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「FFXIV: 新生エオルゼア」パッチ2.15バージョンアップを実施

バランス調整が中心。ハウス用エーテライトや「ギブアップ投票システム」など新要素も

1月21日実装

 スクウェア・エニックスは1月21日、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」において最新アップデート「パッチ2.15」を実装した。ダウンロードサイズは約25MB(Windows版)。

PvPコンテンツ「ウルヴズジェイル」は大幅なバランス調整が行なわれている
自宅にエーテライトが置ける! ハウスオーナーの特権である
クリタワ最後のボスに4つ目の宝箱が出現するように。24人でロット勝負はなかなか勝てなさそうだ
次元刃の欠片で作れる調度品「次元刃の凱旋門」
新設された「ギブアップ投票」。4人中3人、8人中5人の投票でギブアップできる

 「パッチ2.15」は、2013年12月17日に実装された「パッチ2.1 覚醒せし者たち」にて発生したバランスの変化や不具合などの修正を目的としたアップデート。「パッチ2.1」実装翌週に導入されたHotfixの大型版といった印象で、公式フォーラムでユーザーから報告、あるいは運営側より告知されていた項目の多くが盛り込まれている。

 大きなものとしては、プロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏自身がフォーラムに投稿していたウルヴズジェイルの調整が挙げられる。公平であるべきのPvPにおいて特定の条件下で勝ちやすい状況が生まれており、それを是正するためのバランス調整が行なわれている。

 一例を挙げると、タンク1、ヒーラー1、DPS2という基本編成を、ウルヴズジェイルにおいては崩し、タンク1、ヒーラー1、近接DPS1、遠隔DPS1としたり、PvPにおいて現状頭ひとつ飛び抜けた強さを誇る召喚士に対してはアクション効果の弱体が行なわれるなど、キッチリバランスを取るという強い意志が感じられる。意外なところでは、ウルヴズジェイルにおける一部エモートはハラスメント行為ということで、エモートのログ表示がなくなっている。

 そのほかのパッチ2.1コンテンツでは、蛮族デイリークエストやクリスタルタワー、ハウジングなどについて、不具合の修正を含む、細かい調整が行なわれている。なお、メインストーリーで挑戦することになる討滅戦「善王モグル・モグXII世討滅戦」については、難易度が高すぎると判断されたためか、難易度が引き下げられている。

 ハウジングオーナーにちょっと嬉しい要素としては、ガーデンに「プライベートエーテライト」の設置が可能となる。軍票14470で交換できる調度品で、お気に入り登録と同等の価格で、ハウスへのテレポが可能となる。

 また、クリスタルタワー最後のボスを撃破後に、稀に4つ目の宝箱が出現するようになる。中身は素材アイテム「次元刃の欠片」で、ガーデンに配置できる調度品「次元刃の凱旋門」の素材となっている。

 システム関連では、ペナルティなしで全員が退出できる「ギブアップ投票」機能のほか、「コンテンツルーレット:ローレベル」における意図的な低レベルマッチングを辞め、より幅広いレベル帯のダンジョンマッチングされるようになっている。

 そのほか、不具合の修正を含め、多くの要素が調整されている。細かい内容は直接パッチノートを確認いただきたい。

(中村聖司)