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G-Tune:Garage 秋葉原本店、アニメ「シドニアの騎士」のOculus Riftコンテンツ展示
迫力の継衛発進シーンを体験できる
(2014/10/15 10:00)
秋葉原にあるマウスコンピューターのオフィシャルショップ「G-Tune : Garage 秋葉原店」において、ゲーム専用ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の常設展示に新規タイトル「アニメ『シドニアの騎士』継衛発進体験装置」を追加する。10月15日から11月15日まで期間限定展示となる。
「G-Tune : Garage 秋葉原店」では今年に入ってから「Oculus Rift」に注目し、常設展示コーナーを設置し、啓蒙を続けてきた。徐々にコンテンツも増え、お店に行けば様々なコンテンツを体験することができる。今回の出展タイトル「アニメ『シドニアの騎士』継衛発進体験装置」は、アニメ「シドニアの騎士」に登場するロボット「継衛(つぐもり)」の発進シーンを体験することができる。
掲載した写真はまだ調整されていなかったので、若干“輝度”などに相違があるが、迫力ある映像を体験することができた。まさにアニメの世界そのままで、Oculus Riftを装着すると、そこはコクピットそのもの。美しく描き込まれたコクピットに乗り込み、機体が若干沈み込むように動くことで、無重力空間に浮かんでいることを感じることができるなど細かなところまで体感できるこだわりよう。そこから一気に誘導路を駆け抜け、フッと宇宙空間に放り出される感覚はこれまではなかなか経験することができなかった迫力だ。
制作を担当したのは面白法人カヤックの原真人氏。フル3Dアニメの「シドニアの騎士」のTVアニメのコクピットのモデルデータをそのまま使用。つまりアニメそのものの世界が眼前に展開しているわけだ。周りを見回せば、コクピットを見回すことができるわけで、つまり、アニメの中にすっぽりと入り込んだというわけだ。
ただ、すべてのデータがアニメと同等のものではなく、誘導路を駆け抜けるシーンは独自のデータを使用しているなど、制作には様々な苦労があったという。制作には1カ月程度かかっており、TVアニメの演出やグラフィックスの質感、蒼い光を放つ誘導路のライトのエフェクトなどを綺麗に見せることなど様々なところでこだわりながら、仕上げられたという。
コクピットを原作そのままに見せること、高い再現度を目指し、コクピットの計器やパネルの2Dデータもアニメ制作側から提供してもらい、アニメの発進シーンのタイミングと同様のタイミングで変化するように同期が取られている。
14日に店舗が閉まってから特別に体験させていただいたが、いい大人が集まり、「凄い凄い、発進シーンそのままですよ!」と大興奮。「Oculus Rift」を装着するとレバーが見えるため、誰もが手を伸ばして操作しようとする。ついには店舗の奥からフライトシミュレーター用の操縦桿まで導入されさらに雰囲気を出そうとする始末。だが、それだけ夢中にさせるほどの再現度の高さ、没入感が体験できるというわけだ。残念ながら実際に操作して宇宙空間に飛び出すことはできないが、その世界はまさにすぐそこにまで迫っていると言える。
期間限定であるため、体験したい人はなるべく早く店舗に足を運んだ方がいいだろう。
©弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局