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「ウイニングポスト8」完成発表会開催。福永祐一騎手がゲームの魅力を語る

3月27日 発売予定

価格:
Windows版
10,290円(パッケージ版)
8,900円(ダウンロード版)
13,440円(20周年記念プレミアムBOX)
PS3版
8,190円(パッケージ版)
7,100円(ダウンロード版)
11,340円(20周年記念プレミアムBOX)
PS Vita版
7,140円(パッケージ版)
6,300円(ダウンロード版)
10,290円(20周年記念プレミアムBOX)
CEROレーティング:A(全年齢対象)

鯉沼久史取締役副社長兼ソフトウェア事業部長
「ウイニングポスト8」の山口英久プロデュー

 コーエーテクモゲームスは、競馬シミュレーションゲーム「ウイニングポスト8」を3月27日に発売するのを記念し、完成発表会開催を開催した。

 発表会に出席した鯉沼久史取締役副社長兼ソフトウェア事業部長は、「『ウイニングポスト』シリーズは21年目を迎えました。襟川(社長)に当時のことを聞いてみたところ、馬主という経験を活かして起ち上げたということで、シミュレーションゲームのコーエーと馬主の経験があって、しっかりとゲームを作ってきたことがユーザーの皆さんに指示されたのだと思います」と挨拶。

 山口英久プロデューサーは今作のポイントについて挙げていった。1つは牧場のカスタマイズについてで、初めて3Dで牧場が描かれている。今作では牧場を拡張していくのではなく、限られた場所にプレーヤーが施設を設置していく。生産力強化など、プレーヤーが戦略的にコツコツと牧場を作っていくことができる。山口氏は「個人的なオススメとしては、牧場には必要ない風車や噴水。見た目のお遊びを楽しんで欲しい」と解説。馬のモーションなども見直され、馬を見ているだけでも楽しめるよう気を配ったという。

 今回のテーマの1つがブラッドスポーツとしての競馬が挙げられるのだが、馬だけでなく、人間側の血のつながりやそのドラマも描かれる。「ウイニングポスト8」では結婚して子供ができ、さらには引退し、子供に引き継がれ……といった家族の歴史が紡がれていく。これにより、「家族全員で愛馬を優勝させる」といった展開も可能となる。また、プレーヤーや子孫、騎手や調教師などと相性がよい「縁の馬」というシステムも導入されている。ジョッキーであれば「縁の馬」に乗るとその力を引き出せるといった、攻略要素も用意されている。

 そして競馬ファンややりこみ派には重要な要素となる、種牡馬だけでなく繁殖牝馬の血統(牝系)も継承されるようになる。牝系の馬がレースなどで活躍すると牝系特性にその特性が付与されていく。実際の馬の血統も収録されているが、自分だけの牝系「マイ牝系」も作り上げることができる。10年〜100年もプレイしていけば自分だけの牝系も作り上げることができる。

 もちろんレースシーンにも力が注がれている。山口氏は「空気感まで見直してよりパワーアップしている」と自信たっぷりに語った。同作は1982年からゲームがスタートするが、スタート当時はレースシーンはセピア調で描かれ実況もラジオ風となっている。時代が進んで1990年代はアナログ放送風に、そして現代の実況は、デジタル放送の美しい映像を再現しているという。また、馬の動きについては競馬関係者から伝授されたということで、よりいっそうリアルに仕上げられている。

今作のテーマの1つ「受け継がれる血統のロマン」
そして初めて牧場が3Dで描かれ、自分だけの牧場を戦略的に作り上げることができる
馬だけでなく、人と馬の織りなすドラマも今作の重要な要素。結婚し子供ができ、家族が代替わりしていく中で馬と共にトップを目指す

「縁の馬」のシステムにより、「縁の馬」だと実力を引き出すことができるなど、ゲームの攻略要素としても重要なシステムとなっている
これまでは種牡馬だけだったが、今作から牝系の構築も行なうことができる
1から牝系の構築を行なうことも可能

レースシーンはやはり重要ということで、リアルに再現。時代によってグラフィックスも変化する
秘書のコスチュームが、コーエーテクモゲームスの他のタイトルとコラボしている。ダウンロードコンテンツとして配信される

【スクリーンショット】
牧場のシーン

強化された競馬のレースのシーン

今作では重要な要素となる家系図
牝系を構築することもできるようになった
実際の騎手や競争馬も登場する

イベントシーン。福永騎手もゲームのイベントシーンに登場する

福永祐一騎手、谷桃子さんを交えたトークショーも行なわれた

 ここで、福永祐一騎手と、競馬番組への出演もしているタレントの谷桃子さんを招いてのトークショーとなった。

 「ウイニングポスト」シリーズをすべてプレイしているという福永騎手は、「ウイニングポスト8」について「少しプレイしましたが、大幅に変わっていますね?」と山口プロデューサーに聞くと「騎手の方に全作やってもらっているとはうれしい。今回はナンバリングタイトルということで新要素や膨大なデータ量で勝負している」と気合いが入っていることを明らかにした。馬が好きで競馬を勉強中の谷さんは「演出が綺麗。自分だけの牧場を作ることができるし、自分が命名した馬名をアナウンサーが呼んでくれるのがたまらなくうれしい」と、ライト層にもアピールできる要素が満載であるとコメント。

 福永騎手は競馬の魅力について「人と馬が織りなすドラマがあるから多くの人に支持されている」と語り、「ウイニングポスト8」においてドラマが強化されていることについて現実に即しておりリアルだとコメント。子供ができて騎手や調教師となるといったゲームの中での展開は「実際にある話」と福永騎手は語ったが、23日に娘が生まれたことについて「騎手にはさせたくない。なりたいと言われたら反対する」と語り会場の笑いを誘った。

 家族に限らず、今作では「縁の馬」というシステムなどで取り込まれている人と馬の関係も、同じように現実に即した話だという。お父さんの馬に乗っていたから「その子供の馬にも騎乗して欲しい」といった依頼がよくあるということで、脈々と受け継がれるドラマが紡がれていくようだ。

 こういった福永騎手の話を聞いた山口プロデューサーは「個人的にはエピファネイアが好きで、菊花賞で優勝したのが本当にうれしくて、こういったドラマがやりたかったんだと確信した」と語り、競馬の持つドラマチックな部分をゲームで忠実に再現していることに、福永騎手から賛同を得たことに感動していた。

 自分がゲームに登場していることについて福永騎手は「ゲーマーの人であればわかると思いますが、自分がゲームに出るのはうれしい以外ない。でも、自分が出るということは、自分の名前でプレイできないので、仕方なく親父(福永洋一氏)の名前でプレイしています」と意外な苦労を披露。谷桃子さんもGREEなどでサービスが行なわれている「100万人のWinning Post」で勝負服のデザインやアイテムのアイディアを出していることがあって、やはりゲームに関わることができるのは楽しいという。

 そして、発表会会場では、「ウイニングポスト8」を使い、3月29日にアラブ首長国連邦のドバイで開催される「ドバイデューティーフリー」をシミュレートするイベントが開催された。ゆっくりとしたレース展開から最後の直線で福永騎手が騎乗するジャスタウェイが抜けだし、勝利を飾った。山口プロデューサーによれば「調子は絶好調にしているが、データはいじっていない」という。福永騎手は「自分も(レースは)そんな速くならないと思う。中盤でレースを進め、直線で抜けたい。このシミュレーションの通りになって欲しいですね」とレースに向け気を引き締めた。

 「ウイニングポスト」シリーズのファンに向けてコメントを求められた福永騎手は、「『ウイニングポスト8』になりバージョンアップしている。すごく良いバランスだと思う。競馬を知らない人もすっと入れるし、好きな人にとってはやりこみ要素もある。競馬の魅力が詰まっている」と太鼓判を押した。谷さんも「人と馬の繋がりが描かれており、裏側を知らない人でもわかるようになっている」と強化されたドラマ部分についてアピールした。

 最後に山口プロデューサーは「久しぶりのナンバリングタイトルで、開発スタッフも全力で取り組みました。競馬関係者の方にもいろいろなアドバイス、協力をいただいた。最強馬を作る競馬の魅力、その裏にあるドラマ性も魅力の1つとしてパワーアップしています。競馬をしない人も楽しんでもらえるゲーム進行になっています。競馬が少しでも盛り上がって欲しいので、よろしくお願いします」と語り、締めくくった。

今週末は「ドバイデューティーフリー」で騎乗する福永祐一騎手
昨日お嬢さんが生まれたということで、コーエーテクモゲームスから花束が贈られた
競馬番組にも出演するタレントの谷桃子さん

「ウイニングポスト8」に登場する福永騎手
ゲーム内イベントに実際に登場する
実際の現役馬も登場する
親の馬に騎乗したことがあることが縁となり「子供の馬にも乗ってみたいですね」という福永騎手
「ドバイデューティーフリー」をシミュレートした結果、鼻差程度で勝利するという予測に!

ソフトの発売に合わせ、コラボイベントも開催される
「100万人のWinning Post」も3月28日に、今年の競馬番組に対応し大幅バージョンアップする
スマートフォンの「Gallop Racer」が、WIN5レースに対応する

(船津稔)