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「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」ステージでタイアップ情報など大公開
巧舟氏による実機デモで見所をアピール
(2015/4/25 19:46)
カプコンは「ニコニコ超会議2015」の同社ブースにおいて、ニンテンドー3DS用大法廷バトル「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」のステージイベント開催した。発売は7月9日を予定しており、価格は通常版が5,800円(税別)、限定版が7,300円(税別)。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。
ステージイベントでは、ディレクターの巧舟氏による実機デモが行なわれ、プレイの流れだけでなく、これまでのシリーズでは見られないカメラアングルなど「大逆転裁判」ならではの魅力も見ることができた。
「ジャンプフェスタ2015」のイベントでも巧氏は語っていたが、シャーロック・ホームズが好きで、いつかやりたいという願いから今回ついにゲーム化を実現させた。これまでのシリーズが現代劇であったのに対し、舞台を一気に100年ほどさかのぼらせ、一種独特の世界観を作り上げている。しかしそこは「逆転裁判」の世界観を踏襲し、これまでのファンにとっては違和感なくプレイできる。
新規要素としては、探偵パートではホームズと一緒に共同推理を行なう点が新しい。キレキレ過ぎるホームズの推理をどのように修正して真実と結びつけていくかを考える楽しさがある。そして法廷では「陪審員バトル」が新規要素となる。巧氏は「陪審員バトルは前からやりたかったので、今回真正面から取り組んでみた」ということでじっくり満足いくまで作り込まれているようだ。
今回のステージイベントでは「あまりやり過ぎるとネタバレになるので……」と断りながら、実機によるデモンストレーションが行なわれた。ゲームは陪審員が全員有罪を宣告するという全員的の状態からスタート。陪審員のそれぞれのコメントの矛盾を突きながらひとつずつ覆していく。これまでのシリーズが、証言と証拠の矛盾を突いていくスタイルだったが、「大逆転裁判」では人間同士の会話の矛盾を突いていくスタイルとなっている。巧氏によればこれもやりたかったことの1つなのだという。「逆転裁判」の独特で非常に心地よいテンポの会話を楽しみながら、メンバー間の会話のロジック的な矛盾をついて行くゲーム展開になりそうだ。
また実機デモではこれまでにない成歩堂龍ノ介の後ろからのカメラアングルや、龍ノ介が歩きながら考え、陪審員の証言を覆していくシーンなどこれまでより迫力あるカメラアングルや動きのある演出が新鮮さを与えている。さらには、1番はじめに龍ノ介が机をたたくときの音と、ゲームが進むにつれて自信を持って机をたたくシーンの音の違いなど、こだわりを持った演出に注目して欲しいという。
またイベント後半では声優陣を始め、コラボレーションなど一気に情報が公開された。中でもリアル脱出ゲームとのコラボイベント「倫敦大法廷殺人事件」は、ただの脱出ゲームではなくドラマ仕立てになっているようで、かなり楽しめるという。またもやピンチを迎えた成歩堂龍ノ介の無実を1時間以内に証明しなければならない。パズルと融合したゲーム性は巧氏がテストプレイを行い、ガッツリと監修していると言うことで期待だ。
ステージイベントのラストに巧氏は「やっと完成しました」と開発が終了したことを高らかに宣言し、「後は遊んでもらうだけ」と発売に向けて準備が整ったことを明らかにした。また小嶋氏は「発表すべき情報はまだまだあるのでお楽しみに」と語りイベントを終えた。