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新職業、新ID、新エリア! WIN「ブレイドアンドソウル」アップデート「天舞」を体験
NCJスタッフも驚くほどの高性能を誇る「邪術士」の実力とは
(2015/2/25 17:00)
エヌシージャパンは、Windows用MMORPG「ブレイドアンドソウル」において、大型アップデート「天舞」を3月1日に実施する。
今回のアップデートではメインストーリーが追加されるほか、新職業「邪術士」、新インスタンスダンジョン「復活の祭壇」、新エリア「霊石草原」、そして新機能「衣装タンス」といったコンテンツが実装される。
大型のアップデートは実に約9カ月年ぶりということで、今回その内容にはかなりの気合いがこめられている。今回、「天舞」の実装に先立ってこれらコンテンツに触れる機会を得たので、まずは「ブレイドアンドソウル」プレーヤーなら気になるところの新職業「邪術士」から順に、代表的なアップデート内容を紹介していきたい。
召喚、防御、高火力攻撃――攻防両面に長けた新職業「邪術士」
「ブレイドアンドソウル」のプロデューサーである合田真二氏が「これは本当に強いです!」と断言するほどの力を秘めた新職業、それが今回のアップデートにて実装される「邪術士」だ。遠距離タイプの職業でありながら近接攻撃に対する防備は固く、火力の高い攻撃も備え、さらにはパーティ戦でもすぐれた能力を発揮できる武功を持つなど、優秀さが際立つ職業となっている。今回は、その「邪術士」の強さを支える代表的な武功をいくつか体験できた。
まず、守りの面では「防弾符」という武功が秀逸。使用と同時にキャラクターの前方に透明の盾が1.5秒間発生し、前方からの攻撃を防ぐことができる(盾の出現時間は武功の強化により長くすることも可能)。再使用まで1秒しかない点も魅力だ。「邪術士」は敵を後方へと吹き飛ばす技も持っているため、「防弾符」と組み合わせて使用すれば、有利に戦える距離を維持しやすくなる。
攻撃面を支えるのが、“冥界の獣”を呼び出す「召喚」。この冥界の獣は「滅」や「破」という技を自動的に使うのだが、これが敵に当たるたびに10秒間、冥界の獣の攻撃力が3%増加。しかも、最大で10回まで効果が累積するため、冥界の獣は戦っているうちにどんどん強くなっていく。通常時の攻撃の要となりそうだ。
「降神」は、パーティメンバーの能力を上昇させることが可能な武功。使用と同時に自分以外のパーティメンバーの武功再使用時間が初期化されるうえ、内力が10回復、クリティカルダメージ+50%、移動速度+20%、これが20秒間継続という破格の性能を誇る。再使用時間が3分とやや長いが、それでも強力なことは間違いない。
そして、「邪術士」最大の火力を持つ武功が「暴魔霊」だ。「暴魔霊」は空中で龍を呼び出して敵を襲うという技で、単体での使用もそれなりに強いが、他の武功と組み合わせることで再使用時間の短縮や威力向上を図ることもできる。ここぞという場面で使っていくことになるのだろう。また、龍を呼び出すポーズやエフェクトなどの見た目も派手で格好いい。
新職業ということもあってか、「邪術士」は一部だけでも上記のような魅力的なポイントが見受けられる。早めに使いこなせるようにしておき、パーティの火力、またアシスト役として使用してみてはいかがだろうか。
強力な2体のボスが待ち受ける新インスタンスダンジョン「復活の祭壇」
天舞で実装された江流都からは、いくつかのインスタンスダンジョンへ直接入場が可能となっている。入場口にいるNPCからクエスト「復活の祭壇」を受ければ、ダンジョン内に入れるようになる。ちなみに、当インスタンスダンジョンは4人用と6人用が用意されている。
「復活の祭壇」の最奥部にたどり着くまでには、さまざまな敵が待ち受けている。途中には巨大雪男の「ワンソー」や「シュラカン」などの中ボスがゲートキーパーの役割として4体登場する。いずれもクセがあり、フィールドには「機関銃」が置かれていて実際に使用できるなど、ギミックも凝った仕組みだ。これらを撃破し、最後に待ち受ける2体のボス「邪魔皇后」と「刃鱗のサルミョーサ」を撃破すれば「復活の祭壇」のクリアとなる。
全体的に敵が強く、高難度といった感のある「復活の祭壇」だが、そのなかでもとくに強敵だと思えたのが「刃鱗のサルミョーサ」だ。このボスは「トーテム」と呼ばれるギミックから力を吸収しつつ戦う特性があり、吸収中の状態では非常に強い。これを攻略するには吸収している以外のトーテムを破壊し、能力を無効化する必要がある。破壊することでボスが吸収していたトーテムの効果が自分たちにも影響し、戦闘を優位に進められるようになる。
今回の取材では精鋭のFSからなるパーティで何度か「刃鱗のサルミョーサ」に挑戦したものの、いずれも制限時間内に倒すことができず、討伐はできなかった。「復活の祭壇」に挑む際には事前の作戦などもしっかり立てておいたほうがよさそうだ。
4つのフェーズを勝ち抜き報酬を獲得! 「霊石草原」
新たに登場するエリア「霊石草原」は「白青山脈」のなかにある戦場だ。ここでは武林盟と渾天教の戦い(PvP)がつねに行なわれており、その戦いのサイクルは一定時間ごとに区切られている。1サイクルは「準備」、「占領」、「採掘」という3つのフェーズに分かれて進行し、「採掘」終了時の状況次第では第4のフェーズ「決戦」に突入。最終的に、この「決戦」フェーズの結果に応じて報酬が獲得できる仕組みとなっている。
「占領」フェーズでは、一定時間内、味方勢力の「採掘団技術者」を護衛しつつ、敵対勢力の「採掘団技術者」を撃破する必要がある。また、「採掘」フェーズでは、こちらも一定時間、味方勢力の「採掘法機」を守り切らなくてはならない。いずれのフェーズも失敗すると「準備」フェーズからのやり直しとなる。
勢力問わず「採掘」フェーズが累計3回成功した時点で「決戦」フェーズが開始され、ここで両勢力に出現するネームドキャラクターを先に討伐した勢力が勝利。このとき自勢力に出現するネームドキャラクターの強さは、自勢力が「採掘」フェーズに成功した回数に比例する。
この「霊石草原」の戦いはつねに行なわれており、いつでも参加・離脱ができるのが特徴。1戦だけ参加するもよし、「決戦」終了まで参加するもよし、このあたりは自分の都合と相談して決められる。ちなみに、ここで獲得できる報酬からは、「とてもレアな材料」が獲得できるという。積極的に参加して、多くの報酬を手に入れておきたいところだ。
「衣装」関連の利便度が大幅アップ! 「衣装タンス」
魅力的な衣装が数多く用意されている「ブレイドアンドソウル」では、衣装と能力値に関連性がないため、自分の好きな衣装で冒険に出ることが可能だ。そのようなこともあり、調子に乗ってお気に入りの衣装を大量に集めた結果、着替えの段階で苦労する……といった経験のあるユーザーも少なくないだろう。そんな衣装マニアたちの悩みを一挙に解決するのが、今回のアップデートで実装される「衣装タンス」だ。
これまで衣装と言えば倉庫にて着替えを行なう必要があったが、「衣装タンス」実装後はいつでも専用のメニュー画面(=衣装タンス)を呼び出すことができ、任意の場所で着替えることができる。衣装はリスト化されているため簡単に着替えられるほか、持っていない衣装をクリックすれば試着することが可能。さらに、全種族ならびに男女いずれかで着た場合のグラフィックスを、左右回転+拡大機能付きで見られるのだから驚きだ。
また、リストは入手方法(入手場所)ごとに簡単にまとめられているため、自分が手に入れていない衣装をどのように入手するのか確認することもできる。特に衣装の人気が高いという「ブレイドアンドソウル」であるが、「衣装タンス」のシステムは実に画期的。今までの利便性を考えると、飛躍的な進化が見られるので、ぜひトライしていただきたい。
というわけで大型アップデート「天舞」についてざっと紹介してきたが、運営スタッフも「今回は気合いが入ってます!」と自信を持っていることを明かしてくれた。個人的には最後に紹介した「衣装タンス」の体験だけでもかなり幸せなひとときを過ごせたが、そこは人それぞれ。その真価については、ぜひ自身の目で確かめてほしい。