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Xbox One専用アクション「Ryse: Son of Rome」、会場では日本語版がプレイ可能!

城壁が崩壊していく圧倒的な戦場と、やり込むほどに楽しい戦闘システム

 日本マイクロソフトが、東京・ベルサール秋葉原で6月21日、22日に開催している「Xbox One大感謝祭」。このイベントでは9月4日に発売される新ハードXbox Oneの様々なゲームを発売に先がけて触ることができた。

 本稿では初の日本語版プレイアブルバージョンが出展されたXbox One専用アクションアドベンチャー「Ryse: Son of Rome」を取り上げたい。本作は本体と同時の9月4日発売で、価格は6,900円(税抜)。CEROレーティングはZ(18才以上のみ対象)。ローマ帝国後期を舞台として、Xbox Oneだからこそ表現できる圧倒的な戦いが描かれる。試遊台での感触をレポートしたい。

剣を振るい、盾で殴って敵をたたきのめせ! “魅せる”戦いを目指せる戦闘

人気が高く、70分以上のプレイ待ちの列ができた
大多数の敵と味方がぶつかり合う圧倒的な戦場
蛮族の侵攻を受けているまっただ中からゲームは始まる
戦士の戦いは大迫力だ

 「Ryse: Son of Rome」の最大の魅力は圧倒的なグラフィックスによる、戦場の描写だ。目の前では数百人の軍勢が実際にぶつかり合っており、さらに巨大な投石機でローマの城壁はどんどん崩壊し、爆炎と煙を上げていく。その戦いの描写は、新しいハードの“凄さ”を実感できる。会場でも1番人気が高く、70分待ちの列ができていた。試遊台は会場奥のZ指定のコーナーにある。会場を訪れる18歳以上の人は、ぜひ本作をその目で見て、実際に体験して欲しい。

 出展されたのは製品版と同じ日本語吹き替え版となっていた。「Ryse: Son of Rome」は蛮族からの侵攻にさらされ、力を失っていくローマが舞台となる。プレーヤーキャラクターはローマ軍の若き軍団長マリウス。今回はゲームの最初からプレイできたが、この最初の時点でローマは蛮族からの侵攻で大混乱に陥っている。プレーヤーはまず、襲いかかってくる蛮族と戦いながら操作を覚えていく。

 本作の戦闘システムは独特で、敵を闇雲に攻撃するのではなく、“処刑”アクションを決めることで、より有利に、華麗に戦える。Xボタンの通常攻撃や、Yボタンの盾の攻撃などで敵の姿勢を崩すと敵の頭上にドクロマークが浮かぶ。この時に右トリガーを引くと処刑アクションが可能となり、敵の身体が青く光った場合はXを、黄色く光った場合はYを押すことで非常に派手な処刑アクションが展開する。敵ののど元に剣を突き通したり、腕を切り落としたり、城壁から突き落としたりとアクションは派手だ。

 処刑アクションは慣れると的確に決めることができるようになる上、コツもつかんでくる。複数の敵に処刑アクションを決めたり、数人の敵と華麗に渡り合うなど、独特のリズムで戦える。Aボタンのカウンター攻撃や、Bボタンでの緊急回避も活用し、敵にドクロマークを出し、指示に合わせてYとXでしとめていくという感じだ。筆者はプレイする前、本作を指示通りにボタンを押さないと失敗を繰り返してしまうようなQTE(クイック タイム イベント)のゲームかと思っていたが、実際は大きく違う。「いかに華麗に容赦なく敵を倒せるか」を、敵の姿勢を崩したり、繋げていく技で工夫していくゲームだ。

 感覚的には「バットマン アーカム」シリーズが近いと感じた。1人1人と正面から戦うこともできるが、うまく戦うには全体を見て、タイミングと押すボタンを工夫することでより華麗に戦うことができる。“魅せる戦い”を追求できる作品と感じた。さらに味方兵に指示を出すパートがあったり、大型の弓(スコルピウス)を操作し、蛮族の進軍を止めるといったアクションもあり、様々なゲーム性も盛り込まれている。

 日本では「Ryse: Son of Rome」のパッケージ版の正式名称は「Ryse: Son of Rome レジェンダリ― エディション」となる。シーズンパスが同梱され、」オンライン協力プレイで使用できるマップなど、先行して販売した北米版では製品販売後に有料で配信された4つのDLCパックが最初から入っている。会場での製品担当者も、この“全部入り”の豪華さはぜひプッシュしたい部分だと語った。Xbox One独占タイトルとして、注目したいタイトルだ。

【Ryse: Son of Rome】
Xbox Oneだからこそできるローマの戦いの表現。本体同時発売タイトルの中でも最も注目されるタイトルだろう
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(勝田哲也)