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Android/iOS向けRPG「空と大地のクロスノア」、6月下旬にスタート

Aimingが運営する、テンセント開発のハイクオリティRPG

6月下旬サービス予定



5月31日より事前登録開始

 Aimingは5月31日、Android/iOS向けRPG「空と大地のクロスノア」の発表会を行なった。本作は6月下旬配信予定で、サービス形態は基本プレイアイテム課金となる。5月31日より事前登録の受け付けを開始する。

Aiming代表取締役社長の椎葉忠志氏
ハイクオリティの3Dグラフィックスと、派手な演出が楽しめる
豪華声優の起用も有効なローカライズの一環だ

 「空と大地のクロスノア」は中国のテンセントの開発スタジオ・ティミスタジオ制作のオンラインRPG。人と神、そして竜族が住む世界「ハイドラ」を舞台に、突然人と竜を排除しようとする神に対し抗い、戦う物語が展開する。かわいらしいキャラクターがド派手なスキルを使う美麗なグラフィックスと、手軽でスピーディなプレイが楽しめる作品だ。

 Aiming代表取締役社長の椎葉忠志氏は「『空と大地のクロスノア』は中国、そしてモバイルでは世界一のメーカー・テンセントのエース開発スタジオティミスタジオの作品です。正直に言えば、テンセントは『空と大地のクロスノア』以上にクオリティや人気の高いタイトルもあります。しかしこのタイトルは日本のユーザーの嗜好やプレイする年齢層を考え、自分たちでもしっかりプレイした上で評価し、ローカライズを行なうことで一番日本で受けるタイトルだと判断しました」と語った。

 発表会ではゲームの具体的なシステムも説明された。「空と大地のクロスノア」は5人でパーティを組んで戦っていく。マップを選ぶとキャラクターは敵と戦いながら進んでいく。戦闘はオートであり、プレーヤーはここぞというときにスキルや「幻獣」を使用し、戦いを有利に進めていく。スキルを使うことで敵の大技を妨害したり、敵を気絶させて集中攻撃を加えたり、スキルを使う順番で効果が変わったりなど駆け引きの要素も大きいという。

 キャラクターは武器を“吸収”することで様々な方向性に育てられる。攻撃力に特化した育て方や、体力吸収など特殊能力を付与することもできる。キャラクターは職業が決まっているが、この吸収を使うことでより細かく方向性が設定できる。そして陣形による効果もあり、ポジションでバフ(支援効果)が変わっていく。キャラクターはすべてのキャラクターが育成可能であり、初期ではレアリティが低いキャラクターも高く成長ができる。レアリティが高くなると姿が豪華に変わる。プレーヤーによって様々なパーティ編制が可能だという。

 そしてオンライン要素だ。1対1の「PVP」、同盟でボスに挑む「同盟ボス」、数百人でのイベントバトル「レイドボス」、そして10対10の「チーム戦」といった様々なコンテンツが用意されている。特にチーム戦は20人のパーティがマップ上にある功績を奪い合うというリアルタイム性が高いバトルになっており、アクション性、戦略性が高い。また、同盟は30姪まで参加可能のギルドであり、ギルドの拠点はMMO空間になっており、PCオンラインゲームのようなリアルタイムチャットのコミュニケーションが可能だ。中国で人気のタイトルらしく、様々なシステムがきちんと盛り込まれている。

 日本でのサービスにあたり、各キャラクターにはアニメなどで活躍する知名度の高い声優を起用する。主役の5人のキャラクターは、櫻井孝宏さん、子安武人さん、悠木碧さん、石田彰さんといった声優が担当する。他の声優も豪華キャストが起用されている。さらにテーマ曲は「ファイナルファンタジー」シリーズのコンポーザーとして知られる植松伸夫氏が担当することが発表された。

 そして事前登録キャンペーンの紹介として、YouTuberのHikakinさんとの「コラボキャンペーン」が発表された。タイトルは「空から実況プロジェクト」。事前登録者数に応じて、Hikakinさんが“高いところ”でゲーム実況を行なうという。今回は「何人ならどこで」という具体的な発表は行なわれなかった。今後具体的な情報が明らかになるという。

 テンセントは中国のゲームショウ「チャイナジョイ」において、数少ないきちんと自社開発タイトルをユーザーにアピールするメーカーであり、その開発力、ゲームへの熱意は他の中国メーカーの追随を許さない。今後クオリティの高い中国のモバイルゲームが入ってこようとする中で、Aimingがテンセントと組んでゲームを展開していこうという流れは興味深い。ゲームの出来そのものにも大いに期待したい。

【「空と大地のクロスノア PV」PV第二弾】

【空と大地のクロスノア】
多彩なゲームシステム。特にキャラクター育成に力が入っている
オンライン要素も充実。リアルタイムの対戦コンテンツも
有名声優を多数起用。テーマ曲は植松氏
Hikakinさんの体当たり企画も

(勝田哲也)