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【スマホアプリ今日の1本】重力を使ったドハマりパズル「Q」

一旦ハマるとリトライの山! フリーハンドで「ピタゴラ装置」を作り出す物理演算パズル

1月9日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:ステージアンロック課金制

画面やシステムは簡素だが、シンプルであるがゆえにハマるとなかなか抜け出せない

 線を描くと物体になり、重力を伴ってそのまま落ちていく。操作としてはそれだけなのに、悔しさと頭を撚る楽しさで何度もプレイしてしまうパズルゲームがリイカ開発のiOS/Android「Q」だ。

 「Q」は、ステージごとに設定されたコップ状の物体から「ボールを出す」、描いたものを指定のエリアに「触れさせる」など、実にシンプルな指示をクリアしていくというパズルゲーム。ゲーム画面は2Dで、上記のように描いたものがそのまま物質となって落ちていき、その力を使って課題をクリアしていく。

 本作は流行りの3マッチパズルのようにゲーム内のものを直接動かしていくのではなく、すべてを重力の作用だけで解決していくというのがミソで、線を描いて重しを作ったり台を作ったり、「こうしたらこうなる」という自分なりの考えを実践していくのが楽しい。同時に「あとちょっと動かせばクリアなのに……」という悔しさも何度も味わうことになり気づけば同じ面を何十回、何百回とドハマりしてしまう。

 ステージを進めていくと全く無理そうなものも頻出するのだが、大体が何度も挑戦するうちに段々とクリアできそうになってくるので、ここでもひたすらリトライを繰り返すことになる。シーソーのような仕組みを作ったり、坂を転がして大きめのボールをぶつけてみたり、フリーハンドによる「ピタゴラ装置」を自分なりに作り出していける。

 ちなみに個人的には「絶対に無理」と思うステージがいくつもあるのだが、ステージを解いた合計人数もゲーム内では表示でき、そんなステージでも解いている人は結構いることが確認できる。ちょっとした機能だが、プレーヤーとしての悔しさを感じさせるには十分で、これがプレイに対するモチベーションに繋がっているのも仕組みとして上手い。

 だがあえて苦言を呈すると、本作はプレイ画面の両側に広告が表示されるようになっており、広告表示がうるさいといえばうるさい。ただ内容自体は良くできているので、これはご愛嬌くらいに思っておくのが良さそうだ。

 なお本作は無料でプレイできるが、「Extra Package」を購入することでさらなるステージをプレイできる。パッケージは「Special」と「Secret」の2種類があって各100円だが、特定のアプリをダウンロードしたり友人に解除を依頼すれば無料で入手できるようになっている。特に「Special」には開発者自身も解けない問題もあるということで、ぜひ挑戦していただきたい。

【スクリーンショット】
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(安田俊亮)