社団法人コンピュータエンターテインメント協会（CESA）は、8月31日から開催されるゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2010」において発表される「CEDEC AWARDS 2010」の特別賞と著述賞を一足先に発表した。

　「CEDEC AWARDS 2010」は2008年から実施されている表彰制度で、ゲーム制作の技術的側面にスポットを当て、優れた技術、技術者を称えて贈られる賞。現在サイト上にはノミネーションリストがアップされており、プログラミング、開発環境部門、ビジュアル・アーツ部門、ゲームデザイン部門、サウンド部門、ネットワーク部門の5部門に関しては会期中に決定され、9月1日に受賞者が発表される。

　今回発表されたのは特別賞と著述賞の2部門。特別賞の受賞者は株式会社バンダイナムコゲームス、株式会社ナムコの名誉相談役である中村雅哉氏。受賞理由は「日本のゲーム業界における始祖のひとつであるナムコ社の創立、数々のヒットゲームを通じてゲームを楽しまれる方々の広がりをもたらされたこと、また、多くの優れた開発者の育成などにつき多大なる貢献をされた」としている。

　著述賞は、株式会社ボーンデジタルおよびマイクロソフト株式会社の川西裕幸氏に贈られた。受賞理由は「『Game Programming Gemsシリーズ』日本語版ほか多数の出版により、ゲーム業界のみならず日本のソフトウェア産業全体に多大なる貢献をもたらした」としている。

　なお、「CEDEC AWARDS 2010」発表授賞式は、エキスポパスを含むすべてのパスで参加可能となっている。