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「艦これ」春イベントに挑戦! -限定海域レポートその2-
駆逐艦達も大活躍! 最高難度のイベント最深部を実践レポート
(2014/5/6 10:00)
ブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」にて、春イベント「索敵機、発艦始め!」が開催されている。期間は5月9日11時のメンテナンス開始前までと発表された。
前回のレポートでは、アップデート内容の解説と、イベント期間限定海域の第2海域までをご紹介した。今回はそれに続き、第3海域から第5海域までの全イベント海域をレポートする。今回は海域ゲージの回復がないためじっくり時間をかけて進められるが、海域の難易度としては過去最高と言っていい。残り少ない期間で突破を目指している提督の参考になれば幸いだ。
港湾基地タイプのボスが登場! 第3海域「強襲!ポートワイン破壊作戦」
第3海域「強襲!ポートワイン破壊作戦」は、これまでの海域と同様に、ボスを発見するには高い索敵能力が求められる。加えて敵もさらに強力になるので、艦娘のレベルと装備、それに練られた艦隊の構成も必要になる。
まずルートについては、進入直後の分岐は艦隊に正規空母(装甲空母を含む)が2隻以上含まれていれば必ず南東に進む。1隻以下ではランダムになる上、南西ルートは潜水艦多め・戦艦多め・夜戦という対処しづらい3連戦になる。正規空母2隻を入れてルートを南東に固定した方が難易度は低くなる。
南東ルートでは、1戦目が鬼門になる。敵艦隊は潜水艦2隻が含まれるのだが、陣形が単縦陣のため、開幕雷撃の威力が非常に高い。高レベル艦でも開幕雷撃だけで中破・大破が出て撤退を余儀なくされるパターンが多い。対処法は、参加する艦娘を戦意高揚状態(キラキラ)にする、高速艦で統一する、という程度だろうか。いずれも決定的な対処ではないので、避けるのを祈るしかない。
ただその後はなるべく対処してリスクを下げたい。潜水艦は撃破しなくとも中破させれば雷撃戦に参加できなくなるので、対潜攻撃ができる艦を1隻入れて単横陣で挑めば安定度が増す。「大井改二」や「北上改二」などの雷巡なら、開幕雷撃しつつ潜水艦にもある程度は対処できるのでバランスがいい。あるいは航空戦艦に水上爆撃機を搭載するのもいいだろう(航空戦艦は潜水艦に攻撃し、砲撃戦に参加しなくなるので注意)。
その後は2戦目に空母、3戦目に戦艦のflagshipが複数登場する。ここは地力での戦いとなるが、空母2隻で制空権を確保できていれば、偵察機を搭載した戦艦や巡洋艦が弾着修正射撃を行なえる。戦いを有利に進められるので、なるべく偵察機を積んでおきたい。
4戦目に登場するボスは、港湾基地「港湾棲姫」という特殊タイプ。耐久値380という圧倒的な数値を誇る。艦ではなく基地なので水上におらず、雷撃のターゲットにならないという特徴がある。
「港湾棲姫」は、昨年11月のイベントに登場した「飛行場姫」と同じく、「三式弾」による砲撃に弱い。「三式弾」は対空用の装備だが、「港湾棲姫」に限って大ダメージを与えられるので、戦艦や重巡は可能な限り装備しておきたい。
またボス戦では、「港湾棲姫」と取り巻きの護衛要塞が航空戦力を持っており、開幕の航空戦はかなり強力。ただ筆者の艦隊では、こちらの空母に「烈風改」と「烈風」を計5枠積むと航空優勢を取れた。そうなれば弾着修正射撃が可能になるため、ボスの撃破はぐっと楽になる。
以上の内容を踏まえて艦隊の構成は、雷巡1と空母2、残りは戦艦か重巡を選ぶのがベター。戦艦と重巡には、主砲2門と偵察機と「三式弾」を装備させる。強力な戦闘機が足りず空母2隻で航空優勢が取れない場合は、3隻にしてもいい。雷巡は「三式弾」を装備できないが、雷撃がボス以外の艦の掃除に使えたり、強力な夜戦他の敵を片づける役を担えるので、旗艦にしておくと運用しやすい。
攻略褒賞は、駆逐艦「天津風」。新型高温高圧缶のテストベッドを務めたという経歴から、強化型艦本式缶を装備している。そのためか、陽炎型ながら初期状態で装備が3スロットあるのが特徴。このほか勲章が2個もらえるので、第1海域から合わせて計4つになり、「改装設計図」と交換できる数が揃う。
駆逐艦で潜水艦を掃蕩せよ! 第4海域「前路対潜掃蕩戦」
第4海域「前路対潜掃蕩戦」からは第2作戦とされ、これまでより高難度の海域として設定されている。どんな強力な敵艦が出るのか……と思いきや、敵艦隊は潜水艦がメインで、難しいと言うよりは特殊な編成が求められる海域になっている。
この海域については、あえてボス艦隊から見ていきたい。撃破目標となるボスは、新型の「潜水ソ級」(敵艦はいろは歌の順で名前が付けられており、「ソ級」は一般タイプの敵艦としては最新の18番目に当たる)。ただ今回登場するのは「潜水ソ級elite」となっており、ステータス的には「潜水ヨ級flagship」と同格程度。ソナーと爆雷を装備した軽巡や駆逐艦なら1発で撃破することも可能だ。
ボス艦隊は「潜水ソ級elite」の他も全て潜水艦で計5隻となる。これを安定して撃破するには、対潜装備を整えた軽巡や駆逐艦を揃えたい。逆に言えば、それさえできればボス艦隊の撃破は容易だ。この点を踏まえて作戦を考える。
マップはいくつもの分岐と行き止まりがある。ボスに到達することを最優先にすべきなので、ボスへのルートを固定しておきたいところ。結論から言うと、駆逐艦5隻以上、または軽巡1隻と駆逐艦4隻の組み合わせの艦隊ではルートが固定される。そうなると艦隊の残り1枠は、ボス戦で昼戦砲撃2周目に入るための戦艦で決まりになる。戦艦1隻、軽巡1隻、駆逐艦4隻という編成がこの海域では圧倒的に有利だ。
途中の敵艦隊は、ボス戦までに2戦となる。1戦目は潜水艦のみの艦隊なので、単横陣を選べば苦もなく突破できる。問題は2戦目で、敵艦隊旗艦は新型の「空母ヲ級改flagship」が登場する。艦隊に空母が入れづらいため、敵に制空権を取られるのはやむを得ない。さらに敵艦隊の「戦艦タ級flagship」と「重巡リ級flagship」は偵察機を装備しているため、敵から連続砲撃を受けることがある。
対処法としては、敵の航空戦力を警戒して対空砲や対空電探で対空力を上げる、回避を重視して「強化型艦本式缶」などを装備する、応急修理(ダメコン)でごり押し突破する、といった手がある。筆者は駆逐艦に「10cm連装高角砲」、戦艦と軽巡に「14号対空電探」を持たせて対空重視にした。
あとはやはり艦娘のレベルを上げる、戦意高揚状態にするということになる。筆者はレベル60台の駆逐艦を中心に進行し、戦意高揚状態にはしていなかったが、それほど突破には苦労しなかった。編成的に補給や修理のコストが低く済むので、時間さえかければクリアはそう難しくないという印象だ。
ちなみにこのマップに関しては、艦隊に索敵機がなくてもボスは見つけられる。高レベルで索敵値が高い艦を入れ、戦艦に電探を入れるなどして索敵値を上げておけば問題ない。艦隊に存在しない索敵機がマップ上で飛ぶのは不思議だが……。
攻略褒賞は、回避+13と高性能な「新型高温高圧缶」、「明石」に持たせることで修理枠が増える「艦艇修理施設」、「応急修理女神」、「勲章」1つ。