣装もあるが、やはりセクシーな衣装が目を引く。ぜひともコンプリートしたいところ。





■ システム

 今回新システムとして導入されるのは、「オービタルエクスタシー」。「オービタルエクスタシー」とは、体力の最大枠を1つ削り技を繰り出すシステムで、使用する度に1回の攻撃で相手に与える手数を増やすことができる。「オービタルエクスタシー」が発動すると剣の残像が発生し、攻撃の手数が1つ追加される。

 このシステムを上手くコンボに組み込むことで、リスクは伴うが、コンボを決めやすくなり戦闘を有利に展開することができる。

 これ以外にも、攻撃を繋げることで強力な技へと発展していく「COOLコンビネーション」や敵への攻撃により蓄積されたエクスタシーゲージを開放して使用できる技「エクスタシーコンビネーション」なども用意されている。

【オービタルエクスタシー】
体力ゲージを削っての攻撃であるためリスクは伴うが、攻撃回数が増えることでより大きなダメージを与えることができる。「お姉チャンバラ」では攻撃を繋ぐことが重要であるため、「オービタルエクスタシー」をどこで使うかよく考えておきたい
【COOL コンビネーション】
連続ヒット数、連絶数(連続して敵を倒した数)と共にカウントされ、敵を攻撃すればするほどテクニカルランクも上昇する
【エクスタシーコンビネーション】
エクスタシーゲージを消費することで繰り出せる。ゲージは3段階あり、1段ずつ消費することで必殺攻撃を放つことができる
【暴走】
ゾンビを攻撃していると返り血を浴びてしまう。ゾンビの血を浴びると「穢れゲージ」が溜まっていく。ある一定以上の血が溜まると、キャラクターは暴走してしまう。暴走状態では、攻撃力やスピードは上昇するが、体力が徐々に減少していく




【スクリーンショット】




【敵キャラクター・ザコ】
【敵キャラクター・ボス】
魔亜苦津

 かつて組織が開発した巨大屍霊「レギオン」のノウハウを生かし、組織によって新たに造り出されるも、廃棄処分となった存在。無数のフジツボのゾンビと、人間の女性の遺伝子を融合させて誕生した。最大の特徴は、自己生殖が可能という点
泥武陀

 異次元の「不浄門」に巣食う大型のゾンビの1種。肉をこよなく愛し、従業員から愛人に至るまで食してしまった恐怖の肉屋が泥武陀へと生まれ変わった。恐らく、彼が食した人間の中に忌血をひく者が居たと思われる
ゾンビベア

 「お姉チャンバラ2」で登場。近づくと鋭い爪で攻撃し、離れれば間髪入れずに体当たりという恐ろしい敵だったが……今作ではどのようなアクションを見せてくれるのだろうか?
デスバビー

 「不浄門」から召喚された規格外のゾンビで、死者を復活させる能力を有する
ドッペルゲンガー

 ドッペルゲンガーは、ヤマタ遺跡に宿る悪霊の1種であり、敗残兵の気配が色濃い地では、落ち武者の形をとる

(C)TAMSOFT (C) D3 PUBLISHER

(2011年 2月 17日)

[Reported by 船津稔]