カプコン、DS「大神伝 ~小さき太陽~」

ゲーム序盤のストーリーを公開


発売中(9月30日)

価格:5,040円

CEROレーティング:A(全年齢対象)



 株式会社カプコンは、9月30日に発売されたニンテンドーDS用アクションアドベンチャー「大神伝 ~小さき太陽~」において、ゲーム序盤のストーリーを公開した。

「大神」でもお馴染みの、影絵のような演出によるプロローグ

■ かつての脅威とアマテラスの活躍

 「大神伝 ~小さき太陽~」の数年前、ナカツクニはヤマタノオロチという怪物によってかつてない脅威に晒されていた。危機的状況にあるナカツクニを救ったのが、チビテラスの親であるアマテラスだった。

「大神伝」から数カ月後の「大神」での物語を知ることができる

【ナカツクニに起こった異変】
平和になったナカツクニを去るアマテラス。その数カ月後、ナカツクニに再び怪しげな妖気が満ちてくる……

■ 神木村の異変

 チビテラスとイッスンは、ナカツクニに起こった異変を知るために、神木村にいる木精サクヤを訪ねる。しかし、神木村にもすでにさまざまな異変が起こっていたのだった……。

前作にも登場した神木村の子供ムシカイが、彼の飼い犬であるハヤブサとともに石化している

 石化した村人を元に戻したチビテラスだが、今度は村の中に妖怪「緑天邪鬼」が出現した。緑天邪鬼にカカシを壊されたあげく襲われそうになっている「ムシカイ母」を助けてあげよう。

突然出現した緑天邪鬼によって、ハタケの番人カカシが壊されてしまった失われたものを蘇らせることができる筆しらべ「画龍」を使えば、カカシの形に線を引くだけで破壊されたカカシを元通りに直せる

■ スサノオの息子「クニヌシ」との出会い

 ナカツクニと神木村の異変をつきとめるべくチビテラスと行動していたイッスンは、天道太子としての役目があり、チビテラスの相棒として旅を続けることはできないらしい。チビテラスの相棒を探していると、1人の子供と出会うことになる。

「大神」でアマテラスとともにヤマタノオロチと戦ったのが、このスサノオだ。ナカツクニに満ちた妖気を感じ村の入り口を守っている相棒を探していたチビテラスを見て、何やら以前にも会ったことがあるような口ぶりのスサノオ。2人は初対面のはずだが……
泣いている少女の元に現われたクニヌシ。自らを大剣士スサノオの息子と名乗り少女を助けることを約束するが、妖怪と戦わなければならないと聞き強がりながらも及び腰に……
クニヌシは、チビテラスの顔を見て「変な隈取り」だと言う。どうやら、クニヌシにはチビテラスの本当の姿が見えているようだ。こうして、クニヌシがチビテラスの相棒になる

■ 神州平原に住む花火師のタマヤ

 神木村を出て神州平原にやってきたチビテラスとクニヌシの2人。神州平原のはずれにある小屋に行ってみると、花火師のタマヤが寝込んでしまっている。どうやら病気にかかってしまったようだ。タマヤの病気を治すため、薬師村に向かったチビテラスたちだったが……。

薬を作ってもらうためアカヒゲ先生の元を訪ねた2人だが、アカヒゲ先生の家は妖怪・黄天邪鬼に乗っ取られてしまったようだ。いち早く黄天邪鬼を退治して薬を作ってもらおう
けん玉のような武器を使う黄天邪鬼は、紐でつながれた髑髏を振り回して空を飛んでいる。どうやって叩き落とす?地面に落とすと、今度は髑髏をチビテラスたちに向かって飛ばしてくる。かわして反撃したいところだが……

■ 花火を楽しみに待つアヤメと不治の病

 アカヒゲ先生の家を乗っ取っていた黄天邪鬼を退治し薬を作ってもらったチビテラスたち。ところが、この薬を使ってタマヤの病気を治したいと告げるとアカヒゲ先生はいきなり不機嫌になる。どうやら、大事な薬草をタマヤが勝手に持ち出そうとしたことがあったらしい。

 アカヒゲ先生の剣幕にたじろぐ2人だったが、不治の病にかかっているアヤメが花火を楽しみにしていることを話し、なんとか薬を譲ってもらえることになった。

 無事に薬を入手した2人は、タマヤの元へ。薬を与えてタマヤの病気を治したものの、しばらく寝込んでいる間に花火の材料を妖怪に奪われてしまったらしい。花火の材料は、神州平原にあるようだ。


■ 水没してしまった「アガタの森」

 本来なら美しい自然の広がるアガタの森だが、チビテラスとクニヌシがやってきたときにはすでに異変が起こっており、見るも無残な姿に変わり果てていた。さっそく、アガタの森の住人たちに事情を聞いてみることに。

 水没したアガタの森を探索していると、釣りをしている子供と犬に出会う。この子供と犬は、「大神」にも登場していたコカリと梅太郎で、彼らはアガタの森を水没させた原因である妖怪・大ナマズを釣りあげようとしているようだ。

■ チビテラスとクニヌシが迷い込んだ「鬼火市場」

 次にチビテラスとクニヌシが迷い込んだのは、「鬼火市場」と呼ばれる場所。「鬼火市場」は、妖怪や鬼火が取り仕切っている、妖怪による妖怪のための市場のようだ。

「鬼火市場」の入り口。おどろおどろしい雰囲気に包まれている市場の中は妖怪だらけ。このまま市場に入るのは危険そうだが……
チビテラスとクニヌシは、「鬼火市場」に潜入するために、持っていた布に顔を書いて妖怪のふりをすることに顔を描いた布を頭に付けて「鬼火市場」に潜入「鬼火市場」の店番をしている鬼火の商人。ここで売られているのは、人間には無用のものばかりに思えるが、今後何かの役に立つのだろうか?

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(2010年 9月 30日)

[Reported by 中野信二]