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西遊記アクション、北欧の神々が戦うRTSなど台湾XPECの多彩なラインナップ
日本ではMMORPG「MazeMyth」が好調、幅広いジャンルのタイトルを提供
(2014/9/21 02:01)
台湾XPECは毎年東京ゲームショウで試遊台を出展し、ユーザーに自社タイトルをアピールしている。コスプレのコンパニオンも用意し、人気を集めているブースの1つだ。
XPECは高い技術力を活かし、台湾では珍しい海外のコンシューマゲームのOEMを受けるメーカーとして知られ、その後自社のMMORPGを開発、近年では本格的な内容のブラウザRPGを開発していた。
今年のラインナップはスマホ・タブレット向けタイトルが中心だ。これまでのMMORPGは運営はパブリッシャーとの協力が必要だったが、スマホ向けゲームならば直接運営することもできる。毎年出展しているメーカーだからこそ、企業戦略の変化がわかり、興味深い。来年はまたどのようなタイトルを出展してくるかも期待したいメーカーだ。
「西遊伏魔殿」
「西遊伏魔殿」は今後iOS/Android向けでサービス予定のアクションRPG。キャラクターを敵に近づけるだけで自動で攻撃し、さらにスワイプすることで多彩な攻撃を繰り出す。「西遊記」がモチーフとなっており、如意棒による爽快なアクションが楽しめる。また「紫霞の天女」という女性キャラクターを使うことも可能だ。
「武魂」という要素で、牛魔王や鉄扇公主など西遊記の妖怪達を呼び出すことができ、ど派手な技をつかえる。武器やキャラクター武魂を強化してよりド派手で爽快な技を使うこともできる。中国でのサービスを皮切りに、日本語版でも展開予定だという。
「MazeMyth」
「MazeMyth(メイズミス)」は日本でライオンズフィルムが9月1日より基本プレ一無料のアイテム課金でサービスを開始したMMORPG。オーソドックスなプレイスタイル、かわいらしいキャラクター、キャラクターを放置しておくと周囲の敵と戦い始める自動システムなど、XPECのノウハウを活かした作品になっている。
ニコニコアプリからもプレイでき、手軽さがユーザーから評価されサーバーがいっぱいになりキャラクター作成規制がかかるほどの人気を獲得しているという。ネコ耳カチューシャや、ネコのペットなどネコ関連のコンテンツが多く、コミュニティではネコ動画が張られるなど、ネコとの親和性が高い。運営側も今後この傾向を強化していきたいとのことだ。
「Rage of Odin」
「Rage of Odin」は北欧神話をテーマにしたリアルタイムストラテジーで、いくつもの部隊を操作し敵と戦っていく。タワーディフェンスの様なシンプルなものではなく、あえてダイナミックに部隊を動かせる奥深いゲーム性を目指しているという。
ストーリー性も前面に出し、「光と闇の戦い」を描き、プレーヤーはどちらかの属性に所属することでストーリーが分岐していく。味方になる神々も属性があるので、自分との相性を考えていくことでより強力な力を発揮できるようになるという。年末から来年の初めにサービス予定で、まず欧米にiOS/Android向けでサービスをしていく予定だ。