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真のトレジャーハンターへの覚醒! 「Rise of the Tomb Raider」
(2015/6/17 18:37)
米Microsoftは、北米で11月10日にXbox One/Xbox 360版アクション「Rise of the Tomb Raider」を発売する。本作はスクウェア・エニックスの作品だが、カプコンの「デッドライジング3」同様、発売はMicrosoftからとなる。
「Rise of the Tomb Raider」は前作「Tomb Raider」で、「サバイバー(生存者)」へ“覚醒”したララが、「トゥームレイダー(墓暴き/トレジャーハンター)」へ変わっていく課程が描かれるという。今回E3会場で、開発元のCrystal Dynamicsのクリエイティブディレクターのノア・ヒューズ氏による作品の解説が行なわれた。
大自然に立ち向かい、遺跡探索に喜びを見いだすララの“覚醒”が描かれる
今作の大きなテーマは「女性対大自然」。壮大で圧倒的な自然の力に女性がどう立ち向かうかが描かれる。これはエベレストを登頂した冒険家達がいかに自然に立ち向かい、成長を遂げたか、というところを参考にし、ゲームに取り入れているという。
今回彼女は、「シベリア」に向かう。彼女は“不老不死の伝説”を追っていく中で、その秘密がシベリアの湖に沈む都市にあることを突き止める。彼女は仲間達と湖の場所に向かうが、雪崩のため仲間と離され、装備も失ってしまう。彼女は雪と寒さに立ち向かい、探索を進めていく。
今作でも装備をアップデートしていくのだが、材料はより詳細になり、リアルになっている。原始的な弓を作るのに木と動物の皮を組み合わせ、さらに強化もポイントを決めて行っていく。矢も自分で作ることが可能となった。レア素材をゲットして活用することもあるという。
「毒矢」を作るためには毒キノコが必要だ。ララは周囲を探索しこれを入手する。毒矢は周囲に毒をまき散らす効果があり、敵を直接撃つよりも、地面に当てた方が大きな効果がある。今回は木に登るアクションも追加され、敵の不意を突く技のバリエーションが広がった。無線機を改造して爆弾に変え、音を出させおびき寄せてから爆発させるといった戦いも出来るのだ。巨大なクマと戦う場合、毒矢で動きを鈍らせ戦うといった方法も可能だ。
今作のフィールドは前作の3倍近くあり、サブクエストや探索要素が充実している。隠された遺跡やレリックも増えているという。成長もプレーヤーによって選ぶことができ、プレイスタイルも変化していく。野生動物の戦いなども見逃せない要素の1つだ。
前作は生き残ることに精一杯だったララだが、今作では遺跡の発見や探索にも力が入っている。“遺跡探索者”としてのララの魅力も強調されている。ララは文字列が書かれている石碑を見ることで古代文字の知識を活用し古代の文字が読めるようになる。エジプトのヒエログリフを理解する鍵となった「ロゼッタストーン」の様にヒントを元に大きな答えを見つけ出すのだ。
「Rise of the Tomb Raider」は、たっぷりのボリューム、強化されたアクション、そしてララの“本質”である、古代遺跡への興味と知識、そして遺跡を発掘したことで見せる喜びと感動の表情。ララ・クロフトという筋金入りのトレジャーハンターがその才能を開花させ、彼女本来の魅力を発揮する作品となりそうだ。