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「ICARUS ONLINE」、「フェロー牧場」が登場決定!

初のオフイベ「飛翔祭」開催。衣装「ラビニマン(仮称)」実装も緊急決定

11月1日 開催

場所:e-sports SQUARE

 WeMade OnlineとNHN ハンゲームは、Windows用ファンタジーMMORPG「ICARUS ONLINE」のオフラインイベント「飛翔祭 ~Fly High ICARUS~」を11月1日に開催した。会場は秋葉原のe-sports SQUARE。

 「飛翔祭 ~Fly High ICARUS~」は、「ICARUS ONLINE」初となるオフラインイベント。会場では開発スタッフより最新アップデート情報が発表されたほか、来場者は新クラス「レンジャー」の先行体験も可能となっていた。イベントの進行は、WeMade Online「ICARUS ONLINE」広報プロデューサーの横山遼氏が務めた。

 本稿では、会場で発表された最新情報を中心にお伝えしていきたい。なお「レンジャー」の手触りについては先行体験レポートを掲載しているので、こちらもあわせて参照していただきたい。

WeMade Online「ICARUS ONLINE」広報プロデューサーの横山遼氏
横山氏と共に進行を務めたMCの永岡裕輝朗氏

レンジャー実装日決定! 「フェロー牧場」実装も発表

「ICARUS ONLINE」開発プロデューサーのソク・フン氏
企画チーム長のノ・ギュイル氏
グラフィックチーム長のチェ・ウォニョン氏

 最新情報のプレゼンテーションは、開発元の韓国WeMade Entertainmentより、「ICARUS ONLINE」開発プロデューサーのソク・フン氏、同企画チーム長のノ・ギュイル氏、同グラフィックチーム長のチェ・ウォニョン氏が登壇した。

 説明があったのは、アップデート「不死の砂漠」などのメインコンテンツと「フェロー」について。

 「不死の砂漠」は、レベル40から50帯が対象の砂漠の地域。混沌の魔軍にさらわれたラニア姫を助けるため、不死の砂漠の新しい勢力とともに反撃に出る、というストーリーが描かれる。地上用のレイドモンスターとして「サンドストーム」と呼ばれるモンスターが登場するほか、3つの伝説等級インスタンスダンジョンも実装される。アップデートは12月中旬。

 さらに「不死の砂漠」では特殊なPvEダンジョン「挑戦の塔(仮称)」が登場する。塔は40階建てで、各プレーヤーは階を上がることでポイントを得ていく。週・月単位でポイント集計され、クラス別にランキングが決定、ランクに応じた報酬が贈られる。なお塔は10階ごとにボスモンスターが出現し、階ごとにコンセプトがある。中には映画のパロディになった階も存在するという。

 また「不死の砂漠」に先立って、新クラス「レンジャー」が実装される。今回、実装日が11月26日と発表された。なお「レンジャー」の実装にともなって、活力システムが撤廃される。

 会場では、レベルキャップが55まで解放されるという、さらにその先のアップデート「エローラ聖域」の映像も公開された。実装日は未定。

「レンジャー」は「不死の砂漠」より1カ月先立って実装される。「不死の砂漠」のダンジョンは協力プレイが求められる設計になっているそうだ

ネコやフクロウなど、かわいいフェローが「不死の砂漠」にて登場する

 「フェロー」については、これまでとは違ったイメージの「フェロー」が様々に登場する。砂漠という状況にあわせたサソリ型のフェローから、フクロウ、ネコ型のフェローもいる。

 また様々なタイプのフェローとして、「フェローコスチューム」が登場。「フェローコスチューム」はフェローの見た目を変えるシステムで、例えば同種類のフェローでも、編み物で作られたようなぬいぐるみタイプ、黄金タイプ、クリスタルタイプ、そしてメカニックタイプのコスチュームが選択できるようになる。

 「不死の砂漠」では、英雄等級のフェローが40種類以上登場し、日本をイメージしたフェローも開発中となっている。

「フェロー」のイメージをガラリと変えるコスチューム。メカニック、ぬいぐるみとタイプに振り幅があるのが良い

 さらに会場では、「フェロー牧場」のイメージ映像も公開された。「フェロー牧場」は入手しているフェローを放牧できるシステムで、フェローを成長させられるほか、エサをやる、ブラッシングをするなどで好感度を上げ、好感度に応じてプレゼントがもらえる。映像はあくまで完成イメージを映像化したものだが、実装日は2016年初旬を予定しているという。

先日でのインタビューでも語られていた、日本運営チーム提案による「フェロー牧場」。提案から1カ月でイメージ映像&実装時期公開というスピード対応に、横山氏も驚いていたようだった

ユーザが自ら決めた! 新衣装「ラビニマン(仮称)」は奇抜な仕上がり

意見を元にイメージをリアルタイムで描くという、画期的な公開ブレストといった様子だった
運営側が「フェロー」を選択するのではと予想する中、ユーザーはイロモノ系の衣装という方向性を選択した

 会場では各種イベントも行なわれたが、中でも「その場で確約! 飛翔祭参加者が決める新アイテム」が面白かったので、こちらを取り上げたい。

 「その場で確約! 飛翔祭参加者が決める新アイテム」は、来場者から意見を募りながら「実装してほしいアイテム」を決めていくというコーナー。横山氏が司会を務めつつ、広報スタッフが意見を採り入れたラフ絵をリアルタイムで描き、それが会場のモニターに映し出されていく、という段取りになっていた。

 アイテム決めはアイテムのジャンルを絞り込むところからスタートし、フェロー、武器/装備、コスチューム、その他の4項目から「最も拍手が大きかったもの」が選択された。

 横山氏らスタッフ側は「フェロー」が選ばれると予想していたようだが、会場からリクエストが大きかったのは「コスチューム」。しかも「コスチューム」の中でも洋装、和装、ナース/スク水などのフェチ系のいずれでもなく、着ぐるみや戦隊モノといった「イロモノ系」をリクエストする意見が多数。

 「当初の予想とは違う方向に転がっている」と横山氏も困惑気味だったが、その後会場から直接意見を聞き、本作に登場するウサギのキャラクター「ラビニ族」の着ぐるみコスチュームが作られることとなった。

 最初はずんぐりとした着ぐるみだったが、その後「頭部分だけ大きくて、首から下は体のラインが出る全身タイツのような感じ」、「背中に大きいチャックとファスナーがほしい」、「色はブルー。カラーバリエーションがあるといいかも」、「手と足の部分は大きくしたらいいのでは」、「ネクタイがあると良さそう」、「マントがほしい」などといった意見によって、段々とイメージが固められていった(写真参照)。

【衣装イメージ変遷の様子】
最初はずんぐり型の着ぐるみが、コスプレ風になり、ヒーロー風になり……と変わっていった。上段右時点での不安感は最高潮だったが、手足を大きくしてから落ち着きを取り戻した

 「首から下は全身タイツのような感じ」あたりでは横山氏は「これ、本当に作りますからね?」と不安そうだったが、制作が進むに連れて「実は奇抜な衣装がほしいという意見は上がってきていた。実装には懐疑的だったが、良い機会かもしれない」と腹を括った。

 完成したコスチュームは、ラビニのコスプレをしたスーパーヒーローといった感じのもの。青色のカラーに赤い蝶ネクタイとマントが映え、およそファンタジー世界には似つかわしくない、実に奇妙な感じに仕上がった。

 横山氏がその場で韓国開発チームに「作りますか?」と確認すると、「もちろん!」と快諾。韓国チームはこの衣装を相当気に入ったようで、直後には「ラビニマン」と仮称を付け、さらに「休日返上で作ります」と意気込んでいた。実装日程は未定だが、近いうちに「ラビニマン」が登場する機会があると思う。ゲーム内ではどのように仕上がるかも含めて、実装が楽しみだ。ユーザーの意見をダイレクトに伝えられるし、イベントならではのライブ感も楽しめる面白さがあるので、こうした取り組みは今後もぜひ継続していっていただきたい。

【これが決定版「ラビニマン(仮称)」だ!】
青い体色、翻る赤いマント。開発チーム命名の仮称は「ラビニマン」。マントが実際に制作可能かは微妙なラインだというが、完成を楽しみに待ちたい
【その他イベントの様子】
フェローコスチュームの1つ、バイク型フェローを使用しての来場者参加型のレースアトラクション。通常の3.5倍のスピードでマップを疾走していた
着地寸前でフェローに騎乗できるかを競うアトラクション
「レンジャー」体験の様子
プレゼント大放出の抽選会では、G-Tuneの推奨ゲーミングノートPCと、EIZOモニターなどの豪華賞品が贈られた。当選した人は超ラッキーだ

(安田俊亮)